ツアー&イベント レポート


小谷要害山 2010.11.18

ロトの冒険

隊長からのミッションをこなしていこう!

今回は小谷要害山だ!

[googlemap lat=”35.39602941986086″ lng=”133.00123929977417″ width=”300px” height=”150px” zoom=”17″ type=”G_NORMAL_MAP”]35.396029,133.001239[/googlemap]

マイナーな登山カテゴリーに位置する要害山。

地図に登山道も何もなく、ただピークに【○○要害山】と記してあるだけの放任主義。

けれどそれは要害山業界ではわりと普通なこと。ジタバタしても仕方ありません。

今回はさらにハードルがあがってます。ピークに要害山と記してもありません。

頼れるのは地図一枚と培ってきた勘のみ。

なので、まず地図が恥ずかしくなるくらいじいっと見つめてやります。

そうするとぽっとほほを赤らめるかのように、じわじわと情報が見えてきます。

・・・え、・・・どんな情報か?・・・ですか。

なんとなくここらへんが怪しいなあ、ぐらいなもんです。期待させてスンマセン。

だもんで、

おおよその見当はつけるものの現地へ行くと見事にはずれるパターンがよくあります。

まだまだ修行が必要です。

 

松江市玉湯町大谷地区には二つの要害山が存在する。

一つは大谷要害山、そしてもう一つが今回目指す小谷要害山だ。

名前から察するに、この二つの要害山は大谷が本拠で小谷が支城ではないだろうか。

そうであるならば、この二つの峰の間に何らかの連絡ルートが存在しそうなものだが、

はたして現在それとわかる程度に残っているのか。

そこんところも含めて登ってみようと思う。

 

また今回は実験的な要素としてもう一点。

GPS専用機ではなく、iphoneのGPS機能を利用したGPSログアプリを入手したので、

果たしてどのていどのログを残せるのか、ということも平行して行う。

ちなみにそれは「itrail」というアプリで、使用中の人たちからはまずまずの評価を受けている。

登山口は北側の街道沿いか、南の林道からのどちらかであると目星をつけ、まず北側の街道沿いの集落を訪れた。

期待などしてもいなかったが、それらしい道標はもちろんなかった。

空振りか。再度地図を眺める。と、「一人女神社」というのがある。

神社の裏手の谷筋から尾根へ抜けるルートがあるような気がしたので、早速向かってみた。

 

神社の東にはコンクリート舗装された狭い作業道が続いており、とりあえずそこを走りながら何かないか探してみる。

探すが何もないようなので、この道を行けるところまで行ってみようと、車を走らせた。

次第に目標から離れていく不安感はあったが、薄曇の空の下、暗い林の中で立ち止まるほうがよほど勇気がいる。

しばらく進むと、林を抜け視界が広がるとすぐに、右手に水田が現れた。少し広くなったところに車を止め、その付近を散策してみる。

水田に機械が入った跡を見つけ、別に誰と出会ったわけでもないのに人心地を感じてほっとする。孤独は人を弱くする。間違いない。

水田の脇から道らしきものが山へ向かっているが、少し進むと折れた竹が覆いかぶさる道となり、あまり気持ちのいい感じはしない。

ここはあきらめてこのまま南の農道へ進み、そこからのアプローチを探すことにした。

 

農道は未舗装の砂利道ではあるが、軽自動車でも全く問題なく走ることができる。

地図を片手に位置を確認しながら、恐ろしくゆっくりと走る。誰も来ないことが前提の運転だが、おそらくすれ違う車はないはずだ。

しばらく進むと、小谷要害山へ続くと思われる尾根を見つけた。予想通り、ヤブ、竹藪である。

P1010558

車から降りてそのあたりをうろうろしてみるが、やはりこの藪を越えていくしかないようだ。

 

P1010572

腹をくくる。車を少し先の広くなった所に駐車し、装備を整え、iphoneのアプリを起動させる。出発進行。

 藪の前に至り、しばらく無言で立ち尽くした後、突入した。

予想以上に竹の密度が濃く、思うところへ抜けることができない。せめて鉈の一本でも持ってくれば良かったと思ったが後の祭り。

ただ助かったのは、その藪もすぐに終わったことだった。藪を抜けると、明らかにそれとわかる道が続いていた。

P1010570

 どうやら正解だったらしい。ほっとしてそのまま快調に進んでいくと217mの三角点のあるピークにたどりついた。

三角点を探そうと思ったが、笹藪があたり一面広がっており捜索は断念し、先に進む。

P1010571

ところどころ標柱も埋まっており、道も思った以上にしっかりと確認できるので 目標めがけて快調に進む。

 

道が一旦下り始めたので、ピークは近い。そして再び登り出すと間もなく平坦地が現れた。

P1010566

小谷要害山のピークのはずだが、はて、それと示すものが何もない。何もないが地図で確認するとやはりここが山頂のようだ。

 P1010569

展望は、この木々がなければすこぶる良好だろう。写真中央に見える山塊は、方角的に出雲北山である。 

 

さて、登頂はしたものの気になることがある。山頂から北側集落へ向けて続いていそうな気配があるのだ。

時間はかなり余裕がある。北側へ向けて降りてみることにする。

やはり、続いている。先ほどと同じような道がついており、明らかに人の手の入った遺構もある。

間違いなく下に行きつく。と、順調に進んでいたが、

P1010562

笹藪に阻まれ、断念する。そこまでしてここから降りる必要はない。別のルートを探す。

少し引き返し、谷へ向けて降りてみることにする。神社の裏手に出られるはずである。

 

地図(googlemap)には神社裏手には小路が続いているような記載があるので、そろそろあってもいいはず。

と思っていると、あった。かつては道だった道があった。いまは竹藪と同化しており、とてもまともには進めそうにない。

どっちにせよ、ヤブこぎは必須だったか、と一人ごちてから、もと来た道を引き返す。

あとは戻るだけなので、と油断したのが間違いの始まりだった。

 

道が意外にしっかりしている小谷要害山であるが、上下に高度感のないほぼフラットな低山で、

しかも登山道に展望がなく何処も似たような景色のため、自身の位置をこまめにチェックしなければならない。

217mの三角点のあるピークまで戻るまでは良かった。そこからがまずかった。

ここから林道まではほんのすぐだったはずである。しかし、たどりつかない。

道はしっかりしているから間違ってはいないはず、と更にしばらく進んでから、はたと立ち止り、気付いた。

 

どうやら道を間違えたようだ。

 

あわててコンパスで確認すると、進んでいた方向は北。まるっきり逆方向ではないか。進むべきは南である。

もと来た道をコンパスを見ながら引き返す。こんどはしっかりと南へ進む。

はずだったが、なぜか一度も通っていない竹藪にたどりついた。しかし、道はしっかり続いている。このまま行くべきか?

コンパスで確認すると北東を向いている。このままいけばどこかへ出るだろうが、進むべきは南だ。

 

再びもと来た道を取って返し進む。二度も間違えたことに少し焦る。焦ってこけた。

起き上って少し深呼吸した。そういえば、こんな無様で面白い様子を写真に一枚も納めていなかった。もったいないことをした。

さて、と南へ向けて歩き出すと、217mピークまで戻ってきた。コンパス片手に南の藪へ突っ込んだ。数分後、林道に到着。

 

大谷要害山へ続く道は確認できなかったが、GPSはしっかりと軌跡を刻んでいた。

 

小谷要害山

低山のシーズンがやってきた。存分に遊んでもらおう。ただし侮るなかれ低山。今回それを思い知る。

 

☆参加者☆

ロト(写真少なめテキスト多め)

 

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