2015.5.2-4 奈良ツアーⅡ 大普賢岳 前編
ターゲットを長崎の普賢岳から奈良の大普賢岳へと変えたトップファイブ一行。
奈良に変更した時点で既にTOP5ハントではなくなったが引き続きこう呼ぶことにする。
まずはターゲットである大普賢岳について説明・・いやコピペしよう。
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大普賢岳(だいふげんだけ 1780m)は、奈良県の大峰山脈を形成する山の一つで、大峰縦走線歩道(大峯奥駈道)上にある。大天井ヶ岳から八経ヶ岳へ至る山脈の中間あたりに位置し、南に国見岳、七曜岳、行者還岳と続く。
古来、修験道の山として山伏の修行の場であったため、指弾ノ窟、朝日窟、笙ノ窟、水太覗といった修験道の行場跡があり、山頂付近には梯子や鎖場が連続する。石の鼻からは広大な展望が開け、南から北東方面が一望でき、晴れた日には大台ケ原、弥山 – 釈迦ヶ岳が見渡せる。山頂は狭く、10人ほどしか立てないほどである。
和佐又ヒュッテから登るのが一般的であり、左回りに朝日窟→小普賢岳→国見岳→七曜岳→無双洞へと下り、和佐又へ戻るルートが知られている。
検索してみるとこのルートは鎖場やハシゴが連続し、かなりアスレチッキーなルートらしい。
難易度は高そうだがそれ以上に期待度の方が高い。
以前から狙っていた実に楽しげなルートなのだ。
・
深夜の高速を夜通し走りやって来たのは「道の駅杉の湯川上」
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ここで夜が明けるまで仮眠することにした。
車中とテントと野宿に分かれ、
2:50、とりあえず就寝。
山間の国道169号線は深夜にも関わらず交通量は多い。
4:40、夜が明けたのでそそくさと大普賢岳登山口に移動する。
登山口は和佐又山キャンプ場。
駐車場で装備を整える。
えびちゃんは足の調子が悪いので登山には不参加。
車で大台ケ原や温泉を観光し、13:00頃に再びここに戻ってきて我々を回収する手はずになっている。
では後ほどと言葉を交わし、
5:52、登山開始。
案内板の横に登山ポストがあった。
登山届けも書いておく。
「トップファイブ」と、これでよし。
案内板にはルート解説が書かれていた。
拡大しよう。
今回挑むのはルートは和佐又山キャンプ場から日本岳~小普賢岳~大普賢岳と進み、
大普賢岳からは大峯奥駈道を通り~弥勒岳~国見岳~七曜岳を越えたところで水廉滝まで下り、スタートの和佐又山へとループするメジャールート。
ネット検索では「かなりハードだ」と書かれていたものが多かった。
確かに等高線間隔もキツキツに詰まっている。
※ちなみに大峯奥駈道とはこれ。
ユネスコの世界遺産となってます。
いつか縦走してみたいルートだ。
キャンプ場を通り抜け、
いよいよ入山。
傍らには知らない人のリレーフがあったり記念碑があったりと、まだ険しさの「け」の字も感じさせない穏やかな登山道がしばらく続く。
6:14、和佐又コルに出た。
隣りには和佐又山があるがここは帰りに登るとしよう。
大普賢へと前進。
なだらかな傾斜を登っていく。
左を見ると山が見えた。多分七曜岳か国見岳あたりだろう。
あの山をまわって帰ってくると言うことになるようだが・・なんだか思ったより近く感じるな。
今のところ全然距離がある気がしない、いやハードな気がしないぞ。
余裕のトップファイブ一行。
「はいやーはいやー」
ロト「相変わらずオテンバさんだなぁ。」
ほっし「えへへ。」
ひとみ「ほんとねぇ、それではいつまでたっても私のような美しさは手に入らないわよ。」
ロト「相変わらずオバさんだなぁ・・いやお美しいなあ。」
ひとみ「どういうことかしら?」
ロト「い、い、いい間違えです、、」
朝から調子の悪いロト。やはり昨夜の野宿がいけなかったのか。
隊長「オテンバからテンを抜くと死に至るといわれている。気をつけるんだよ名人。」
名人「はい。」
トップファイブに早く馴染もうと心に誓う名人であった。
ちなみに名人は我々とは初対面。本格的な登山は初めてだという。
難易度は高いルートだが歩くことには自信があるといっていたので大丈夫だろう。若いし。
登山道をゆるく登っていくと、
木々の合間から岩峰が見えた。
おそらくあれが日本岳。そろそろハードになってくるのかな。
和佐又北周回ルートとの分岐を過ぎると
尾根道を離れ岩峰直下へ向けてのトラバース道になる。
崖の下の細い道が続く。
ここから修験道の修行が行われてきた窟(いわや)が連続する。
①シタンの窟
引きで撮った写真が無かったので看板だけ。ここは狭かったような気がする。
②「朝日窟」 は写真も撮らずに通過。
先に進むとハシゴも出てきた。
鎖も現れた。いよいよ険しくなってくるのか。
左手には絶景が広がってきた。
右手は絶壁がつづく。
高すぎて上部は見えない。すごい迫力だ。
③「笙の窟」に到着。
「第62行所 笙の窟」となっている。
この番号は「75の靡」という行場の番号らしい。詳しくはこちら → 75の靡
そしてすぐに ④「鷲の窟」があった。
その先に岩本新道の分岐があった。下れば谷底の水廉滝へと続いている。
このあたりでトラバースも終わりとなり、
上に見える稜線へと激しく登ることになる。
鎖場が続くが高度感はなく不安はない。
たのしく登って行くと、
傾斜がゆるくなってきた。
そろそろ稜線鞍部に出る頃だろう。
コルに到着した。
もちろんここは山頂ではい。マジックでも書いてある。
現在7:13、まずは1座目の日本岳を踏まなければならない。
縦走路は日本岳山頂を通らないので、ピークを踏むにはここからピストンすることになる。
では荷物を置いて足早に踏みに行こう。
山頂まで距離はないが結構な斜面を登らなければならない。
取り付きの崖が一番の難所と言えよう。
崖をよじ登ると特に道は無く、なんとなく奥へと適当に進む。
シャクナゲが群生しているこの山頂、開花時期なら素晴らしいに違いない。
7:23、日本岳(1505m)
一枚撮って満足したところでコルに帰還。
縦走路を進んでいくとハシゴやら階段やらと
盛りだくさんの登山道になった。
7:42、石の鼻
見晴らしのいい展望台だ。
岩の上にあがると
遠くに大台ケ原山が見えた
なるほど、平らだ。
岩から下りて先に進む。
またまだ続くアスレチック。
縦走路には小普賢の道標があった。
ここからまた小普賢岳のピークまで空身でピストンだ。
それーっと斜面を登る。
すぐに到着、
8:06、小普賢岳(ショウフゲンダケ 1640m)
展望はなかった。
それーっと下りて、また前進。
大普賢岳は目前だ。
どんどん登ると
大峰縦走路(大峯奥駈道)に出た。山頂は左だ。
8:45、大普賢岳(ダイフゲンダケ 1779m) 「第63行所 普賢岳」
ガスで展望なし。残念・・。
wikiには「山頂は狭く、10人ほどしか立てないほどである」と書いてあったがなんぼでも立てますね。
中途半端な時間だか飯にしよう。
しゃがみ込んでガスを見ながら適当に食べるトップファイブ一行。
ここまで登山道は予想以上に整備されており全く問題なし。
この先は大峰縦走路を進み七曜岳を過ぎたところから谷底まで600mほど下りが続き、さらに300mほど上り返す。
がんばろうぜ名人。
つづく
・
<参加者>
名人
ほっしー
えびちゃん
ロト
ひとみさん
隊長
2015 年 6 月 22 日