ツアー&イベント レポート


八ヶ岳 2012.7.14-15 2日目 (行者小屋~主稜線縦走)

ぼんのカレーは別腹です

八ヶ岳・山頂アタック当日…

 

(発注先:ほっしーデザイン事務所)

 

 

晴れを期待するも、世の中そうウマくはできてないもので…

まーしょうがない、行けるとこまで行ってみましょう。

山頂では晴れるといいな~。

 

 

 

 

朝5時に行者小屋を出発し、薄暗~い森の中へイン。

 

 

文三郎道中岳道の分岐。

最高峰の赤岳へ行くには文三郎道が近いのですが、

ここは右の中岳道から阿弥陀岳へ向かうコースをとります。

 

 

しかし、高度を稼ぐにつれ周囲は白く厚い雲に覆われていき、ついには雨までポツポツと…

 

 

最初のロープ。 これがいわゆる初ロープですか。

足元注意で慎重にクリアします。

 

 

 

 やがて中岳阿弥陀岳の鞍部、視界ゼロの稜線へ。

 

 

 

そこの様子は…

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=NpjAlgupJpw&feature=plcp[/youtube]

 

 

 

すごい風です。 ただ雷雨の心配は今のところなさそう。 

一息ついて覚悟を決めて、阿弥陀岳をハントすべく歩き出します。

いっ いきなりの鉄ハシゴだと…!?

って濡れるとめっちゃスベるんですね。。。

 

 

だけどここは八ヶ岳

そんなもんはまだまだ序章に過ぎません。

 

 

 

次々と現れるデンジャラス・ロックンロールな工業地帯

 

 

 

神経をすり減らすような緊張感のなか、阿弥陀岳(あみだだけ・2,805m)登頂です。

はへぇ、すでに精神的疲労感が…

 

 

  

というわけで、こんな寒いとこからはとっとと退散です。

登りより危険な下りを慎重に鞍部まで引き返し、

 

 

間髪入れずに、そのまま中岳側の稜線へ突入。

 

 

中岳(なかだけ・2,700mまでは、それほど苦労することもなく到達できました。

 

 

中岳から強風のなかを下ると、ケルンの立ち並ぶ鞍部へ。

ここを登り返すと最高峰・赤岳。 ですよね、きっと。

それまではなんとか耐えるしか…

 

 

この時点で視界は数十メートル。 

状況としては、みんなで立山登った時よりひどかったかもね。

地獄と見紛うかのような荒涼としたガレ斜面を、ザックに横風を受けまくりながらもなんとか登り…

 

 

文三郎尾根コースとの合流点に出ました。

この天気でも登山者がたくさんいるのには驚き!

 

 

権現岳などの峰々へ続くキレット分岐を通過すると、そこが…

 

 

 

ザ☆核心部!!

 ちょうこわい。 

 

 

剱岳の時よりルート自体の難易度は低いかもしれませんが、

岩が濡れてるのと強風とで、危険度はこちらのほうがあるいは大きいかもしれません。

この鎖場の雰囲気はどっかに似てる… 前剱大岩に近い感じかな?

 

 

 

の穂先にもありそうな鉄梯子をこなしていると…

ブォン!!!

と風一陣、いつも被ってたノースの帽子持ってかれてしまいました…(ちーん)

 

 

しかし落ち込む暇もなく、いよいよ本丸へと登り詰める!

 

 

 

そして!

 

 

 

 

 

ででん。 

 

 

  

 

 

達成感を味わったら、ずっと風雨にさらされっぱなしの身体を温めるべく

赤岳・北峰に建つ赤岳頂上小屋に一時避難します。

 

 

 

 

ここもなかなかキレイな山小屋でした。

美味しいホットコーヒーをいただき、縦走路の状況を確認。

実を言うと、赤岳からそのまま下山しようかとも思ってましたが…

「阿弥陀岳通って来られたんなら、行けますよ~」 とのことなので

 

 

 

行ってやろうじゃないの縦走路!!

 

 

 

思いのほか広い道を下り、風力発電のミニ風車が目を引く赤岳天望荘前を通過。

 

 

 

やがてお地蔵様がいらっしゃる地蔵尾根との分岐点を過ごします。

エスケープするならココですが、もちろん直進!

 

 

すると… きたきたきたーーーっ!!

 これまた八ヶ岳らしくなってきたじゃなーい!?

 

 

 

斜面をトラバース。

 

 

ルンゼ状の岩壁。

 

 

次々と現れる難所を切り抜けると…

 

 

 

おぉ、これは素晴らしい!!

ここ八ヶ岳も、高山植物の宝庫なのです。 いい時期に来ました。

 

 

これが高山植物の女王、コマクサです。

いたるところで可愛らしい花を付けていました。

見れた、というより、出会えた、という感覚になるから不思議だ。

 

 

 

三叉峰を越えると、横岳の最高点・奥の院はもうすぐです。

しかし天候のほうは回復する兆しもなく…

 

 

強風でなかなか前に進めません。

(発注先:ほっしーデザイン事務所)

 

 

そしてついに横岳(よこだけ・2829m)山頂到着。

頭をよぎる隊長のこの言葉…

「おもしろパフォーマンスするんだろうなぁ~♪」

 

横岳だけに横になってみた。  こんなんじゃだめ?

 

 

 

 

 

横岳を過ぎても、しばらくは気の抜けない岩場をこなし…

 

 

 

ようやくなだらかになった登山道。

しかし…!

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=NQMWtwje8bY&feature=plcp[/youtube]

ここにきてこの強風です!

まともに歩けず、道端で風宿りしてる人を何人もみました。。

 

 

 

小屋が見えてきた時は安心しました…ホントに。

この小屋が硫黄岳山荘です。 強風を避けてまたまた休憩。。

これまでの小屋と違って、年季入った感じの内装でした。

 

 

小屋周辺はコマクサの大群落。

この過酷な環境でもけなげに花を咲かせる、高山植物ってスゲーな!

 

 

 

感動のあとはまたも強風地帯を登っていきます。

ガスの中、一定間隔に立つケルンが心強い。

 

 

晴れてたら気持ちいいであろう斜面を登って登って…

爆裂火口のある硫黄岳(いおうだけ・2,760m)山頂制覇!

 

 

硫黄岳なので… 爆発しちゃうぞコノヤローーーーー!!!!!

最近ネタの方向性が誰かに似てきたぞコノヤロー!!

 

 

さぁ、これで目的は達した。 あとは無事に下山するのみ!

広い砂地になっている赤岩の頭

 

 

 

ここを左折すると、樹林も復活。

風もなくなって、なんだかほっとします。

 

 

足が疲れてくる頃、赤岳鉱泉に到着。

行者小屋よりさらに大きい山小屋です。 ここでバッジとオリジナル手ぬぐいをゲット。

 

 

 

大休止し、北沢コースから美濃戸へ向けて下山開始です。

赤い水が流れる沢の上流。

 

 

なかなかダイナミックな景観を魅せる沢筋。

 

 

 

最後の長い林道歩きを耐え忍ぶと…

 

 

 無事、戻ってこれました。 サバイバル任務完了!

 

 

 

 

 

 

 

いやー疲れたです。

ガス・強風の稜線上で動き回ることの厳しさを思い知らされた山行でした…

今度はよく晴れた山頂で、アルプスや富士山を眺めながらのんびりと過ごしたいもんです。

何事も経験なり!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~出会った花たち~

 

 

 

 

~今回のルート~

 

 

 

 

登山のあとは、コレだよね~

(発注先:ほっしーデザイン事務所)  Thanks!!

 

 

 

かぴばら・ボンでした。

 

 

 

 

“八ヶ岳 2012.7.14-15 2日目 (行者小屋~主稜線縦走)” への6件のフィードバック

  1. えび より:

    ぼん君!すごい悪天候のなかがんばったね((+_+))!とんでいったのがアフロでなくてよかったね(*^。^*)!!高山植物の女王様拝見!!きれい~ヽ(^。^)ノ

  2. 隊長 より:

    おもしろパフォーマンス
    「横岳だけに横になってみた」

    ・・更なる精進が必要のようです。

  3. みっしゃん より:

    すごい風っ
    フツウの人ならきっと飛ばされてますね。
    さすが!ぼん君ってスゲーです。

    ~出会った花たち~
    お花の名前を調べましょう・・・^m^
    出会ってしまったが故のサダメデス・・・(*_*)

  4. ほっしー より:

    どっかーん\(^o^)/風すごくて動画途中で止めちゃいました笑

  5. ぼん より:

    >>えびちゃん
    ほんと、高山植物のお花畑が見れたのは救いでした…(苦笑)

    >>隊長
    「八ヶ岳」の文字を体で表現しようかとも思いましたが、
    「岳」の字が難しくてやめました(笑)

    >>みっしゃん
    今回ばかりは、ヘビーで良かったと思いました…
    花の名前は左上から、、、(ものすっごい小声)
    です!

    >>ほっしー
    風やばかったですー、動画じゃ伝わりきらないけども…
    ナイスなイラストありがとう!

  6. roto より:

    >Bon wrote:最近ネタの方向性が誰かに似てきたぞコノヤロー!!
    誰だろう?

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