2016.5.22 豆塾第十二弾!大山東峰八連制覇!(新米塾生視点)
ワシが豆塾塾長、江田豆 平八であーる!
嘘です…
ちょっと言ってみたかっただけです…
今回豆塾初参加、新米塾生4本です。
新米塾生視点で今回の縦走をレポさせて頂きます。
今回は、塾長(隊長?)の立てたスパルタ企画らしい…
大山東峰八連制覇(だいせんとうほうぱーれんせいは)
船上山~勝田ヶ山~甲ヶ山~矢筈ヶ山~野田ヶ山~振子山~三鈷峰~宝珠山
船上山から8つのピークを越えて中の原スキー場へ
前日23:00頃溝口インター近くのLAWSONに到着。
発泡酒を呷り、車中泊を試みる。
2時間ばかし睡眠。
豆塾初参加の不安と興奮のせいか快眠はできなかった…
しかし、これは車中泊上等のまめ登山部ツアーにおいては
日常茶飯事。
結構寒いので、車内で寝袋にくるまる。
イゴイゴしながら朝を待つ。
05:00@大山博労座駐車場
参加者が集合場所に続々と車で到着。
主役はやっぱり最後に登場!
黒いFitから、プロさんと隊長が降臨。
この人なんのプロなんだろう?と思うが、
返事次第によっては後々怖くなるので聞けず…
軽い挨拶&エスケープ用の車回し等打合せ。
3台の車に便乗し、全員登山口へ移動。
途中もう1台をエスケープ場所へ駐車。
05:40@船上山登山口
空を見上げると、予報通り今日は晴れて暑くなりそうな感じ。
車を駐車し、登山の準備。
カンさんのカラフルなトレランシューズが注目の的に!
準備完了後、きーちさんを先頭に登山開始。
とりあえず船上山山頂目指し出発。
序盤はさすがに皆足取りも軽い。
参加者:隊長/きーち/プロ/あたる/山嵐/Aさん/カン/サラダ/4本
06:10@船上山山頂
やったー!一つめの頂きだ!と認識しないまま到着!
そして、通過!まさかここが頂上とは…
なんか小屋みたいなのがあったが…
トイレ休憩もしたらしいが、全然記憶にない…
隊長のレポチェックにより、ここが船上山山頂で
あったことに5月27日にやっと気づく…
06:14@神社
なんか神社があった。
小休止。
ここから、ペース別に2班に別れる。
何故急ぐ?班 : 隊長/山嵐/サラダ/カン/コブラ/4本
のんびり班 : Aさん/プロ/あたる/きーち
そして、地獄の釜の蓋が開いたのであった…
隊長が先頭になり、異次元のペースに突入。
まるで赤い彗星が無重力空間で移動してるようだ…
それに比べ、自分はククルスドアンがジオンからの脱走時に
盗んだ地球上の量産型ザクみたいな感じだな…
今までのまめ登山企画では、うなちゃんを背負ってい
る隊長しか見たことなかったが、
今日の彼は軽いザックしか背負っていない。
ある程度は想定していたが、それを超える速いペースで始まる。
06:44@名もなき三角点 船上山山頂
やっと一つ目の頂きに着いた。
てっきり、ここが船上山山頂かと思ってました…
汗まみれになりながら、名もなき三角点頂上まで追従。
小休止。
涼しい顔の隊長から心配される始末である。
07:15@勝ケ山山頂
8つあるうちの二つ目の頂き到着。
先ほどまでは、速いペースに圧倒されながらも、
なんとか会話ができていた。
しかし、この辺りから歩きながらの会話が億劫になる。
天気もいいし、東から見る大山も素晴らしいのだが、
愛でる余裕もなくなってきた。
小休止後、次の甲ケ山へ出発!
07:45@ゴジラの背
ゴジラの背と呼ばれる岩の尾根の手前で小休止。
怖いと聞いてはいたが、目の前にするとやはり圧倒される。
ゴジラの背を登る前に落ち着こうと思い、
タバコをフカしていると、
隊長から”うまそうだね~”と声かけられ、
”こっから落ちたら死ぬかもしれないから、
最後の1本吸っときます。”
と弱々しくとつぶやく…
ビビっていたので、慎重に遅いペースでしか進めないと判断し
最後尾に回らせてもらう。
名前通り4本足で尻も使い、岩にへばりつき、4点確保で牛歩戦術…
案の定、皆に取り残され始める。
だって、怖いものはしょーがないじゃない、人間だもの…
ペース調整していた山嵐さんにも追い付かれる。
08:00@甲ケ山山頂
三つめの頂きに到着。
なんとか生き延びた…
隊長ら先行した人々に待っててもらい無事合流。
しかし、あんな怖い岩場を軽々と皆越えていく…
小休止後、出発し、矢筈ケ山へ。
ゴジラの背の逆サイドを降りるのにもびびる。
また4点確保の牛歩戦術…
08:45@矢筈ケ山山頂
四つめの頂き到着。
恐ろしいことに隊長・サラダさんのペースはここまで衰えない。
前を行っているカンさん・コブラさんの背中が見えなくなることも多々あった。
しかし、ここで四連組との合流前に時間調整するとのこと。
待望の長い休憩がとれた。
ここで八連組ののんびり班と合流。
しかし、やっと辿り着いたのんびり班と二、三言交わすと、
すかさず出発するのが隊長という男であった…
次の目的地は大休峠だ。
下って、下って、下りまくる。
ここの下りも怖くはないが、道幅が狭く両サイドに木が生い茂っており、
木の根も多く大変だった。
またどうせ登るのなら下らなくていいのにと、
縦走者が誰でも思う事を考える。
どうしようもないことなのに、余裕のなさが原因か?
頭をよぎってしまう…
09:45@大休峠
四連組との合流地点到着。
しばらく小屋の日陰で休みながら、待っていると
四連組の4名(Qコーチ・いちこさん・ボードさん・ともやん)が到着!
さっきからの休憩が長かったのもあり、体力的に少し余裕があり、軽く挨拶した。
サラダさんから冷えた蒟蒻ゼリーをもらう旨い。
疲れた身体にはなんでもよく染みるね~。
八連組ののんびり班も下りてきて合流!
そして、隊長が一言。
“こっからは四連組とも合流したし、ゆっくりペースで皆で行きましょう!”
あ、そうなんだ!あの鬼ペースについていかなくてもいいんだと内心ホッとした。
そして後半戦へ突入。
のこる頂きはあと四つ!
いざ、野田ケ山へ。
道中、“どこがゆっくりやねん!!“
朝令暮改どころか、朝令朝改やないかい!
内心毒づきながら隊長・サラダさんの後を必死でついていく。
のんびり組も四連組もあっという間に引き離されたみたいだ…
この人たちは機動力だけでなく、スタミナもおかしい!
そろそろ足に乳酸が溜まり始めてきた…
10:30@野田ケ山山頂
五つ目の頂き到着!
なんか木が生い茂り見晴らしがイマイチの頂上だ。
小休止後、六つ目の頂き振り子山へ。
10:50@親指ピーク
ここも事前に知らされていた難所の一つ。
来る前にかなりビビらされていたせいか、すこし怖いぐらいの感覚だ。
ここも最後尾に回り、4点確保の牛歩戦術で切り抜ける。
上りは距離も短かったし…
しかし、皆は親指ピークの頂上に平気で立ってポーズを決めて,
写真とってもらっていたが、恐怖心が勝って立てなかった…
なんか悔しい… 一人前のアルピニストになって、
珈琲の味の違いもわかる男になりたい。
ここからの下りも結構傾斜がキツく、
ロープと岩に赤スプレーで書かれた赤丸を頼りに
ビビりながら最後尾で下りる。
道中、のんびり班や四連組が親指ピークに立ったり、
急激な坂を下るのを眺めるのはヒヤヒヤもしたが、面白かった。
11:30@振子山山頂
六つ目の頂きにやっと到着。
北西の青い空に映える大山の雄姿が拝める。
疲れた身体と心が少しだけ癒やされた気がした…
小休止後、ユートピア小屋に向け出発。
道中、隊長とサラダさんから置いていかれ、
独りで登っていると、ユートピア小屋への標識を勘違いし、
道を間違え、大山の頂上に向かってしまう。
”危険・立入禁止”の標識を見て、やっと気づく…
このHPを消耗仕切った状態で、このロスである。
精神的にもやられ、かなりMPも消耗した。
12:00@ユートピア小屋
道の間違いからUターンし、なんとか到着。
そこには先行組と3人の山カールがいた。
なんか昨晩女子会をして、今日ツアーに飛入りしたらしい。
しかし、体力的にも精神的にもすり減っていたので挨拶だけして、
小屋の日陰にへたりこんだ。
隊長から昼飯食べていいと指示が出たので、
リュックの中でつぶれたコンビニおにぎり2個を頬張る。
そうこうしているうちに、のんびり班と四連組が到着!
13時まで休憩とのことなので、小屋の中で横たわり仮眠。
13時前に起きると、
Qコーチとともやんの2人が先に帰っていた。
挨拶もせず、申し訳ないです。
寝ぼけ眼で七つめの頂き三鈷峰へ出発!
道中、少し上りがキツかったが、距離が短かったので想定より楽に来れた。
13:15@三鈷峰山頂
七つ目の頂きに到着!
小蝿が飛び回る中、皆で記念撮影。
ここで車をピックアップする班とそうでない班に別れる。
隊長、きーちさん、カンさん、サラダさんが先行して降りる。
そうでない班は、山嵐さんを先頭に出発。
最後の頂き宝珠山を下りながら目指す。
道中、快晴で風も止み、太陽がサンサンと照らしてくるが、
もう終わりが見えてきたので、
終了後の冷たい飲み物とかを妄想しながら、淡々と歩く。
山嵐さんから大山のいろんな話を教えてもらう。
山嵐さんは年50ー60回ぐらい大山に登っているそうだ。
砂すべりの事、花の名前、冬の大山の事、宿の事とか。
14:40@宝珠山山頂
八つ目の頂きについに到着!
最後なのに見晴らしが悪い頂上だった…
木陰で小休止。
そしてゴールの大山博労座駐車場へ出発。
道中、事件が起きる!
今回初参加のコブラさんの太ももがつった。
山嵐さんが心配して、”こむら返り?”って聞くが、
コブラさんは”こむら返り”って言葉を知らなかったらしく、
”いえ、太ももがつりました”って答える。
このやりとりの繰り返しが2、3度あって、
足がつった彼には申し訳ないが笑ってしまった。
結局、山のエキスパート山嵐さんから漢方薬をもらって、
飲んだら、少ししてから症状が緩和して、なんとか彼も下山できた。
このエピソードが、彼のニックネームの由来である。
ウドの群生地を越えたら芝生の景色が開けて、中の原スキー場へ。
終わりが見えたので、うれしくなり、独りでかけおりてしまった。
何時間かぶりのアスファルトに降り立ち、
他の人が降りてくるのを待つ。
山嵐さんの常宿の樹庵に、ボードさん・いちこさん・コブラさんと立寄り、
キープしていたノンアルコールビールとサイダーを皆で回し飲み。
よく冷えてて最高に旨かった!御馳走様でした。
15:30@大山博労座駐車場
やっとゴールに到着!
アプリで確認すると
活動距離:16.2km / 活動時間:9時間51分
累積標高上り:5318m / 下り:4690m
車に積んであったツッカケに履替え、
駐車場の日陰で他参加者が帰ってくるのを待つ。
プロさんとかのグループが到着!
途中のウドを収穫していて、少し遅れたらしい。
隊長も車をピックアップして戻って来た。
そして、山嵐さんをエスケープ用車まで送っていって、
また戻ってきた。
待っている間に話を聞いていると、
大山のある施設で働いてるまめ登山部のメンバーがいるらしい。
皆でダラダラ休んでいると、
話題のジブリさんが偶然横を通りすぎ、
隊長から〆の挨拶をお願いされるが、サクッと断り、去っていった…
そのあと、隊長がプロさんから促され、〆て解散!
近くの温泉に入りたかったが
自転車のイベントが終わったばっかりで、
かなり混んでそうなので、
スルーして車でおうちにダラダラ帰りましたとさ!
おしまい
今回の軌跡図
以上
2016 年 5 月 27 日