2014.6.15 首都圏お手軽日帰り縦走 ~塔ノ岳・丹沢山編~
先日、仕事の関係で、東京にいきました。
その際、一日オフがあったので、久しぶりに丹沢(たんざわ)を歩きました。
山陰・山陽ではほとんど知られていない「丹沢」ですが、
首都圏のハイカーの中ではメジャーな存在で、首都圏から
公共交通機関を利用して、気軽に日帰り登山ができます。
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気軽といっても、丹沢はとても山深く、いろいろなルートが取れ、
夏道、紅葉、沢登り、降雪期など楽しみ方もいろいろあります。
今回は、もっともメジャーなルートを通って縦走してきたので、
丹沢の紹介の意味も含めて、報告しま~す。
では、今日のルート(←クリック)
アプローチは、小田急線の渋沢(しぶさわ)駅から、バスです。
始発のバスも、この混みよう! 相変わらずの人気です。
20分もしないうちに、終点、大倉に到着です。
ここは、神奈川県立秦野(はだの)ビジターセンターとして
整備されていて、自然教室などいろいろなイベントを開催しています。
もちろん、登山情報も豊富です。
すぐとなりには神奈川県立山岳スポーツセンターも設置されており、
宿泊とともに登山教室やクライミング研修なども受けることができます。
miki_Tも、もう何十年も前に受講しました。。。
とっても静かできれいな公園なので、地元住民の散歩や
ランニングの場にもなっています。
こちら、どんぐりハウス(ビジターセンター)前の、靴洗い場。
登山情報も豊富、更新も頻回で、とてもありあがたいです。
丹沢山地の最高峰は、実は、丹沢山ではなく、蛭ヶ岳(ひるがたけ)です。
その名前の通り、かどうか知らないのですが、ヒルがよくでます^^;
でも、塩って効くのかな…!?
いろいろ、見どころや注意事項が。
ありがとうございます!!
最近はだいぶ暑くなってきて、下界では30度を超える
日がでてきているけど。。。
もし登ることがあるなら、ぜひ一度ビジターセンターを
のぞいてみることをオススメします。
面白いですよ!
遭難事故も毎年両手で数えられないくらい起きています。
アクセスが良いからといって簡単というわけでも、
ないんでしょうね。。。気を付けていきましょう!
というわけで、丹沢大山(たんざわ・おおやま)国定公園を
縦走開始! ここ、大倉から、「大倉尾根」を登ります。
通称「バカ尾根」といわれ、登り下りのハイカーに
心地よい苦しみを提供し続けています(^-^;)
さすが、一番のメジャールートだけはあって、登山道はよく整備
されています。すれ違い(関東では「離合」は通じません^^;)や
追い越しもストレスなくできます。
大倉尾根ルートにはたくさんの小屋があります。
疲れたところで、一服することができます。
ここは見晴茶屋。
登る人の数も多いため、登山道の修復や保護もよくされています。
母子3人で登山。 いいですね~♪ こども達は歌を歌って余裕です!
緑が目印の駒止茶屋。
まだ営業してないみたい。
ここでは多くの人が一息いれていました。
さぁ、この先がまた長い長い、ながーーい階段です。
もう、バカバカ! と叫びたくなる、、、いや、叫ぶ気力も
奪う階段の連続です。
お!!階段の先に何かみえる!!!
ここが山頂まであと少しのところにある、
花立山荘。宿泊もできます。「氷」の旗がなんとも~!
トイレも新しくできていて、きれい!
さて、標高290mから上りはじめたので、ここで1000m登った
ことになります。1時間40分くらいかな??
ひたすら上り! でも、まだ、登ります。
ここで、お隣、鍋割山への分岐に到着。
ここまできたら、最初の目的ピーク、塔ノ岳(とうのだけ)はあと少し!
バカ尾根を登ってきたランナーが、元気よく抜かして
いきました。ここを走るなんて…
そして、、、ついに、登頂!!
塔ノ岳(1491m)だーー!!
やったね~。
頂上では、30人くらいの、高校生らしき団体がワイワイと
スイカを頬張っていました。スイカ持ってきたのか…
元気あっていいね(^-^)
尊仏山荘もあるので、ここで宿泊、ご来光を見る人も多いです。
1泊2食で6500円と、かなり良心的なお値段。
ここからヤビツ峠へと抜ける(または登ってくる)、
丹沢表尾根縦走コースが、大倉尾根(バカ尾根)往復コース
とともに、人気があります。
ここからはほぼ360度の景色が堪能できます!
もちろん、富士山も!!!
といいたいところでしたが、雲で隠れてしまってました・・・。
やっぱり朝の早い時間がいいね。どっかーん!!って見えます。
一番奥には、雪を頂く南アルプスが見えます。
去年はあれにのぼったんだな~。
15分ほど休んで、バナナなど食べて、先へ進みます。
ここから先は、まるでいままでの喧騒がうそのように、
しずか~な山歩きとなります。
すっごく気持ちの良い稜線歩きなんだけどね、、、。
電車で帰ることを考えたら、この先にいく人が
少ないのかもしれません。
でも、塔ノ岳からほんの1時間ちょっとがんばると・・・
日本百名山、丹沢山(1567m)到着!
さきほどとくらべるまでもなく人が少なくて、静かな山頂を楽しめます。
通年営業するみやま山荘もあり、ここで一泊して、百名山ゲットしてから
東京方面に帰るのも、悪くないかもしれません。
山頂広場はこんな感じで、展望がほとんどないのが、
すこし残念ですが。。。
バナナをむさぼりながら、山頂の雰囲気を味わったら、
次へと向かいます。
次は、蛭ヶ岳(ひるがたけ)。
丹沢山地の最高峰であり、かつ神奈川県の最高峰でもあります。
その外観や展望、雰囲気の良さなど、「なんでこっちが百名山じゃないのかな?」
って、来るたびに思いますが、まぁ、そのおかげで静かな山頂が楽しめる、、
ということで、、、、
つづく。
2014 年 7 月 1 日