古代出雲の遺産【カンナビ】 大船山 2010.12.10
古代出雲には「神名火(カンナビ)」と冠せられた山が4座あった。
もちろん現代にも残っている。
松江市の朝日山、茶臼山、斐川町の仏経山、そして旧平田市の大船山だ。
さあ、はりきっていってみよう!古代出雲の遺産【カンナビ】シリーズ勝手に開幕!!
☆その1☆
大船山【楯縫(たてぬい)郡・神名樋山】
[googlemap lat=”35.481849980877584″ lng=”132.85380363464355″ width=”300px” height=”150px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]35.48185,132.853804[/googlemap]
県道小伊津線を北に進むと、やがて交わる北部広域農道。
そこを右折し松江方面に進むと道路南側に道標が立っているのを発見。
そこから道標に従い砂利道をあがっていくと左手に竹やぶが見える。
ここが大船山の登山口だ。
竹やぶにはあまりいい思い出はないのよね、と進んでいくと、案外あっさりと竹やぶは終った。一安心。
雑木林の広がる気持ちのいい山容だ。
今日は特に急ぐ理由もないので、のんびりと歩く。
しばらく歩いていると、なんだか自分のいるところが里山ではないような感覚がある。
ここはまるで、人里はなれた山深い森のようだ。
出雲北山にはどこか荒々しい雰囲気があるが、ここにはそういうものがまるでない。
なんだかやわらかいのだ。やわらかい。そう、やわらかいのだ。
遠く大山まで見渡せるビュースポットがあった。
なかなか眺めもいいじゃないの。
でもなんでこんないい山があまり知られていないのだろう?
山頂手前にはいくつかの分岐ルートをにおわせる三方界のような広場がある。
そこをすぎてしばらくいくと大船山山頂だ。
わかった気がする、なんでこの山あまり知られてないのか。
たぶん展望がないからだ。
折角頂上に立っても展望がないから知られてないのだ。
なんだかとても残念である。
冬枯れた森。
しばらくぼけっと突っ立って、空と木々を眺めてみた。
天気もいいから、急く気持ちもないからか、だらしないほどぽかんと口が開く。
深呼吸した。
ああ、この山好きだわ。
道が続いているようなので、北に進んでみた。
なんだかどこまでも行ける感じ。
今回は準備不足だったので、しっかり装備してまた調査しに来なきゃ。
まだまだ楽しめそうな大船山であった。
☆参加者☆
ロト(ここはいい!)
2010 年 12 月 25 日