ツアー&イベント レポート


北アルプス笠ヶ岳ツアー2日目(鏡平山荘~笠ヶ岳山荘~笠ヶ岳)

活動記録

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朝から槍ヶ岳がよく見えます。

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さて、本日の目的地は笠ヶ岳山荘です。

お天気は午後から一時雨の予報でしたが、さほど急がなくても雨が降る前には辿り着けると判断。

のんびり朝ご飯を食べて6時頃鏡平山荘を出発しました。

風がないので、山荘周囲の池が本当に鏡のように周囲の山々を映し出しています。

水面に映っているのはこれから登る弓折岳です。

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お世話になった鏡平山荘に別れを告げて、これからまず弓折乗越を目指します。

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登山道左側の斜面ではニッコウキスゲが満開でした。

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ついさっきまで晴れていたと思ったら、あっと言う間にガスが上がってきてしまいました。

でもこれはこれで涼しくてよかったりします。

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時折ガスの隙間から槍ヶ岳が見えます。

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左)ヤマハハコ(まだ蕾) 右)ヨツバシオガマ(たぶん・・・)

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7時ちょうど、弓折乗越に到着です。

良いタイミングでガスが晴れ、槍穂の稜線がよく見えました。

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カメラマンなみなみ

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ここからは気持ちの良い稜線歩きになります。

もちろん登山道の脇には高山植物がたくさん咲いています。

左)ハクサンイチゲ 右)コイワカガミ

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左)コバイケイソウ 右)ハクサンフウロ

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双六岳方面

昨日の雨の中、双六山荘のテン場に向かった登山客も大勢いたそうです(鏡平周辺はテント禁止だから・・・)。

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弓折乗越から20分少々で弓折岳に到着。

看板が折れているのはご愛敬。

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出発した新穂高温泉が遙か下に見えます。

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左)コゴメグサ 中)キヌガサソウ 右)タテヤマリンド(もしくはミヤマリンドウ)

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あちらこちらに高山植物が咲いているので少々ガスがかかって視界が悪くなっても楽しく歩けます。

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足を止めて景色を眺めるなみなみ

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ところで、そろそろ大ノマ岳に到着するはずなんだけど・・・どうもよくわかりません。


いろんな人のブログを見ると、わかりにくくて知らない間に通り過ぎてしまっていたとか、山頂には何もなかった(そもそも登山道はピークから少し外れている)と書かれていたので注意していたのですが・・・。


どうやら私たちも知らない間に通り過ぎてしまっていたみたいです。


あれ?と思ってから慌てて振り返って写真撮ってみたのがこれ。


多分、大ノマ岳と思われるピーク(自信全くなし)。

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ま、過ぎてしまったことは仕方ないので忘れましょう。



左)ウサギギク 中)岩陰で発見したけど名前がわかりません、誰か教えて~! 右)ツガザクラ

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アオノツガザクラもたくさん咲いていました。でも写真撮ったつもりで一枚も撮っていませんでした orz



さて、稜線歩きがしばらく続いたと思ったら、小規模なカールの様な場所に到着しました(9時55分)。

秩父平です。

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どうやらここはコバイケイソウの群生地の様です。

なぜか他の場所よりも涼しいので休憩にぴったり。

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秩父平からはつづら折りのやや急登が始まります。

距離は短いのであっという間にまた稜線にたどり着きました。

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振り返ると、今まで歩いてきた稜線と、秩父平からの道が見えます。

こんなに歩いたんだ~と思ってちょっと嬉しくなりますが、まだ本日の行程の半分ほどなのです。

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時折見える青空に夏を感じながら再びの稜線歩きが始まります。

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ガスで何にも見えなくなったりしますが、頑張って歩きます。

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あ、あれは?

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雪渓で止まっている岩。

そのうち雪渓がもっと溶けたら転がり出すのでしょう。

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抜戸岳への分岐です。

見上げると、距離はさほどありませんが山頂までは岩だらけの道が続いています。

先に山頂へ登ってきた往年の山ガール達によると、山頂から再び登山道に合流する道が延びているとの事。

とは言え、荷物を全部背負って山頂に行くのは大変そう・・・。

結局この分岐にザックをデポして山頂を目指しました。

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10分もかからず山頂に到着。

わかっていましたが・・・何も見えません。

長居をしてもガスが晴れるとも思えなかったのでさっさと戻って、再びの稜線歩きです。

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前方に現れた大きな岩は、なみなみが呪いの言葉で真っ二つにしてくれました。

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しかし、呪いの力は長続きしません。

再び一つになろうとする岩をなみなみが体を張って押しとどめてくれました。

「さぁ、早く通って!」

なみなみ、あなたの尊い犠牲は忘れない!!

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などとちょっと遊びながら抜戸岩を通過。

奥には緊急時にビバークできそうな窪みもありました。

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さて、ここまで来たら笠ヶ岳山荘も笠ヶ岳ももう少しのはずなのですが・・・ガスで見えません。

かろうじて見えたのが笠ヶ岳の下にある緑の笠。

と言うことは、本来なら目の前に山荘も笠ヶ岳もあるはず。

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と、目の前に「ガンバ」と書かれた岩が出現。

山荘スタッフの心遣いが嬉しくなります。

が、しかし!なんだか昨日の、「あと500M」「あと5分」と同じ気配を感じます。

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思った通り、疲れた足に最後の岩だらけの登りはきつかった~。

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ガスで視界が悪い中、白丸ペイントを頼りにまゆゆとみっしゃんも山荘目指して登ってきます

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13時7分、山頂到着です。

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宿泊の手続きをして部屋に荷物を置いた後は、玄関脇のスペースでのんびりお茶を飲んだりラーメン食べたり、お酒を飲んだりしました。

途中雨が降り出したりして景色は全く見えませんでしたが、早めに小屋に入ってのんびりする時間は泊まりで山に登る楽しみでもあります。

もしかしたら晴れるかも、と言って雨がやんだ後、まゆゆとみっしゃんは笠ヶ岳の山頂(小屋から15分ほど)へ向かいました。

天気予報によると明日は午前中晴れ。

相談の結果、ご来光を見てから下山することになりました。


夕食は夕方5時からの1回目(早く到着したから~)。

昨日の鏡平山荘と比べると少しボリューム少なめでしょうか。

でも決して足りないということはありません。

もちろんご飯とお味噌汁はおかわり自由です。

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食後は消灯時間までまったりです。

まゆゆとみっしゃんはまた笠ヶ岳に登りに行きました(どんだけ好きなんだ?)

なみなみと私は明日の飲み物の準備をしたり、小屋に置いてあった雑誌や文庫本を読んで過ごします。

途中で知り合いになったおじさんが夕焼けが見えると教えに来てくれました。

それを聞いたカメラマンなみなみは一眼レフのデジカメを持ってお出かけ。

いい写真撮れたらしいです。



消灯後、昨日とは打って変わって静かな室内。

なみなみの口から呪いの言葉が吐かれることはありませんでした(よかったよ~)。



<登った人> みっしゃん なみなみ まゆゆ ぷろ


<文責> ぷろ


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