登れ! 山ガールうな ①姫山の巻
4.姫山(姫路城) (ヒメヤマ(ヒメジジョウ) 45.7m)
突然だけど、
わたしこれ登ってみようと思うわけ。
あ、もうしおくれました。わたしはうな。
わたしの登山スタイルはだいたい空身。
持ち歩くのはポケットに行動食位かな。
時間が無いのでさっさと参ります。
おしょおしょ。
ここが登山口のようね。
それにしても登山者多いわ・・。
山頂にはずいぶん立派な山小屋があるのね。
なんであんなに大きいのかしら。
まあいいわ。とにかく山頂に行かなくちゃ。
おしょおしょ。
この傾斜ならわたしでも問題ないわ。
えっ! ここで入山料を徴収ですって!?
ん? わたしは無料!!
それはありがたいわぁ。
おしょおしょ。
なんか広すぎて山頂がはっきりしないのよね。
とりあえず流れに任せて歩いてみるわ。
おしょおしょ。
ちょっと登山道が整備されすぎじゃないかしら。
わたしはもっとナチュラルなほうが好みなのよね。
ちょくちょく出てくる案内板、さっぱり読めないわぁ。
ちょっと段差がきつくなってきたわぁ。
お付きの人、手を貸してちょうだい!
この登山道、ひたすら山小屋に向ってるだけじゃないの?
いったい山頂はどこなのかしら?
・・結局流れで山小屋に入ってしまったわ。
やけに広い小屋ねぇ。
登山者数に応じたキャパと言うことなのかしら。
外が全然見えないわ。
ちょっと持ち上げてくれる?
ありがと。
雨が降ってるわ。
いいタイミングで小屋に入れたわね。
登山者のみんなはぞろぞろと上に上がっていくけど何があるのかしら?
わたしも流れに乗ってみるわ。
ちょ、ちょっと・・この階段きつ過ぎじゃないかしら。
助けてちょうだい。
上がるにつれて激しい渋滞が発生しているわ。
いやんなっちゃう・・こんなに待って山小屋の上に行ってもしょうがないじゃない。
やっぱりわたしは山頂を探すことにするわ。
さぁ下りるわよ。
とは言え外はまだ雨ねぇ。
仕方ないわ。止むまで待機しなきゃ。
なんだかお腹が空て来たわ。
早く雨止まないかしら。
もう10分も停滞してるわ。
まだ止まないのかしら。
無性にお腹が空いたわぁ。
やたらとお肉が食べたいわぁ。
おーにーく。おーにーく。
あ、雨止んだようね!
もう山頂探しはどうでもいいわ。
ドタドタドダタ お肉を探さなきゃ!!
と言うわけで姫山=山小屋最上部には行かなかったけどわたし的には登頂と言うことになってるわ。
2015.6.20
2015 年 7 月 7 日