ツアー&イベント レポート


万葉の山へたまたま登山 2011.12

ロトの冒険

何なんあの文字は?

ディスイズマン

安芸津港からみえるその山には、漢字が鎮座している。

ここよ

興味をそそられるがそこは本来の目的地ではない。

もちろん、行くつもりなどなかったのだが…。

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安芸津港に行ったのは他でもない。

七々見山に登るべく、フェリーで島に渡るためだった。

フェリー乗り場にはもちろん時刻表があって、

それを覗きこむと同時に係員の叔父さんから声がかかった。

「お客さん、あと二時間待ちだで。」と。

元来詰めの甘いワタクシは、

こういった小旅行では更に詰めが甘さを増す。

かっちりとした計画も良いには良いのだ。

寧ろ、それが普通なんじゃないかなと思う。

しかし、私のモットーは臨機応変なのである。

これは「いきあたりばったり」と読む。

つまり、

フェリーがどこから出るかは調べていたのだけど、

何時に出るかは調べてなかったのだ!

行けばあるだろうぐらいにしか

考えてなかったのが正直なところだ。



「何だって?二時間も待たされるだと?

なんてこった!! 」

という反応が普通。しかし私は、

「何だって?二時間も待たされるだと?

よっしゃ、あの漢字の山に行けるがな!!」

私の周りで数頭の馬と鹿がワルツを踊りだした。

 

さっそくiPhoneをゴソゴソかまって道を調べる。

経路をセットして出発進行!

15分ほどで目的地にたどり着いた。

デカデカと看板が掲げてあるここが登山口。

入り口看板

どうやらここは造園屋さんの私有地のようだ。

近くの空き地に車を止めて、登山開始である。

 

造園屋さんに出会ったらすかさず挨拶をすべく

あるく

意味もなくニコニコと笑顔を振りまき歩いていたのだが、

aruku

てくてくと道なりに進むと

わりとあっさり山頂に到着した。

到着

しかし山頂に着くのが今回の目的ではない!

今回の目的はあくまであの漢字を感じることなのだ。

 

というわけで、港からみえた斜面に移動すると、

これが正体か

なるほど、

いくつものライトなボックスが整然と並べられている。

よし、漢字を感じる作業開始!

うおりゃああとライトに沿って歩く歩く歩く。

GPS信号を拾うべく歩く歩く歩く。

そしてその成果がこれだッ!!

なだやま

じみ

思ったより地味な結果に意気消沈・・・。

 

☆参加者☆

ロト

★山データ★

灘山(ナダヤマ)

標高:264.9m

所在地:広島県東広島市安芸津町風早

 

別名、保野山ともいい

山腹にある漢字の「万」は万葉集の万である。

我が故に 妹嘆くらし 風早の

浦の沖辺に 霧たなびけり

(マイハニーが悲しんでいるぜ、

沖に立ち込める霧がその証拠なのさ。)

という歌にちなみ平成元年に作られたもので

縦110m、幅58mのこの巨大な文字は

盆暮れ正月などの節目に点灯されるということである。

 

ほうほう

山頂からは牡蠣イカダがよく見える。

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