2014.6.15 首都圏お手軽日帰り縦走 ~蛭ヶ岳・檜洞丸 編~
丹沢山で一服したあとは、さらに先へと進みます。
次なるピークは、丹沢山地最高峰かつ、神奈川県最高峰である、
蛭ヶ岳!!
ここからは、さらに人が少なくなります。
そして、さらに気持ちの良い稜線歩きが待っています。
大きく降りてから、登りかえします。
ところどころに東屋やベンチなどが置かれ、道標もしっかりついており、
歩く人は少ないながらも、登山道には手が入っているなと感じます。
ありがたやありがたや!
不動ノ峰を通過た先には、
蛭ヶ岳が(一番右のぽっこり丸い山)。
山頂付近に山小屋が見えます。
丹沢の山々はまだまだ奥へと続いています。
棚沢の頭。
ここでようやく、丹沢山~蛭ヶ岳の中間、ってところですか。
ちょっと一息入れます!
さぁ、ついに目の前にきました、蛭ヶ岳!
ここを降りて、もう一回登れば…!!
ここの縦走路(特に檜洞丸)は、シロヤシオが
たくさんみれることでも有名です。
ついに到着!!やった!蛭ヶ岳山荘~!!
先着の小学生兄弟とお父さんが、お弁当を食べながら
景色を楽しんでいました。
とにかく景色がいいわ~。
北~北東方向には、首都圏再大のダム(湖)である、宮ヶ瀬ダム(湖)が。
そして、その先にはどこまでもまっ平な、関東平野が広がっています。
中国地方では、この「まっっったいら感」は、まず味わうことができないので、
とても新鮮です!
今日は霞んでみえないけど、空気が澄んでいれば、新宿の高層ビル群や
スカイツリーもみえます!!
こちら南~南東方向
足柄平野と、右奥には箱根外輪山が。
相模湾(さがみわん)が見えて、真鶴(まなづる)半島、さらに
その先の、伊豆(いず)半島まで見えます。
山頂は広々として、きれいに整備されています。
天気もサイコー、景色もサイコー、人少なく静かでサイコー!
ってことで、大きなベンチに横になって、
バナナを食べて至福の昼寝!!
さて、あまり寝てもいられないので、次の
檜洞丸(ひのきぼらまる)にいくことにします。
5キロ弱のアップダウン。
果てしなく続くように思える丹沢山地
お花は、種類としてはあまり多くありません。
でも、やっぱり咲いているものは、綺麗ですね~
こちら、今まで歩いてきたところを振り返って。
やっぱり、蛭ヶ岳(左)の方が、かっこいいよな…
臼ヶ岳に到着。
この先で、おばちゃんのソロハイカーに会いました。
一人で大倉まで行くという(miki_Tと反対ルート)!
蛭ヶ岳~檜洞丸の間で、唯一出会った人でした。
がんばっていきましょう!!
金山谷乗越。
縦走路中、唯一といっていいくらいの崩落地でしたが、
しっかり新しい階段や橋がつけられていて、恐怖感はありませんでした。
この看板がみえたら、あとちょっとです。
青ヶ岳山荘に到着しました。
檜洞丸の山頂は、このすぐ先にあります。
歩荷バイト5キロで750円!!
みなさんお小遣い稼ぎと体力づくりを兼ねて、どうでしょ!?
山頂へ行く途中の階段からは、足柄平野と
相模湾がはっきり見えます。
ここ丹沢に降った雨が、川となって作られたのが、
足柄平野です。
今日歩いてきた、塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳の稜線。
やっぱり、何度も言うけど、蛭ヶ岳が一番かっこいいと思うけどな~。
そして、檜洞丸(1601m)に到着!!
頂上付近は、広いですがそこそこ木が多くて 、
展望がありません。ま、木陰が涼しいから、いいか!
逆方向から上ってきたおばちゃんたちと会話を楽しみながら、
バナナを頬張り、しばし休憩しました。
ほとんどの人が、西丹沢からの日帰り登山でした。
ブナの原生林の下、木道を歩きます。
気持ちの良い木陰♪
ここ丹沢の森は神奈川県民の水がめともよばれており、
多くの水を蓄えてくれているこれらの木々は、
大切にしていかなければなりません。
これ、先ほどの青ヶ岳山荘に書いてあった「ブナハバチ」の
幼虫をとらえるための粘着トラップ。
こちらをご覧ください。
かなり被害は深刻なようです。
広島や島根にも、美しいブナの森がたくさんあるので、
心配になってしまいます。
下のほうから水の音がする!!
と思ったら、河原にでました。ここがゴーラ沢出合
その名の通り二つの沢が合流しています。
丁寧に説明が張られています。今日はここで迷うことはないでしょう。
でも、どんな時でも、地図は必要ですね。
渡渉します。
水深20~25㎝といったところでしょうか。
ザブザブ靴のまま渡れなくもなさそうですが、
靴を脱いで渡ります。冷たくて気持ちいい!!
渡渉から先は、木漏れ日が気持ち良いゆるやかな
トラバース道。ところどころに咲くお花や鳥の声などを
楽しみながら歩いていきます。
そして!ついに舗装道路にでてきました。
ここから5分ほど下れば…
ごーーーる!!
西丹沢自然教室です。ここから、バスに乗ります。
ここも、大倉同様、西丹沢の登山拠点となっており、
小さいながらもいろいろな情報を得ることができます。
「渡渉では靴を脱ぐ必要あり」
ってちゃんとかいてありました。
更衣室があるなんて、助かりますよね~。
展示スペースが2部屋あって、見ていると面白いです。
バスの時間が迫っているので、ゆっくり見れないのが残念。
いざという時の、いろいろな工夫。
松葉杖かぁ~。
キネシオテープって応急用に使えるのかな?
自分はいつも1.5インチのホワイトテープだけど。。。
ガムテープは、あまり便利でないと思うな~。
ツキノワグマ、丹沢でも出るんです。
鈴はあるけど、スプレーは携帯してないな…
熊のこともよく知っておかないといけませんね。
とゆーことで、無事にバスに乗って帰りました。
帰りのバスも、補助席がすべて埋まるほど登山客で
いっぱいでした。
乗車3分で眠りに堕ち、1時間後に目が覚めたら、
終点・小田急線の新松田(しんまつだ)駅でした…
また機会があったら、ほかのルートも紹介したいと思います。
みなさんも、ぜひ丹沢へ♪
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本日の時程
大倉(バス停)0720 → 堀山の家 0831 → 金冷シ 0910 → 0924 塔ノ岳・休 0935 → 1020 丹沢山・休 1030 → 不動ノ峰 1055 → 1133 蛭ヶ岳・休 1151 → 1240 臼ヶ岳・休 1245 → 金山谷乗越 1317 → 1353 檜洞丸・休 1404 → ゴーラ沢出合渡渉 1452 → 西丹沢自然教室 1525
歩行距離 20.22km
累積標高(上り): 2807m
累積標高(下り): 2566m
総行程 8時間05分(休憩55分を含む)
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おわり
2014 年 7 月 3 日