西中国山地 安芸冠山~寂地山ピストン縦走 2012.4.28
とある登山家が、こう言った。
「ピーカンなら、登っとけ」
朝6時。 中国道・吉和インターからほど近い場所にある、潮原温泉奥の登山口にやってきました。
ターゲットは広島県高山第2位、安芸冠山(あきかんむりやま・1339m)と、
[googlemap lat=”34.46859041491844″ lng=”132.07596503198147″ align=”undefined” width=”300px” height=”150px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]34.46859,132.075965[/googlemap]
山口県最高峰であり島根県高山第2位、寂地山(じゃくちさん・1337m)。
[googlemap lat=”34.4672907066426″ lng=”132.05464012920856″ align=”undefined” width=”300px” height=”150px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]34.46859,132.075965[/googlemap]
安芸冠山から寂地山まで、がっつりピストン縦走に挑戦だ!
鼻息も荒く、意気揚々と歩き出す。
が、あるはずの砂防堰堤がどこにもない… どうやら登山口を間違えたようですわ。(いつものことですが)
6:25 軽く20分程のロスで、再スタート。
うん、堰堤めっちゃあったし。
沢を渡り、登山道へ入っていきます。
滝ヶ休通過。 休むタイミングにはまだ早いかな。
沢沿いの道は熊鈴の音がかき消されるので、ちょっとビビる。
かくいう自分も、よく熊に間違えられるんですけどね。。。笑
やがて、オオタキとよばれる場所に出ます。
オオタキといっても、滝じゃなくて岩って意味らしいです。
(あとで調べると、写真の場所ではなかったようですが)
登山道は沢筋を離れ、だんだん日あたりもよくなってきました。
これはなんだろう? な植物達がいっぱいです。
フキの仲間?
エンレイソウ?
これは… 手袋みたいなキノコ?
いや、キノコみたいな手袋か。
やがて、このコースの見所であるクルソン仏岩(くるそんぶついわ)への分岐にでました。
左手の急斜面についた踏み跡をたどること10分、でっかい岩が見える!
これがクルソン仏岩ですか…
岩があったら登りたくなるのが男ってもんよ!
…って、これはさすがにムリっすね
どうやら後方の蝋燭岩(ろうそくいわ)には登れそうなので、登ってみる。
そこで撮ったのがこのショット、クルソン仏岩と安芸冠山。 定番のアングルらしいです。
まさに360°の眺望。 せっかくなのでどうぞ。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=pxmfPKzTO_c&feature=BFa&list=ULhYDVhfN6dtE[/youtube]
のんびりと絶景を楽しんだら、稜線を安芸冠山方向へ。
あぁ、クルソンってこういう字だったのか。 てっきりクルソンさんが発見した岩なのかと…
笹の多い稜線を行くと、本流の登山道と合流。
ここには印象的なブナのおっちゃんがいました。
さぁ、山頂は近いはず。
芽吹き前の森をどんどん登っていくと…
8:32 安芸冠山(吉和冠山)山頂到着。
ここの三角点も、臥竜山と同じく一等三角点でした。
山頂からの展望はあまり良くないですが、
北へ数十メートル歩いた懸崖からは、西中国山地の山々を望むことができます。
正面右手前が十方山、左奥が恐羅漢山、中央奥が臥竜山、右が立岩山。 たぶん。
さて、休憩もそこそこに寂地山へ向かおうか…
と思ったら、いきなり素敵な出会いが!
会いたかった~ イエス!
ここから先はまさにカタクリロード!
先程まで一輪も咲いてなかったのが嘘のように、彼方此方で可憐な花を咲かせています。
しかしながら道幅は細くなり、ルートを失わないように注意が必要。
右手でクモの巣を払いながら進んでいきます。 オイッス!
寂地山登山道・松ノ木峠ルートと出合いました。
右折して寂地山方面へ。 このあたりには希少なオオヤマレンゲの自生する場所があります。
登山道はちょっとだけ歩きやすくなりましたが、時折笹藪っぽい場所も現れてきます。
オイッス!!
オイッ…!!! パキッ
や… やりすぎたぜ…
しかしこのあたり、ずーっとカタクリの道。
ゲローーーーー。。。
こうして這いつくばって写真撮ってると、なかなか前に進めません(笑)
それでも着々と前へ。 ゆるやかにアップダウンを繰り返します。
額々山への分岐を通過すると…
9:36 寂地山山頂到着!
展望のない静かなピークですが、なかなか雰囲気良さげな場所でした。
さて、事前に得ていた情報によると、山頂の少し先にはさらなるカタクリ群生地があるらしい。
再び登るの覚悟で、木の階段を下ると…
こ…これはすごい!
船通山頂にも劣らない規模の大群生。 花びら満開、スーパーサイヤ人!
短いですが、こちらもどうぞ~
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=hYDVhfN6dtE[/youtube]
少し休んだら、あとはもと来た道を忠実にたどるだけ。
12:10 たった2行で、登山口まで戻ってきました。 疲れたぜ…
豆塾ほどではないものの、いいトレーニングになりました。
つぎは近くの十方山を攻めたろかな…
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<<<参加者>>>
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ぼん
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全体的にそれほど厳しくなく、展望とカタクリを一度に満喫できる、素晴らしいコースでした。
心残りは、「幻の白いカタクリ」を発見できなかったことかな~。
今回のルートはこんな感じ。
5
歩行時間5時間45分(休憩含)、 総歩行距離はたぶん14kmぐらい?
2012 年 5 月 4 日
いい山だね~♪
とってもきれい(^.^)/~~~
毛無山のカタクリはまだ見に行ったことないですけど、どっちがきれいかな~。
どっちもきれいですよね、きっと(笑)
このあたりの山は高速からも近いし、プチ遠征もやりやすそう。