ツアー&イベント レポート


2013.9.21-23 北岳ツアー  HARD-1

活動記録

深夜の高速道を長野へ向うハイエース1便。

この1便にはHARD班7名とNORMAL班3名が乗り込んでいる。

HARD班は塩見岳~北岳縦走。スタート地点は鳥倉登山口となる。

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↑ 塩見岳へのスタート地点、鳥倉登山口

 

今回は鳥倉登山口に近い街、松川町からタクシーで鳥倉登山口へ移動する。

 

2:19、伊那大島駅到着、近くのマルモタクシーに車を止めた。

HARD班の7名はハイエースから下車し、ここからジャンボタクシーに乗り換える。

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ここから鳥倉登山口まで約1時間、料金は約22000円(深夜2割増)。

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↑ HARD班がタクシーに乗車した場所

 

一方NORMAL班3名は北岳の登山口である広河原へのアプローチ地点である山梨県南アルプス市へ再び高速道を移動する。

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↑ ここで2便と合流後、タクシーで広河原に入る

 

隊長 「それだは運転気をつけて。明日北岳山荘で会いましょう。」

ひとみさん 「みんながんばって歩いてね~」

 

 

HARD7名はタクシーに揺られ登山口を目指す。

タクシー移動は楽でいいや。到着するまで仮眠しよう。

 

 

 

3:32、鳥倉登山口ゲート

駐車場は既に車で溢れている。

タクシーから荷物を降ろし装備を整えるHARD班。

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準備OK!

それではHARD班、今日の目的地、熊ノ平小屋目指してがんばろう!!

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3:40、ゲートを越えいよいよスタートだ。

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今夜はやけに月が明るい。

そういえば5日前は「満月の中秋の名月」だったっけ。

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林道歩きならライトなくても全然平気だ。

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(カメラがしょぼいので分かりづらいがかなり明るい)

 

 

4:19、鳥倉登山口到着。

だらだら歩いてたら標準コースタイム通り40分掛かってしまった。

     DSCN5908

 ペースを上げたいところだが先は長いのでこのペースを維持していったほうがいいだろう。

いよいよ登山道へ入る。

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三伏峠まで4km、3時間ということは7:30には到着できるな。

 

登山道脇には噂どおりの道標があった。

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我々のペースはゆっくりと15分で1/10の距離を歩くペース。

のんびりいこう。

 

5時を過ぎると東の空が白み始めてきた。

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30分歩いて(2/10間隔)で立ち止まり給水。

これを繰り返し徐々に高度を上げていく。

 

このあたりで尾根に出たようだ。

登山口では三伏峠まで4kmとなっていたのにここではなぜか3kmになっている。まあ距離はどうでもいいけど。

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涼しいので特に汗をかくこともなく順調に登るHARD班。

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それにしても展望がない・・。

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6/10地点を過ぎたところに水場があった。

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冷たい南アルプスの天然水。多分飲んでも大丈夫。

 

その先へ少し歩くと突然左手の視界が開けてきた。

おお!! あれは中央アルプス!!

 DSCN5925

カメラがショボくて写真じゃ全く分からないが、肉眼では宝剣岳の尖がりがよく見えた。

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いよいよ本格的にアルプスって感じがしてきたぞ。

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豊口山分岐を過ぎ、

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歩くこと20分。

やっと小屋が見えてきた。

DSCN5929

 

 

 

7:05、三伏峠小屋

DSCN5930

ここで20分ほどフリータイム。

朝食を食べたり、食べたものを出したりと思い思いに優雅な時を過ごすHARD班。

 DSCN5931

 

体力も天候も今のところ全く問題なし。

 

 

 

7:23、小屋を出発。

おおおお!!!!  奥に見えるデカイ山が塩見岳か!!

DSCN5933

分岐を左(塩見岳方面)へ。

ちなみに右に行くと水場とお花畑があり、荒川岳へと続いている。

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ここからハイマツ帯の気持ちいい登りが続く。

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展望が開け最高だ!!!

 

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360度の大パノラマを満喫しようと自らもスピンしながら登っていく。

 

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くるくるくるくる目が回るがこんないい景色を見逃す手はないのだ。

 

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7:39、三伏山(2615m)

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 奥の塩見岳まではまだ距離あるが、とりあえずこのペースでがんばろ~。

 

DSCN5942

 

士気を高めたところで出発だ。

 

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 順調に前進していくHARD班。

稜線は一旦下り、本谷山へと続いている。

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心地いい日差しを浴びていると徐々に眠気が襲ってきた。

そろそろ徹夜移動の反動が出てくる時間帯だ。

 

この辺りから後から登ってくる登山者に徐々に追い抜かれていく。

抜いていく登山者はみなさん軽装備。日帰りか小屋泊の人だろう。

テント装備のデカザックの人は誰もいない。

 

本谷山への登り返しに広い場所があった。

8:16、ここでしばらく休憩しよう。

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中隊長は頭痛がすると言っている。

軽い高山病のようだ。

周りにある木々で実感がないが、そういえばここは既に標高2500mを越えている。

(南アルプスの森林限界は気温、降雨量、降雪量などによりおよそ2800m以上と高いのだ)

 

ここで医療班の登場。

 

当直 「これを飲めば少しは回復するでしょう。」

と言っていにしえの秘薬を腰巾着から取り出した当直。

ゴクリと飲み込む中隊長。

中隊長 「ちょっと楽になりました。ありがとう日直さん!」

当直 「いや、当直です。」

 

 

 

8:54、本谷山(2658m)

案外殺風景な山頂だ。

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塩見小屋まで110分と書いてある。

ということは11時には到着かな。がんばろう。

 

ここからまた下り、樹林帯に入る。

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またしても中隊長のペースが上がらない。

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やはり頭痛がするようだ。

 

miki-T 「それではアンデスの秘薬を飲んでみるかね?」

中隊長 「それは効くのですか?」

miki-T 「高地に住む彼らの秘薬だよ。たちどころに治ってしまうよ。」

中隊長 「それはすごい!」

miki-T 「では1つ飲ませてあげよう」

というとmiki-Tはザックの底から薬箱を取り出し蓋をあけた。

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miki-T 「むむむ、ここにしまったはずなのに、しまった、忘れてしまったわ!」

中隊長 「あ、頭がぁぁぁ」

miki-T 「し、仕方がない、広島市内で買った薬だ。さぁ飲みなさい。」

ゴクリと飲み込む中隊長。

中隊長 「ちょっと楽になりました。ありがとうジャン=クロード・ヴァン・ダムさん!」

miki-T 「いや、ミキティーです。」

 

 

10:35、塩見新道分岐を過ぎると、

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間ノ岳がよく見えた。

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一番奥の高い山が間ノ岳。北岳はそのむこうにあるので見えない。

 

明日はあそこに立つわけか・・。

 

 

塩見小屋までもう少し。

 

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前に進めばそのうち着くさ、がんばろう。

 

 

 

 つづく

 

 

 

 現在、塩見小屋手前を移動中。

 

 

<参加者 >

HARD

 

miki-T

当直

コロ助

ケンケン

プロ

中隊長

隊長

 

 

 

 

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