ツアー&イベント レポート


琴引山~土曜日登山やってみた

ツアー登山 活動記録

登山ツアーといえば日曜日が定番。

 

今回は土曜日開催で需要を探ってみようと思った。

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近場の名峰琴引山にツアーを組んでみたところ、集まったのは総勢8名。

 

需要はぼちぼちあるということかしらねえ。

 

集合時間は10:30、集合場所は琴引フォレストパークスキー場駐車場。

なのだが予定時刻になったというのに出雲方面からの3人が到着しない。

15分ほど遅れて10:45、ようやく企画者を含む3人が到着した。するとほっしーが

 

ほつ「いやー、人生という名前の経験値を上げてきました!」

 

と、着くやいなや青い紙を見せてくれた。

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これは!かつてサダ王(こちらを参照)も所有していた由緒正しき青いオトナチケットではないか!!

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(かつてのサダ王)

カミ「かなーりレベルアップしたね。これで君も立派な大人だ!」

 

おや「私も何年か前にオトナチケットゲットしたわ。忘れられない思い出よ。」

 

とみんなによってたかって慰められたところでさあ出発。

今回は琴引スキー場を発着点に敷波登山口からぐるりと一周するコース。琴引満腹フルコースといっても過言ではない。

 

まずは前菜「ドー・ロアルキ」だ。ひたすらに道路を登山口まで歩く。歩く歩く。

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30分ほど歩いて登山口に到着。古めかしい鳥居が目印だ。

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登り始めてしばらくはゆるい道が続いたが、やがて満腹コース本日のサラダ「キューナサカ」が現われた。

なかなか登り応えのある急登である。するとここで本日体験参加のハハ吉本の足が止まってしまう。

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ハハ「これ以上は進めません。私にかまわず行ってください。大丈夫、敵はここで私が食い止めます。」

とハハ吉本はドーンと効果音が聞こえそうな感じで胸を張った。

 

ロ「何を言ってるんですかハハ!置いてなんていけるわけないでしょう。それから敵なんて迫ってませんよ。」

というロトにハハの娘マイコは何かを決意したふうな表情を見せた。

 

マイ「ハハはどうやら限界のようです。敵に討たれるくらいなら、いっそ私がここでこの手にかけます!」

とマイコはそこらへんで拾った杉の枝を高々と掲げたではないか!!

 

ロ「限界なのはわかりましたが、敵なんていません。それに手をかけるもなにも、そんな木の枝でぶってもイタッ!て言うだけです。」

 

どうしても敵を食い止めるといって聞かない二人だったが、引き返すということで何とか手を打ってもらった。

 

ゆか「ここで別れるのはとても残念です。でも大丈夫!あなた方の犠牲は無駄にはしません。たくましく進みます、涙が出ないように上を向いて。」

 

ロ「敵なんていません!!」

 

急登はしばらく続いた。高度を上げるはたやすいが、足を出すのはちとしんどいのが急登である。

さらに天気が良すぎるのがあだになり、風も通らずほぼ無風の森が、そのしんどさに追い討ちをかける。

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谷を渡り、ああしんどいしんどいと登っていると、なにやら意味ありさげな古びた石段が左手に現われた。

 

スザ「何かあるのかしら。ひょっとすると敵の砦かもしれないわ。油断大敵よ!」

 

ロ「はいはい、イマセンイマセーン。敵なんていませーん。そこが本日のスープ『イワーヤ』でーす。」

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とわけのわからないことを口走るロトに促され、石段を登るとそこには小さな社と、岩と岩の間に口を開けた洞窟のようなものがある。大人でも余裕で入っていけそうな感じだ。となれば、入ってみるしかないだろう。

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足を踏み入れた瞬間、こうもりが窟の奥へ飛び去り、やや腰が引けたものの、そのままスマホの灯りを頼りに奥へ進んでみた。

 

畳3枚分ほど進むと段差が現われた。覗き込むと、下りることはできそうな高さではあった。

けれど、そこから奥はさらに通路が狭くなっており、それ以上進むことは断念した。

 

そこは涼しく静かな空間だった。しかし気を抜くと、奥の暗闇に吸い込まれそうな感じもする。

とても一人では長く居られそうもないところだった。表からのにぎやかな声が聞こえるから、かろうじて中に居られるのであって、己一人であれば入り口を覗くこともしなかっただろう。

 

さあ、そろそろ出ようと振り返ると、窟に差し込む光が内部の岩肌を照らしていた。

そうやって一日のうち幾ばくか光を得ることができるからだろう。その岩肌には苔が生えていた。

光に映え、青々と輝くその姿には、か細さとたくましさ、そのどちらもが垣間見えた。

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なんとすがすがしい光景だろう。心がすっと軽くなるようだ。

厳しさの中に身を置くことで、普段目にする光景が特別な意味を持つようになる。

修行とは、修験道とはこういうものなのだろう。などと満足して外にでた。

 

ロ「みんなも入ってみればいいのに。」

 

おや「いやあよ、入り口にムシがわんさか飛んでるじゃないの。あんなところに入るなんて無理だわよ。」

 

カミ「やですよ、あんな暗いとこ。テレスドンでも出てきたらどうするんですか。」

 teresdon

ロ「・・・、さあ進みますか。」

 

こうして一行は琴の岩屋をあとにした。もうすぐ山頂のはずだ。

登山中のもうすぐはまだまだ先だという意味なんだけど、もう一分張りだぞ土曜登山隊!

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次回更新へ続く。

 

・。参加者・。

ハハ吉本(体験)

マイコ

ゆか

おやっしー

カミーユ

ほっしー

スーザン

ロト

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