ツアー&イベント レポート


春トレ3連登! 第1弾:歴史探勝の本陣山

ぼんのカレーは別腹です


3月。 暖かくなってきたけん、そろそろ雪のない山にも足を運んでみょう!

というわけで、鳥取市近郊の低山を3山ほど歩いてきました。



 


1座目は、自宅から最も近い本陣山(帝釈山)。

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それほど目立つ山ではないですが、歴史的に重要な遺構が残る山として知られています。


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1581年、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が鳥取城に攻め入った際、

その本陣を構えたことからこの名がついたそうな。




 

Study! ~鳥取城兵糧攻め~

当時織田信長の部将だった秀吉は、2万の大軍を率いて毛利軍の吉川経家が守る鳥取城を包囲。

城の周囲に巨大な3つの陣城を築き、それらを空堀で繋いで毛利方の補給ラインを完全に遮断。

わざと城下の村を焼き領民を城内に避難させたうえで因幡国内の食糧を買い占めるなど、周到な事前工作を行ったとも伝えられます。

極限の飢餓状態のなか、城兵や領民たちの助命を条件に、ついに経家は自害。

こうして壮絶な戦は終わり、鳥取城は開城されたのでした。

(ちなみにここで開城交渉を行った秀吉配下のひとりが、後に松江城を築くことになる堀尾吉晴公なのだそうです)



 

本陣山の山頂一帯は太閤ヶ平(たいこうがなる)と呼ばれ、秀吉本陣の遺構があります。

また、周辺の山中には陣城跡も残されているということです。



 


そんな歴史の散歩道。 戦国マニアの血が騒ぐ。

登山口の樗谿(おうちだに)公園駐車場にクルマをとめて、いざレッツゴー!



 

鳥居をくぐるとある樗谿神社。本日の安全を祈願しました。

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「ホタルの里」としても知られている樗谿公園。 市街地のすぐ近くとは思えないくらい空気が澄んでます。

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登山道といっても、ほぼ全区間舗装されています。 (ただし車は入れません)

健康ハイクを楽しむご年配の方からランニングする若者まで、多くの人とすれ違いました。

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登山案内板も非常に親切。1m単位の心遣い。

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きれいな水をたたえる池があります。 心が落ち着「明鏡止水」の心境。 (意味あってる?)

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ゆっくりゆるゆると高度をあげ、少しずつ周囲も明るくなってきました。

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左側にチラチラ展望。 あれは方角からして鷲峰山だろうか? いずれ登りたい山のひとつ。

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樹間から覗く鳥取平野。

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登山開始から約50分、まだ雪の残る山頂、太閤ヶ平(252m)到着。

秀吉の本陣はDocomoアンテナ基地に生まれ変わっていました。 ここは展望もないし、なんにもないなぁ。

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と思ったら、少し高台になっている場所に登る道発見。

最高点と思われる場所に行くと…ありました。

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「天正九年秀吉鳥取城攻略ノ本陣址 太閤ヶ平」



 

周辺には城郭跡とおぼしき遺構がしっかりと残されていました。

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「攻めの城」 本陣山・太閤ヶ平

ここに砦が建っていたとしたら、鳥取城の聳える久松山の様子もしっかりと見渡せたことでしょう。

  

残酷とも言える兵糧攻めのさなか、秀吉はここでいったい何を思ったのか…



  

  

しばし戦国の世に思いを馳せつつ、この地をあとにしました。



 

 

参加者

 

 

ぼん(真田昌幸ファン)

 

 

 

次は鳥取城跡・久松山

 

 

 

“春トレ3連登! 第1弾:歴史探勝の本陣山” への1件のコメント

  1. しょくにん より:

    いつか本陣山に攻め入りたいです~

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