裏から表へ 2012.5.27
ここは、どこでしょう?
北アルプスじゃありません。
だいせんです。
[googlemap lat=”35.345900398475116″ lng=”133.5496973991394″ align=”undefined” width=”300px” height=”150px” zoom=”11″ type=”G_NORMAL_MAP”]35.3459,133.549697[/googlemap]
良く晴れた日曜日。前々から行ってみたいと思っていた、
鍵掛峠からユートピアに至る、大山の裏側ルートに挑戦してきました。
その昔、隊長達が残した足跡をたどって。 → 2009.6.14 大山(鍵掛峠~大山ユートピア山小屋~大山寺)
鍵掛峠から鏡ヶ成方面に少し歩いたところにある、健康の森遊歩道入口から登山開始。
最初に目指すポイントは鳥越峠です。
迷いやすいコースということなので、気を引き締めていこう。
入山するとさっそく、素晴らしい自然林が「よく来たね。」と迎えてくれました。
おじゃまします。
赤やピンクのテープがありますが、なかには紛らわしいものもあるので注意…
ところどころに残雪のある道を進み、しばらく行くと文殊堂からの道と合流。
このあたりからは道幅もぐっと狭くなります。
方角をチェックしながら慎重に…
少し不安になり始めたころ、倒れたポールと朽ちた看板を発見。
やがて… ハスのような葉っぱに白い花をつけた、かわいらしい植物の群生に出会います。
サンカヨウ(山荷葉)です! これが見たかったんだよな~。
大山周辺や大万木山の山頂部などに自生する、めずらしい植物です。 咲いてるとこ見れてよかったー。
雨が降ると花びらが透き通って、とてもキレイなんだって。
急坂をゆっくり登り、鳥越峠に到着。
右に行けば烏ヶ山、左に行けばキリン峠を経て槍ヶ峰に至りますが、
どっちのルートもいろんな意味でしんどそう…
ここはまっすぐ進み、駒鳥避難小屋を目指します。 しかし暑いわ…
ロープ+残雪(怖っ)のある急斜面を下ると、しばらくは平坦な道に。
このあたりにもサンカヨウが分布していました。
やがて沢道に入り、かなり下っていきます。 もったいないなぁ。
そして着きました、駒鳥避難小屋!
大山の避難小屋の中では最も古い小屋ですが、堅牢そうな造りになっています。
十分寝れるなぁ。
ノートにちょちょいと落書きして、出発。
短い梯子を2つほど降りると、加勢蛇川の上流、地獄谷に出ました。
沢の向こうに大山主稜線が見える。 こりゃすごい場所だわ。。。
あまりに気持ち良く、しばらくのんびりしたくなりますよ。
100mほど行くと、左岸(右側)に赤ペンキの矢印発見。
ここが振子沢の入口となります。
沢に入ってすぐの場所にある遭難碑に手を合わせ、先へと進みます。
ルートを探しながら、のしのしいくと…
ひょえ~! 残雪びっしり!
ここをシャリシャリ登って行くわけか…
しかし5月下旬にコレを使うことになるとは思わなんだ。
こんなとこ、踏み抜いたらえらいこっちゃやで。。。
少しずつゆっくりと登りますが、軽アイゼン着けてても滑ります。
雪渓歩きって、想像以上にしんどいなぁ…
前方に稜線が見えてきました。 縦走している人影が見えます。
とても山陰とは思えない光景。。。 白馬の大雪渓もこんなでしょうか?
しかーし!
先行者につられて、沢から右に上がっていく道を見過ごしてしまったぞぅ…
やむなく少し戻って、正規ルートを発見。 なんとか合流できました。 暑くてへとへとだ~
でも、稜線からはこの絶景!
分岐を象ヶ鼻方面に進みます。 文字が消えてて読めないけど。
さっきまでは南壁だったけど、象ヶ鼻からは北壁の荒々しい山容を望めます。 なんて贅沢な!
このあたりは、イワカガミがたくさん見られます。
イワカガミにはコイワカガミ、オオイワカガミといった亜種もあるそうだけど、コレはどの種類なんだろう?
ここから1636mピークまで行こうと思ってたけど、なんとなくパス。
なんか、またの機会にとっておきたくなったんですよね。(ちなみに縦走はしないと決めてます。)
おとなしくユートピア小屋へと降りていき…
大人のゴールデンランチタイム! サッポロ一番、ぼりうま!
お腹を満たしたら、いつものように三鈷峰へGO。
岸本あたりから伯耆大山を眺めたら、左側にピョコッと見えてるピークです。 たぶん。
ダイセンミツバツツジもピンクの花をつけ始めていましたよ。
三鈷峰頂上。 爽快な場所ですね、いつ来ても。
さて、ここからは宝珠尾根(ユートピアコース)を下山しましょう!
大迫力の北壁からは、絶えず落石の音が響いています。。
昨年の台風災害で大きく崩れてしまった砂滑りコースは、まだ通行危険とのQコーチ情報。
ビビリなぼんは、もちろん通りません! 様子は気になるけど…
一般のコースも、ところどころザレてて怖いです。
昨年より浮石も多く、少々危険に感じました。
さっき登った三鈷峰を見ながら、徐々に高度を下げていきます。
砂滑りの高速下山と比べると、やはりこのコースは長く感じるなぁ…
ようやく下宝珠越まで下りてきました。
ここからは大神山神社へ下山するのが一般的ですが…
今回は、意外にもまめ登山部的未踏峰な、宝珠山(1183m)を経由してみることにしました。
踏跡は、わりとはっきりついてます。
そしてあっという間に到着。
宝珠山初登頂を記念して、ここを勝手にぼんジュール山と呼ぶことにしよう! (すいません)
※訂正! 宝珠山、まめ登山部初だと思ってたけど、過去に登頂済でした。 失礼しましたシルブブレ。
展望のきかないひっそりとした山頂からは、
それぞれ中の原スキー場、大山国際スキー場に行ける2本の道が続いています。
左の中の原方面へ、ブナ林を一気に下ると…
文明の利器がボンジュール!
下界を眺めれば… おおーすごい!!
冬の同じ場所と比較してみると、また面白いですね。
無事下山。 総歩行時間は約6時間でした。
疲れたけど、充実の山登りができました♪
やっぱ大山はすごいや!
・
・・・参加者・・・
・
ぼん
・
大山登山は夏山登山道とユートピアコースだけじゃないぜ!
裏から表へ抜けるこのコースも、歩けば歩くほど奥が深いです。
2012 年 6 月 2 日
サンカヨウ(山荷葉)
中国では、ハスのことを荷葉といい、葉のつき方がハスの葉に似ているから
「山の蓮」という意味でこの名がついた。
ちなみに、花言葉は「清楚な人」!(*≧m≦)=3
イワカガミの花言葉は「忠実」
6月7日の誕生花です。
花言葉は、見つけた人へのメッセージかもしれませんね・・・
ソロで行くとはぐれいと!!
ところで車の回収はどうしたの?
まさかタクシー??
いいな~
ぼんくん!このコース行きたかったんだぁ…
見てるだけでわくわくするぜ!
また一緒に行こうね~(*^_^*)♪
>>よっしー
見つけた人へのメッセージかぁ~
俺って、清楚で忠実な人だったのかぁ~(∀`*)ゞ
>>たいちょー
ホントはソロはちょい不安だったんですけどねぇ。。(苦笑)
クルマは矢筈に登ってた父上に回してもらいました~
>>ひとみさん
実は、ボクがまめ登山部入部を決意したのは、、、
ひとみさんの「目に虫が入った! とって!」にツボって大爆笑したからです(笑)
※この記事上部のリンク【2009.6.14 大山(鍵掛峠~大山ユートピア山小屋~大山寺)】参照。
ひとみさんがいなかったら、今頃まメンバーじゃなかったかも…(笑)
>>Qコーチ
よろこんで、お供しますぜ~( `・∀・´)ノ
あれれ…
今「まめナビ」見たら、宝珠山って未踏じゃなかったのね…
すんませんすんません