2011.6.19 弥山
まめ登山部・親睦飲み会の翌日だというのに、出雲北山・弥山山頂には6人のメンバー。
まったく、よくやるわい… (人のこと言えませんが)
ホントは職人企画だった今回のツアー。 残念ながら当人は参加できず…
代わってリーダー役を引き受けたのは、弥山登山経験のあるアッキーナ(二日酔い気味)。
阿式谷からBルートで弥山山頂を目指し、鼻突峠からEルートを通って下山する計画です。
ではでは、行ってみましょう!
出雲ドームに集合した6人。 バックに聳えているのが、これから登る弥山です。
いまいちテンションの上がらない私ぼん。 実は朝、不注意でクルマ擦っちゃいまして…
へこむわぁ。。
ともかく、登山口の阿式谷に移動し…登山開始です。 うん、登ってる間は嫌なこと忘れようね!
しょっぱなから、やや急な登りが続きます。
体が重いな… 昨夜のアルコールが抜けきらないのか、単なるリバウンドなのか…orz
ペースを落として、無理せず少しずつ。
しばらく登ったところで体調不良を訴えるよっしー。 飲みすぎた?
「お昼にカルボナーラ食べたばっかりで気持ち悪い」 食べすぎでした…
ここで一時休憩。
マッキー師匠に付き添ってもらい、よっしーにはマイペースで登ってもらうことになりました。
残りの4人も無理のないペースで登ります。 登山3ヶ月ぶりのプロも無問題の様子。 出るか? 必殺「猫つまみ」…
屋久島経験者だというかにちゃんも元気です。 おっと、滑りやすいので気をつけて。
途中、分岐らしき場所に「↑ゴーロ」と書かれた赤テープ発見。
なるほど、ここから弥山中腹にある岩ゴロ地帯に行けるんですね。
と、このあたりで茂みにマムシ発見! 用心しときましょう。
うわ、登山道を鋭利なトゲ付きの倒木が塞いでいますよ。 これは…罠だ!
気をつけろー! ヤツがいるに違いないぞ!!
なんとか切り抜けると、やがて分岐点に。 出雲北山って道だらけだね…
下の2人に電話でルートを伝え、行者コースを進みます。
ギョーザ食べたいなぁ。
登り詰めると、展望の良い岩場に出ました。
少し霞んではいますが、北山と出雲平野の素晴らしい景色が望めます。
出雲ドームも、カチッと押せそうなくらいくっきりと見えています。(小っさ!)
南西に目をやると、稲佐ヶ浜から神西湖方面に続く海岸線がキレイな弧を描いています。
誰かみたいにバナ~ナを取り出して「これでOK牧場…」とかなんとか、つぶやいたりはしてませんが…。
アッキーナが下の2人に声をかけると、返事が返ってきたのでひと安心。
少し進むと、三角点のある495.8mピークに到達しました。
三角点をぺしぺしするプロ。
ほどなく、小さな社のある弥山(ミセン・506m)山頂に到着!
すると山頂を踏むことなく、何も言わず来た道を引き返していったアッキーナ。
よっしーとマッキー師匠をサポートしに向かいます。 いつものことながら、頼りになりますわ。
弥山山頂も好展望地。 コーヒー用のお湯を沸かしつつ、3人を待ちます。
日御碕方面の景色も眺めることができました。
しばらくすると、よっしーに先導されてマッキー師匠&アッキーナが無事合流!
お、復活しとる! 「消化されたけん、元気になったぁ~」
師匠もご苦労様です!
これで全員集結! みなさんお疲れさまでした~。
あたたかいコーヒーにお菓子、こんにゃくゼリーで、しばし幸せくつろぎタイムを満喫します。
例の「ちょっと怖いダニーちゃん」に気をつけながら…
そだ、登頂記念写真も忘れずに。 ミニ三脚が役に立ったなぁ。
力を合わせれば、不可能なんてありえないぜ!
さて、素晴らしい眺望にララバイして、下山にかかりましょう。
まずは縦走路の急な下りを鼻高山方面へ。
随所にロープが渡されています。 一人ずつ慎重に…
ところが、かにちゃんが無事通過したのを確認すると、おもむろに歩きだす先行3人。
プロ「私は、待たないわけね…」
下りきると鼻突峠。 ここから右に進路をとります。 ここからがちょっとしたアドベンチャーでしたよね。。
アッキーナを先頭に、ふかふかの落ち葉の絨毯の上を順調に下っていきます。
足元には桜に似た花がたくさん散って、いちめん白くなっています。
上を見るとまだ咲いていました。
コレ、何ていう花なんでしょうか? 調べてみたけどよくわかんないや…
花に見とれながら歩いていましたが、なんだか不明瞭になっていく道。
気がつくと踏み跡もなくなり… テープはどこだ?
「そっち行けそう?」 「道、合ってる?」
正規ルートを見つけては失い、時には強引に下ったりしつつ…
マッキー師匠の「奥義 丸太割り」が炸裂したりしつつ…
綺麗な水をたたえた、小さな沢に出てきました。
「なんか、北山っぽくないよね…」と、師匠。
道沿いにさりげなく、「天平古道」と書かれた立て札を発見。
ちょっと調べてみると、天平年間(729~748年)美保関~日御碕間に通っていたといわれる古道が、
1993年に自然観察路として整備されたものなんだそうです。(違ってたらすみません)
終盤にまた正規ルートを外してしまったようですが、どうにか大きな堰堤のある場所まで下りてきました。
その先には広い道があり、ほっと安心。
林道からふと脇を見遣ると、鼻突峠を示す看板と登山道が…
嗚呼、こっちに出てくるはずだったのね。。
なにはともあれ、無事阿式谷まで戻ってきました。
下りてきたら、なんとクルマのボディーが元に戻ってる! なんて奇跡は起こりませんでしたが…はあぁ~
とにかく、全員ケガなく下山することができて良かったですね。
このあと、集合場所の出雲ドームに戻って(デカっ!)
各自温泉などは自由に、ということで解散となりました。 アッキーナはじめ、みなさんほんとにおつかれさまでした!
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★☆★参加者☆★☆
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かにちゃん
よっしー
マッキー
プロ
アッキーナ
ぼん
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ちょっと手ごわかったEルート。
ルートファインディングの嗅覚というか、もっと経験をつんで学んでいかなきゃならんなぁと実感させられたツアーとなりました。
(ってか、以前ロトさんが楽しそうに冒険してる記事あったのね… → 未踏ルートを行ってみよう! 弥山Eコース編)
2011 年 6 月 20 日
皆様、お疲れ様でした。
この道は阿須伎神社から御山神社への正参道になっておりまして、道端に四箇所、お地蔵様がおられますが、気が付かれましたでしょうか?
途中のゴーロと書かれた赤テープはゴーロ(勾玉ハゲ)の中心部(中央に大きく枝を拡げたハゼノキあり)脇へすぐに到達できる地点です。
さて、最新の弥山登山コースである行者コースは、この正参道の最初辺りの青杭から北方向へ分岐して谷へ斜めに一旦下り、更に登って、ゴーロの最下部を横切った後、凄い岩の尾根(ゴーロ地形の形成源?)を攀じ登る、山伏修行のような道筋です(笑)。
上部で一旦、正参道に合流し、すぐに最後の地蔵脇から今回皆様が登られたルートを経て再び正参道へ合流するコースです。要所、要所に行者コースのプレートがあり、終始テーピングも施され、藪も無くて、迷う事はありません。
おそらく、弥山で一番楽しいコースでは?と地元マニア間でちょっとした話題になっている、この正参道裏コース=行者コースを是非皆様もご散策ください。
斜面を下るのに夢中になってたら・・・
なんと目の前にシカがいたΣ(・ω・ノ)ノ!
全く気付かなかったから・・・あ~びっくりした
>>天空人様
いつもいつも、大変詳しい北山情報ありがとうございます。
一昨日も「もしかしたら天空人さんからコメントあるかもね~」なんて、話しながら下山してたところです。笑
安全に登山を楽しむことができるのも、テーピングがしっかり施されているおかげです。
今後も感謝しながら、登らせていただきたいと思います。
お地蔵様、自分は登山中1体だけ確認できました。4体もおられたなんて…
弥山で一番楽しい行者コース、とても興味深いです。今度はゴーロにもぜひ行ってみたい!
余談になりますが、Eルートを下山中「銭ヶ岩(東)」と書かれた赤テープがあり、ちょっと気になっています。
(一時は誤ってそちらのほうへ行きかけてしまいましたが…)
>>よっしー
鹿、見逃したぁ~(´Д⊂ヽ
写真に収めときたかったぜ…