ツアー&イベント レポート


ぼんのGW九州紀行 ⑱ピコピコ英彦山 後編 2011.5.5

ぼんのカレーは別腹です

ピコピコ第2弾、英彦山を予定通り攻略したぼん

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あとは予定通り下山…するはずだったのですが。。。


 

南岳から、往路を戻らず南西方向へ。

ここ英彦山には、「英彦山の鬼杉」という名の大杉があるのです。 ぜひとも見ときたい!



道標に従って下山を開始。

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すると…



うをっ!?  いきなりの激下り!!!

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事前調査と等高線の間隔からある程度予想はしていましたが、これほどとは…

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10mを超えるような鎖場の連続。 なかなか手応えがあります。

バランスを崩し、すこしヒヤリとする場面も…

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しかし岩の上からは、本日最高の展望を楽しむことができました。 ヤッフー!!

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やがて鎖場も終わりますが、まだまだ急な下山道は続きます。

道中にはこんな不思議岩も。

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その名も「材木岩」 火山活動でできた柱状節理です。



調子よく下っていると、登山中のおじさん2人組に声をかけられました。 


 


おじA「こんにちは。 暑いですねぇ、ここは初めてですか?」

ぼん「こんにちはー。 ええ、初めてです。」

おじA「玉屋神社の道を下りられるんですか?」

ぼん「はい、その予定です。」

おじA「僕らそっちから登ってきたんだけどね、大雪でだいぶ荒れてたよ。」

おじB「ここは何回も登ってるけど、今日は初めて迷ったしねぇ。」

ぼん「えー、そうなんですか? うーむ。。」

おじA「鬼杉まではまぁ大丈夫ですわ。 鬼杉見られたら少し引き返して、

左に曲がって大南神社のほうから下りられたほうがいいかもしれんよ。」

ぼん「そうですか… わかりました、ありがとうございます!」

おじA「まあ、若いから(玉屋神社から)下りてみられてもいいかもしれんけども。 気をつけてー。」




英彦山登山道


登山道の状況も事前確認しとくべきだったな…と反省しつつ、ありがたい情報に感謝。

大南神社へ続く分岐を右に見て、まずは鬼杉へ。


 

どれかどれかと探しつつ歩くと、明らかにそれと分かる大杉が。 あれだ!

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天に向かって直立するその姿は、屋久杉をも凌ぐカッコよさ!

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その幹には、鬼の貌を思わせる独特の紋様が刻まれています。

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屋久島縄文杉の幹周囲が約16.1mですからねー。 鬼杉もそれに劣らぬ巨木です。

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鬼杉のほとりでしばらくボーっとしたのち、(←これ至福)

おじさん方の情報に従い、大南神社経由で下山することに。 来た道を少し登り返し…

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まるで三徳山投入堂のような、険しい岩場に建つ大南神社にたどり着きました。

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この先、登山道は巨大な一枚岩のトラバースへ。

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道はさらに細くなり、滑りやすい箇所も。

鎖もロープも取り付けられておらず、岩に身を任せるしかない。 これは怖いな…。


この先も、岩の斜面が僅かに窪んでるだけのデンジャラスゾーンが続いているようです。

お地蔵様、どうしましょう…?

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少し考えて、このルートは危険と判断。 撤退することにしました。

再び、鬼杉のもとへ。

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さて、どうしたものか…。 

やはり当初の計画通り、玉屋神社へ続く道を進もうか?

少し進み、登山道の様子を窺うと…

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この状況。 やはりおじさん達の言った通りだったか。



確実な方法は、ここ鬼杉から南岳・中岳登り返し、往路を辿ること。

しかし、鎖場の難所を含めてかなりの距離を歩かなければなりません。

ここまででもかなり消耗しており、体力的にも無理がある。。。



さてさて、どうしたものか…。



ここで地図を見直すと、林道から鬼杉へ1本の登山道が伸びていました。

事前計画では、エスケープルートとして考えていたルートです。 これが使えそうかも!

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荒れている箇所はあるものの、比較的ハッキリした登山道のようです。

このルートは九州自然歩道の一部であり、鬼杉への最短ルートでもあるため、利用者も多いのでしょう。

よし、ここから下山しよう!



方角的に駐車場からどんどん離れていくのは、さすがに少し気が重いですが…

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帰れなくなるよりは、はるかにマシです。



やがて、林道に合流。 鬼杉の案内板がありました。

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ここからは、ただひたすら林道を歩くのみ。 最近このパターン多いな…

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林道をしばらく行くと、突然の文明開化。

ここは英彦山大権現という神社のようです。 観光客が… 人がたくさんいるー!

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しばらく、鳥居脇でへたりこんでしまいました…

ホッとして力が抜けるとはこのことか~。



しかし駐車場まではまだまだ遠い。 

国道との合流点まで下ると、英彦山温泉「しゃくなげ荘」があります。

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ゆっくり温泉入りたいけど…温泉セットは車の中。 む…無念。



しかし、しめたぞ。 ここにはバス停があるじゃないか!

時刻表を見てみると…



駐車場方面のバスは5分前に発車してしまっていました…。   うむむむむ…無念。。

しかも、バス便2時間に1本て。。。



結局、歩くわ歩くわ。

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固い地面って足にくるから非常~に苦手です。 屋久島のトラウマ再び…(;´Д`)



直射日光東照宮… 正直しんどい…

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なんだか眠くなってきました… 我をヴァルハラへ誘い給え…ぶつぶつ…



いったいどれだけの距離を歩いてきたのでしょうか。 立ちつくすぼんの目の前には、壮大な鳥居が聳えていました。

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…天国への門? …シ○アの扉?

いやいや、コレは英彦山神宮参道への入口、国宝・銅鳥居(かねのとりい)です。

霊験あらたかな佇まいに、 しばし圧倒される。。



このまま国道をぐにゃぐにゃ辿っても駐車場へ行けるけど…

ここまで戻って来れた感謝を込めて、途中まで参道を登って帰ることにしました。



鳥居をくぐって、再び別天地へ。

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一歩一歩、力をふり絞って登ります。



やがて、参道途中の鳥居まで戻ってきました。

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なんだかここを通ったことも、はるか昔の出来事のよう。

参道を左に逸れ、車を停めた別所駐車場へ向かいます。



おおー、見えてきたぞう!

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14:06 別所駐車場到着。

実に、予定時間を1時間半オーバー。 長かった…

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まさに修験道。 ピコピコ英彦山、ハードでした…


誰かが言った言葉… 「神様は乗り越えられる試練しか与えない」

ベタだけどホントですね。 よく頑張った、自分。




今回のまとめコースマップです。

ピコピコ後編




 

 

 

※※※参加者※※※

 

 

 

 

ぼん

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく、無事に下山しなければ! の一心で頑張りました。

反省点も残りましたが、ひとついい経験ができたと思います。

  

 

残る1ピコピコは、新潟県にある弥彦山。 プロ~、帰省時にちゃちゃっと制覇、お願いしますyo☆

  

 

 

 

 

 

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