2010.12.05 毛無山(福田頭)
ミッション、〇〇山を制覇せよ!! シリーズの中でも一番早く片付きそう(中国地方だけならね)な毛無山を制覇せよ!! に挑戦だ。
言い放った以上、自分のケツは自分で拭かねばなるまい。(お食事中の方すいません)
今回は毛無山を一気に3座巡ってしまおうという毛が抜けそうな無謀企画。
本日は快晴!! 12月とは思えないほどの登山日和となった。わーい。
まず向かったのは
<E>毛無山(けなしやま 福田頭) 広島県庄原市比和町と庄原市西城町の境にある山。1252.7m。
福田頭とは少々変わったな名前だ。早速行ってみよう。
[googlemap lat=”35.01366281819867″ lng=”133.04757714271545″ width=”300px” height=”150px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]35.013663,133.047577[/googlemap]
車を走らせアプローチ地点を探す。目的地の毛無山へと続く林道入口に駐車場発見。
案内板もあるし、ここに車を止めてスタートしろということかな。
ちなみに福田頭となっていて毛無山とは一言も書いてない。
ここからこの山をぐるり一周する場合にはここに駐車すると便利かもしれないが、今回はピストン登山。
ここから歩きだと林道が長すぎるので、いける所まで車で突っ込んでみよう。こういう場合はスモールカーが重宝する。
で、行き着いた場所がここ。
なんじゃここは!!
道はガタガタ。車幅もギリギリで、こいつ(愛車:黒子豚)では無理なんじゃ・・?
このまま行くとボロボロになりそうなのでバックで引き返しここに止めた。
ソーリー黒子豚。
駐車場所探しで時間食ってしまった。まぁ初めての場所ではしょうがない。
10:00、登山スタート。
しばらくは荒れた林道歩きだ。今朝の冷え込みで霜が降りている。
この林道は車種によっては行けなくはないようだが、みんなもやめたほうがいいぞ。歩いたって距離はたいしたことないから。
愛車は大切に。
林道終点には案内板が立っていた。
ここからが登山道になるようだ。
引き続きなだらかな山道を進む。
すぐにある分岐は右へ折れ、丸太橋を渡る。
進んでいくとまたまた何やら書いてある。自然を大切にという内容のメッセージボードだ。
その片隅に手書きで登山道の案内があった。(これ重要。見逃すな!!)
この辺りから川に沿ったルートになる。
わぉ!! いい山道だ。水の音も心地いい。
熊に注意を払いながら歩いていく。(今日は単独なので勝負は一対一。勝てる気はしないぜ・・)
しばらく進むと一の滝への分岐があった。
当然行ってみる。
50mほど上流に進むと一の滝。
角度はゆるく、滝ってほどのものではないかな。
なるほど。
分岐まで引き返して、上に進む。
続いて二の滝出現。
これもゆるいぜ・・。
さらに進むと三の滝。ここから登山道は対岸に続いているようだ。
滝つぼに架かっている落ち葉に埋もれ丸太橋を渡らねばならない。
これは木が腐っていても分からんな・・慎重に渡らねばなるまい。
やわらか~い丸太橋を渡り、三の滝を眺めてみる。
やはりゆるい。先に進んでしまおう。
登山道を進んでいくとT字路状の分岐があった。
道標はない。はて? どっちに行けば??
左に行けば川沿いに道が伸びているようだ。多分こっちで間違いないだろう。
とりあえず進んでみると・・川沿い過ぎじゃないかい!!
滝の上部にかかった丸太を渡れという事のようだ。
ロープもあるが使いもんにならん・・。
高さもあるし、滑り落ちれば笑い事じゃすまない。
足元の丸太の強度もあやしいので慎重に歩みを進める。
無事通過。やれやれ。
ここは下りで通りたくないな・・。
登山道一番の難所を過ぎた後、登山道は徐々に川から離れ、林の中へと続いていた。
水呑場を過ぎ、
11:08、大波峠到着。
おっ、展望あり。疲れが取れる。
ここから左へ進むと目指す福田頭(毛無山)山頂。右へ行けば井西山がある。
まずはメインの毛無山に行ってみよう。井西山は帰りに行ってみよう。そうしよう。そうしよう。
葉の無い木々の黄昏感が素晴らしい。夏ならこれほど見通せないだろうし。
勢いよく進み始めたがここからがきつかった。(写真で指差しているのは福田頭の肩)
肩までほぼ直登。
はへぇ。楽ではない。
歩行距離の短いT_ZANS活動で脚力が落ちてきている。
「あーしんどぉ」
独り言も多くなる。
やっとの思いで肩まで登るといよいよ山頂が見えてきた。頭だな。
11:30、福田頭(毛無山)山頂到着。
だーれもおらん。
展望抜群。青空の下、山頂を独り占めとはなかなか贅沢じゃないか。
うふふふ。
西は猿政山、その隣の毛無山。さらにその奥に大万木山とその隣の毛無山。
北には吾妻山、比婆山と並び、その北にも毛無山。
今立っている毛無山を含め、4つの毛無山密集地帯である。あーややこしい。
ちなみに東は大山が遠くに見える。
しばらくぼーっとした後、次の毛無山を制覇するため移動開始。
ここから北へ続くルートは何故か下山道と書いてある。
一方通行のようだがここを下りると駐車場所まで遠くなるので無視。来た道を逆走してしまおう。広島県警もここまでは目が届かないだろう。
登山道を滑るように下る。
前方に隣の井西山が見える。次はむこうに登らねば。
大波峠まで戻ってきた。
ここから井西山に行けそうだ。
地図には載っていないが、果たして縦走路はあるのだろうか。
では行ってみよう。
5mほど踏み後を進むとその先はヤブヤーブ。
うっっ。
ここで本来ならT_ZANS魂を見せたいところだか、あいにく次の毛無山が待っているので時間が無い。
早すぎる撤収だかしかたない。ここは低王に譲ってやろう。
残念残念。
登ってきた道を下る途中、何人かの登山者とすれ違った。やはり人気のある山のようだ。
途中にある分岐からは来た道と違うコースで下りてみた。
そして再び合流した場所は、三の滝を上がってすぐにある分岐点。なるほど、これで滝上部の難所を迂回することが出来るわけか。
いつかツアーで訪れる日のために印を付けとこう。
マジックは持っていないので木に枝を挟んどきました。(どうせすぐ落ちるだろうけど・・)
爪あとを残した後は小走りでひたすら下る。
三の滝の丸太トラップもトン、トン、ズボっと通過。(若干浸水)
12:35、車に戻り下山完了。
天気も良く、いい山歩きが出来た。
満足度は高いし、来年またツアー登山で企画しても良さそうだ。
ただ「毛無山」って案内板に書いてないのが毛無ハンターとしては少々残念。
という訳で一座目の毛無山終了。
調子もでて来たぜ。
このまま次の毛無山へ突撃。
しかし次の毛無山は予想以上に手ごわかったのだ。
2010.12.05
2010 年 12 月 20 日