ツアー&イベント レポート


東大雪荘にて停滞 (2010年7月19日)

プロ研究所

天気予報によると19日は雨、20日は曇りのち晴れだったので、到着したその日に皆で相談して一日停滞することにしました。

東大雪荘

東京からの登山客がお願いしていたという地元のガイドさんも、早朝に中止の判断をして帰って行きました。国民宿舎の脇を流れているユウトムラウシ川は茶色の濁流になっています。1カ所しかないとは言え、渡河が不安です。それでも日程上停滞できない登山客は何人か出発したようです。無事に下山できるといいのですが・・・。



で、問題はこの日、何をするか。朝ご飯を食べながら考えます(ちなみに食堂は私たちと同様停滞する登山客だらけでした)。雌阿寒岳を登るという話もありましたが、登り口までの移動が大変です。往復で多分6時間ぐらいかかりますし、翌日のトムラウシ登山を考えると、無理はやめましょうということになりました。


食後、雨が止んだので、散歩がてら短縮登山口への林道途中にある展望台に向かう事に。


宿舎の前にある噴泉塔。温泉の成分が冷えて固まって塔のようになったものらしいです。この奥に見えるのが、本来のトムラウシ登山口です。これを使うと往復で2時間ほど余分にかかるので、現在では短縮登山口を使う人が一般的です。もちろん私たちも明日は短縮登山口から入ります。

噴泉塔



花に蝶が群がっていました。

花に群がる蝶



ユウトムラウシ川。朝よりは水も透明になってきているし、水量も減っています。山頂の雨はそんなでもないのかな?

ユウトムラウシ川



林道沿いにキタキツネがいました。虫か何か食べている模様。

キタキツネ



とにかく林道を歩きます。目的地の展望台までは3キロ。

林道



展望台(望岳台)到着。長かった・・・。

望岳台



しかし、何も見えません(予想通り)。トムラウシ山頂は雲の向こうです。

トムラウシはガスの中



帰ろうとしたら雨が降り出したので、林道3キロ、走ってみました(サンダルで)。

国民宿舎の手前でさっきのキタキツネを目撃。しっとりしています。どうやらこやつはこの周辺をテリトリーにしている模様。

濡れキタキツネ

宿舎の玄関で待っていたら他の人達も戻ってきました。約2時間のお散歩でした。


夕方までに暇な父親が収集してきた情報によると、本日の登山道はどろどろ。山頂はものすごく風が強いらしく、途中で引き返してきた人もいた模様。十勝岳から縦走してきた女性の登山者二人はあまりに風が強かったので、トムラウシ山頂は踏まずに下山してきたそうです。さて、明日はどうなるかなぁ。

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