ツアー&イベント レポート


2015.04.12 安蔵寺山 ①風の谷の巻

活動記録

今回は珍しく西中国山地。まめ登山部的には未踏の山、安蔵寺山 (アゾウジヤマ 1263.2m)。

この山、実は島根県標高第4位、県境を接しない山としては島根県最高峰なのだ。

何故今まで登らなかったのか不思議なくらい只者ではない山なのである。

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登山ルートはこう。

 

 

滑峠~香仙原~安蔵寺山~燕岳~安蔵寺山奥谷駐車場

今シーズン初のロングトレイル開催だ。(難易度は★★★ 行動時間5~6時間)

参加者は9名、それでは張り切って歩きましょう。

 

 

8:30、集合場所は「杣の里よこみち」

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ドライバー3名はルートに従って車をいい感じに配置しなければならない。

ドライバーは車3台でゴール地点の安蔵寺山奥谷駐車場に移動し2台駐車。(下山時に全員乗車できるようにしておく)

そこから1台でスタート地点の滑峠に移動して登山開始する。

一方、ドライバー以外はここから登山口の滑峠まで歩いていく。

わりと距離のあるロードだがせっかくなので集落散策をしながらのんびりと歩いてみよう。

 

では各々移動開始。

 

ドライバー3名は各マシーンに乗車し、勢いよく安蔵寺山奥谷駐車場方向とは反対方向へ突進していった。

 

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ロト「あーあ、左折が正解なのにいきなり右折していくとは・・彼らはどこにいくつもりなのか。」

呆然とする歩きの面々。

 

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しばらくすると3台の車が戻ってきた。

あたる「間違えました~♪」

 

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そして我々の横を通り過ぎ、奥谷駐車場へと消えていった。

ロト「お馬鹿さんめ、ちゃんと地図を読まないからそんなことになるのだ。」

地図読みの重要さを改めて感じながら歩みを進める徒歩一行。

ロト「我々は地図をしっかり読もうね。えーとえーと。なるほどね。」

 

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多少距離があるけど舗装道路を歩くだけだから迷いようが無いね。では進みましょう。

 

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しばらく進むと道路脇の用水路にはイモリがたむろしていた。

ほっしー「さあ、こっちにおいで。」

 

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手に乗せるとイモリはがぶりと噛み付いた。

「ほらね、怖くない。ね?怯えていただけなんだよね。」

 

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いとも簡単にイモリを手なずけてしまったほっしー。

「まだまだ沢山いるわ! それ、わっさーっ!!」

 

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隊長「なんといういたわりと友愛じゃ。イモリが心を開いておる。」

 

この野性味あふれる行動に若干引き気味の男子達。

熊が出でも彼女なら手なずけるに違いない。

 

 

車道を進んでいると、先頭のロトがあることに気がついた。

ロト「この破線を通るほうが近いぞう!」

 

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確かに車道を通るよりも距離はだいぶ短い。

ロト「地図を読むとはこういうことなのだ! わーっはっはっは!」

隊長「やっと巡ってきた幸運か?それとも破滅の罠か・・。」 

 

行けば分かるさとそれらしき分岐からショートカット道へ侵入する。

 

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ロト「こっちだね。」

 

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わりといい道じゃんとうれしそうに進んでいく歩きの面々。

 

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しばらく進むと、

 

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ロト「ちっ!熊ってやがる!」

 

 

さらに進むとがけ崩れで道はふさがっていた。

 

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ロト「なぎはらえ…ッ!!」

黒ヒゲ「それはさすがに難しいかと・・。」

ロト「ならば崩れた上に回り込んで通過しよう。」

ジム「そうしましょう。」

 

先に進めると確信しながら斜面を上がる面々。

 

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しかし崩れは予想より大きく、ここから先に進むのは不可能であった。

ロト「また道が一つ死んだ。」

 

意気消沈で引き返す面々。

 

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しかしここまできて今さら車道に戻るのはプライドが許さない。

 

ほかにも道があるはずだとさらに風の谷の奥へと突き進む。

 

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沢を越え、

 

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断崖を登り返し、

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進むことなんだかんだで30分。

最終的に見事なまでの行き止まりにたどり着いた面々。

ロト「地図を読んだばっかりにこんなことになろうとは・・・みじけぇ夢だったな。」

隊長「味はともかく長靴いっぱい食べたいよ!!」

ロト「いかん、隊長が壊れた。もどろうね、自分たちの林道へ、この世界を汚しちゃいけないから。」

 

 

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9:10、風の谷から下山開始。

 

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9:20、再び車道に戻ってきた。

無駄に過ごした40分。

隊長「しょせん血塗られた道だったか。」

ロト「 みんなごめんね・・・許してなんて・・言えないよね・・・。」

撃沈の面々。

 

 

まゆき「さあみんな 出発しましょう どんなに苦しくとも。」

 

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どんまいどんまいと歩いていると、

先に車の配置を完了し、登山口で待ちくたびれていたドライバー=あたるが徒歩の面々の前に現れた。

あたる「あなたたちはどんだけ待たせているの。まるで迷子のキツネリスのように。」

徒歩の面々「あ、あた様ぁ。どうかその王蟲に~、どうかお乗せくださいまし~」

あたる「しかし乗れるのは3名です。」

 

ロト「では女子と隊長は乗ってくれ。」

黒ヒゲ「風の神さまは走れと言っているもの、わたし走るの好きよ。」

ジム「ぬめっとうに向かって飛ぼう!!」

 

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乗れなかったランの面々「あた様ぁ~! 行ってくれ!僕らのために行ってくれ!!」

 

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「あた様ぁ~! 」

 

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「あた様ぁ~! 」

 

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あたる「ランどもよ、やがて蒼き衣を纏いて滑峠(ぬめっとう)の野に降り立つべし…」

 

ランラン、ランララランランラン、

ランラン、ランラララン、

ランラン、ランララランランラン、

ラン、ララララランランラン。

 

いつになるのか登山スタート。

分かる人にしか分からないセリフを随所に散りばめながら 

雑な感じで・・つづく。

 

 

 

<参加者>

しげさん(new)

黒ヒゲ

ジム

あたる

まゆき

当直

ほっしー

ロト

隊長

 

 

 

 

 

 

★企画時点では 香仙原の登山口  滑峠(ぬめっとう) の駐車スペースは無いと思っていたが

現地に行くと林道交差点がやたらと広く、なんぼでも止められる。

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さらにストリートビューで調べてみると

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駐車場があるじゃーん!!

 

香仙原の登山口、滑峠から登る場合は車でここまで来ようね。

 

 

 

 

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