ツアー&イベント レポート


2013.9.21-23 北岳ツアー  HARD-2

活動記録

10:47、塩見小屋。塩見岳に一番近い小屋だ。

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タクシーを降りてからここまで7時間。

予定より1時間遅くなったがまあいいか。

売店もあるのでここでランチタイムにしよう。

 

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売店を覗き込むと、

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魅惑の商品がズラリと並んでいた。

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価格も良心的。

お菓子やジュースで英気を養おう。

 

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薬が効いたのか、おやつが効いたのか、

中隊長はやっと頭痛が治まったらしい。

最悪の場合、下山も考えたがとにかく治って良かった。

 

 

宿泊小屋の横で自炊するケンケンと入口付近でパンをかじるプロ。

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宿泊小屋の横で自炊するケンケンと入口付近で横たわる当直。

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宿泊小屋の横で自炊するケンケンをよそに木陰で永眠しそうな miki-T、中隊長、当直、コロ助、プロ。

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宿泊小屋の横で自炊するケンケンをよそに小屋の裏にあるトイレを見に行く隊長。

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なんてまったりした時間なんだ。

 

一見、何にも考えてない無意味な時間に思えるがそうではない。

みんな思い思いに体力を回復しているのだ。

 

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ところで、

この小屋から先は今日のゴール=熊ノ平小屋までルート付近には水場がない。

予定通り今日中に熊ノ平小屋まで行けるのであれば、あと6時間行動するだけの水があればいい事になる。=荷物は軽くなる!

途中で悪天や力尽きた場合はビバークする予定なので明日の朝までの水を所持しておかなければならない事になる。=荷物は重くなる・・。

で、現在の状況は、

みんな元気かと思いきや・・・ケンケンの様子がおかしい。

週始めからの風邪がまだ尾を引いているようだ。

正直どこまで行けるか分からないという。

念のためビバークに備えて水を購入するケンケン。

価格はミネラルウォーター2L=1000円でした。

けっこういいお値段だが、市販のミネラルウォーターだから仕方ないか。

 

 

 

 

11:31、無理のないように先に進もう。

小屋を過ぎると目前に『漆黒の鉄兜』という異名を持つ塩見岳がそびえていた。

 

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あの岩をどういうルートで山頂まで行くのだろうか。

わくわくが止まらないHARD班。

 

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最初のピークは天狗岩だ。

ルートはここに向っている。

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道はやがて岩登りに変わる。

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遠目の荒々しさとは裏腹に、全く高度感の無いこのルート。

所々よじ登らなくてはならない場所もあるが、ジャングルジムに登れれば問題なく登れるでしょう。

 

天狗岩直下でルートは横に伸びいてた。

天狗岩の上は通らないようだ。

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塩見岳山頂に向けて再び岩登り。

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そろそろ山頂か?

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 12:36、塩見岳西峰(3047m)

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やった!!

 

山頂からはひときわカッコイイ富士山が見えた。

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西峰からすぐの所に東峰がある。

移動しよう。

ビークには登山者の姿が見える。

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12:43、塩見岳東峰(3052m)

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しばらくここでのんびりしたいところだがまだ今日の行程の半分ちょっとの距離しか歩いていない。

先はとてつもなく長いのだ。

山頂を離れ、尾根道を下る。

 

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ここから仙丈ケ岳へと続く仙塩尾根を歩いていく。(この尾根の途中の三峰岳から間ノ岳北岳へと歩いていくのだ)

宿泊地の熊ノ平小屋は三峰岳の手前にある。まだまだ遠い・・。

 

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塩見小屋からのルートと違い、こちら側は険しい岩場ではなかった。楽勝楽勝。

 

と言っても、多少の岩場や、

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痩せ尾根もあるがまぁ普通に歩けば問題はない。

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振り返って見た塩見岳。

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あっという間にこんなに下ってしまった。

そういえば塩見岳山頂からこのルートに入る登山者は我々以外には誰もいなかった。

塩見岳山頂までの登山道でも行きかう登山者は少なかったし・・去年の北アルプスとは大違いだ。

激混みの槍ヶ岳

 

このビッグスケールな稜線を貸切状態で歩くとは!

南アルプスってすばらしい!!

 

 

 

13:18、蝙蝠尾根分岐

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ここで休憩。

ケンケンは地面に倒れ込んでしまった。やはり調子が悪いようだ。

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なぜかつられて倒れ込んむコロ助。

これには訳があったのだ。

思い起こせば1年前・・

 

いつか匠に恩返ししたいと一年間ずっと思い続けていたコロ助。

匠と一緒に倒れ込みをすることにより、やっと恩返しが出来たのだ。

ケンケン 「これがあの時の恩返しなのか・・?」

コロ助 「これで十分だと思いますが何か?」

コロ助のザックを見てみると、去年破損した箇所はおばあちゃんにより完璧な補修が施されていた。

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匠の手仕事は既に跡形も無くリセットされていたのだ。

ショックを隠せない匠。

ケンケン 「オレはしばらく立ち上がれない・・。」

 

 

 

 

蝙蝠尾根を見るとわりと近くにピークがある。

地図を見ると、この方向には・・北俣岳という山があるではないか。

せっかくだから行ってみよう。

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とことこと岩場を進んでいく。

ピークに登ってみるとケルンがあった。

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ここが北俣岳に違いない。

(帰宅してから確認してみると、どうやら北俣岳は奥のピークだったようだ。この時点ではここが北俣岳だと信じて疑わない4名はピークゲットに酔いしれていた。)

 

山頂写真を撮ろうとすると、あの男が声を上げた。

コロ助 「みんな、なんか暑くないか?」

当直 「私もそう思ってました。」

miki-T 「暑すぎじゃないでしょうか。」

隊長 「おおっ、今年も始まるのか!?」

 

コロ助 「よーし、じゃあ2013年を祝して行くぞみんな! あ~暑い暑い暑い暑い~~~~」

胸のスイッチを押すコロ助。

コロ助 「へんしーん!!」

 

 

 ↓ スライダー、左端から見てね

 

 

 名も無きピークで無駄にはしゃぐ4人の男達。

 

 

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それを分岐点から眺めていた中隊長は今年もこうつぶやいた。

 

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つづく

 

 

 

 

 

 現在、塩見岳過ぎ蝙蝠尾根分岐で休憩中。

 

 

<参加者 >

HARD

miki-T

当直

コロ助

ケンケン

プロ

中隊長

隊長

 

 

 

 

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