ツアー&イベント レポート


裏から表へ 2012.5.27

ぼんのカレーは別腹です

ここは、どこでしょう?

 

 

 

北アルプスじゃありません。

だいせんです。

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良く晴れた日曜日。前々から行ってみたいと思っていた、

鍵掛峠からユートピアに至る、大山の裏側ルートに挑戦してきました。

その昔、隊長達が残した足跡をたどって。 → 2009.6.14  大山(鍵掛峠~大山ユートピア山小屋~大山寺)

 

 

鍵掛峠から鏡ヶ成方面に少し歩いたところにある、健康の森遊歩道入口から登山開始。

最初に目指すポイントは鳥越峠です。

迷いやすいコースということなので、気を引き締めていこう。

 

 

入山するとさっそく、素晴らしい自然林が「よく来たね。」と迎えてくれました。

おじゃまします。

 

 

赤やピンクのテープがありますが、なかには紛らわしいものもあるので注意…

ところどころに残雪のある道を進み、しばらく行くと文殊堂からの道と合流。

 

 

このあたりからは道幅もぐっと狭くなります。

方角をチェックしながら慎重に…

 

 

少し不安になり始めたころ、倒れたポールと朽ちた看板を発見。

 

 

 

やがて… ハスのような葉っぱに白い花をつけた、かわいらしい植物の群生に出会います。

 

 

サンカヨウ(山荷葉)です! これが見たかったんだよな~。

大山周辺や大万木山山頂部などに自生する、めずらしい植物です。 咲いてるとこ見れてよかったー。

雨が降ると花びらが透き通って、とてもキレイなんだって。

 

 

急坂をゆっくり登り、鳥越峠に到着。

右に行けば烏ヶ山、左に行けばキリン峠を経て槍ヶ峰に至りますが、

どっちのルートもいろんな意味でしんどそう…

 

 

ここはまっすぐ進み、駒鳥避難小屋を目指します。 しかし暑いわ…

ロープ+残雪(怖っ)のある急斜面を下ると、しばらくは平坦な道に。

 

 

 

このあたりにもサンカヨウが分布していました。

 

 

やがて沢道に入り、かなり下っていきます。 もったいないなぁ。

 

 

そして着きました、駒鳥避難小屋

大山の避難小屋の中では最も古い小屋ですが、堅牢そうな造りになっています。

 

 

十分寝れるなぁ。

ノートにちょちょいと落書きして、出発。

 

 

短い梯子を2つほど降りると、加勢蛇川の上流、地獄谷に出ました。

 

 

沢の向こうに大山主稜線が見える。 こりゃすごい場所だわ。。。

あまりに気持ち良く、しばらくのんびりしたくなりますよ。

 

 

100mほど行くと、左岸(右側)に赤ペンキの矢印発見。

ここが振子沢の入口となります。

 

 

沢に入ってすぐの場所にある遭難碑に手を合わせ、先へと進みます。

 

 

ルートを探しながら、のしのしいくと…

 

 

ひょえ~! 残雪びっしり!

ここをシャリシャリ登って行くわけか… 

 

 

しかし5月下旬にコレを使うことになるとは思わなんだ。

 

 

こんなとこ、踏み抜いたらえらいこっちゃやで。。。

 

 

 

少しずつゆっくりと登りますが、軽アイゼン着けてても滑ります。

雪渓歩きって、想像以上にしんどいなぁ…

 

 

前方に稜線が見えてきました。 縦走している人影が見えます。

とても山陰とは思えない光景。。。 白馬の大雪渓もこんなでしょうか?

 

 

しかーし!

先行者につられて、沢から右に上がっていく道を見過ごしてしまったぞぅ…

やむなく少し戻って、正規ルートを発見。 なんとか合流できました。 暑くてへとへとだ~

 

 

でも、稜線からはこの絶景!

 

 

分岐を象ヶ鼻方面に進みます。 文字が消えてて読めないけど。

 

 

さっきまでは南壁だったけど、象ヶ鼻からは北壁の荒々しい山容を望めます。 なんて贅沢な!

 

 

このあたりは、イワカガミがたくさん見られます。

イワカガミにはコイワカガミオオイワカガミといった亜種もあるそうだけど、コレはどの種類なんだろう?

 

 

ここから1636mピークまで行こうと思ってたけど、なんとなくパス。

なんか、またの機会にとっておきたくなったんですよね。(ちなみに縦走はしないと決めてます。)

おとなしくユートピア小屋へと降りていき…

 

 

大人のゴールデンランチタイム! サッポロ一番、ぼりうま!

 

 

お腹を満たしたら、いつものように三鈷峰へGO。

岸本あたりから伯耆大山を眺めたら、左側にピョコッと見えてるピークです。 たぶん。

ダイセンミツバツツジもピンクの花をつけ始めていましたよ。

 

 

 

三鈷峰頂上。 爽快な場所ですね、いつ来ても。

 

 

さて、ここからは宝珠尾根(ユートピアコース)を下山しましょう!

大迫力の北壁からは、絶えず落石の音が響いています。。

昨年の台風災害で大きく崩れてしまった砂滑りコースは、まだ通行危険とのQコーチ情報。

ビビリなぼんは、もちろん通りません! 様子は気になるけど…

 

 

 

一般のコースも、ところどころザレてて怖いです。

昨年より浮石も多く、少々危険に感じました。

 

 

さっき登った三鈷峰を見ながら、徐々に高度を下げていきます。

砂滑りの高速下山と比べると、やはりこのコースは長く感じるなぁ…

 

 

ようやく下宝珠越まで下りてきました。

ここからは大神山神社へ下山するのが一般的ですが…

 

 

今回は、意外にもまめ登山部的未踏峰な、宝珠山(1183m)を経由してみることにしました。

踏跡は、わりとはっきりついてます。

 

 

そしてあっという間に到着。

宝珠山初登頂を記念して、ここを勝手にぼんジュール山と呼ぶことにしよう! (すいません)

※訂正! 宝珠山、まめ登山部初だと思ってたけど、過去に登頂済でした。  失礼しましたシルブブレ。

 

 

展望のきかないひっそりとした山頂からは、

それぞれ中の原スキー場大山国際スキー場に行ける2本の道が続いています。

 

 

左の中の原方面へ、ブナ林を一気に下ると…

 

 

文明の利器がボンジュール!

 

 

下界を眺めれば… おおーすごい!!

 

冬の同じ場所と比較してみると、また面白いですね。

 

 

無事下山。 総歩行時間は約6時間でした。

疲れたけど、充実の山登りができました♪

 

やっぱ大山はすごいや! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・参加者・・・

 

 

 

 

ぼん

 

 

 

 

 

 

 

 

大山登山は夏山登山道とユートピアコースだけじゃないぜ!

裏から表へ抜けるこのコースも、歩けば歩くほど奥が深いです。

 

 

 

 

 

“裏から表へ 2012.5.27” への7件のフィードバック

  1. よっしー より:

    サンカヨウ(山荷葉)
    中国では、ハスのことを荷葉といい、葉のつき方がハスの葉に似ているから
    「山の蓮」という意味でこの名がついた。

    ちなみに、花言葉は「清楚な人」!(*≧m≦)=3

    イワカガミの花言葉は「忠実」
    6月7日の誕生花です。

    花言葉は、見つけた人へのメッセージかもしれませんね・・・

  2. 隊長 より:

    ソロで行くとはぐれいと!!
    ところで車の回収はどうしたの?
    まさかタクシー??

  3. Qコーチ より:

    ぼんくん!このコース行きたかったんだぁ…
    見てるだけでわくわくするぜ!
    また一緒に行こうね~(*^_^*)♪

  4. ぼん より:

    >>よっしー
    見つけた人へのメッセージかぁ~
    俺って、清楚で忠実な人だったのかぁ~(∀`*)ゞ

    >>たいちょー
    ホントはソロはちょい不安だったんですけどねぇ。。(苦笑)
    クルマは矢筈に登ってた父上に回してもらいました~

    >>ひとみさん
    実は、ボクがまめ登山部入部を決意したのは、、、
    ひとみさんの「目に虫が入った! とって!」にツボって大爆笑したからです(笑)
    ※この記事上部のリンク【2009.6.14  大山(鍵掛峠~大山ユートピア山小屋~大山寺)】参照。
    ひとみさんがいなかったら、今頃まメンバーじゃなかったかも…(笑)

  5. ぼん より:

    >>Qコーチ
    よろこんで、お供しますぜ~( `・∀・´)ノ

  6. ぼん より:

    あれれ…
    今「まめナビ」見たら、宝珠山って未踏じゃなかったのね…
    すんませんすんません

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