ツアー&イベント レポート


四国祭り!石鎚山 【酷道走破編】

活動記録

梅雨時期の石鎚山系を主会場に行われる、

まめ登山部の四国祭りだワッショーーーイ!!!

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しかしッ、しかししかしッ!

まだまだ山の話はしないぞヤットサーーーーッ!!!

だって今回の主役は国道494号なんですもの。

 

大雨洪水警報発令中の四国に挑むまめ登山部四国祭りご一行様は

賢明な判断だと信じてミジンコほども疑わない

川内ICルートに向けてひた走っていた。

13:30ごろ、川内ICを下り国道11号、通称小松街道を東に向かう。

 

高速道の橋脚を越え少し進むと目指す分岐を発見した。

「これを曲がるのだわね。」などと話しながら、それでも疑うことの知らない子羊のような我々は

国道494号に何のけなく足を踏み入れたのだった。

 

しばらくは何の変哲もない道だった。

我々も流れる車窓の遠くの風景にああだこうだと会話をする余裕もあったのだ。

ところが不意に道幅は狭くなり、遠くの風景はなくなり、道は木々に覆われ薄暗いものにがらりと変わり

あろうことかウネウネくねくねと右へ左へ小さなカーブを繰り返すような道になりやがったのだ!

そしてさらにありえないことに、

そんな過酷な道路事情にもかかわらず、頼んでもないのに果敢に攻めるバカヤロウドライバーが一人。

そんなドライビング風景がこれ。

このように怪走を続けるまめ登山部の一行であったが、ついに494がキバをむいた。

「・・・!、倒木が道をふさいでいやがるぜ!」

「ほんとだね、でもギリギリ行けるんじゃね?」

「・・・。ギリギリでもこすったらアウトだからね、これ俺の車じゃないもん。」

「(あんなに攻めとったくせに)弱気だなドライバー。で、どうするん?」

「どうするもこうするも、こういうときのためにユーは鍛えてるんでしょうが。」

「はあ?するとなにかい?

  この雨の中、車からおりて

  あの倒木を素手でオリャアアッッッと何とかして

  ネタのひとつでも作ってこいと、そういうこと?」

「そういうことだ。ぐだぐだ言ってないで早く行ってさっさとヤレ!」

などと小ネタをはさみながら進むこと約1時間。

ダム湖を越えたあたりで車内にも異変が起きた。

 

口元をハンカチーフで押さえ「まど開けてもいい?」と言い出す。すると、

「え、じゃあ俺も窓開ける。(ウイイイイイイイン)ああ、少し気分が楽。」などとその後を追う

しかし窓を開けたくらいで何とかなるほど494は甘くはなかった。

 

「・・・、ドライバー車止めて。私ったら用事を思い出したわ。

  愛媛のタヌキさんやキツネさんにお届けしなきゃならないものがあったの。」

車を止めさせ、雨の中、自身が濡れるもかまわず降りる彼女ドライバーは尋ねた。

「そうまでして届けなきゃならないものって、一体何なんだい?」

彼女は健気にもニコリと微笑んで答えた。

「豊浜サービスエリアで仕入れた讃岐ウドンよ!」

そう言うと彼女は小走りに道路脇へと進み、無事に配送業務を遂行したのだった。

 

こうして我々は何とか面河渓谷へとたどり着いたのだ。

四国の国道のことを『酷道』と呼ぶことを知るのはしばらく後のことである。

 

・・・で、いつになったら山に登るんだよ!!

to be continued

 

★酷道とは★

一般的に国道というと、整備されたきれいで広い道とイメージされがちだが

そのイメージにそぐわない過酷な国道を『酷道』と呼ぶ。

酷道マニアの友人に尋ねたところ、1.5車線以下ならば酷道に該当する可能性が高く

今回走った494号もそれに相当すると言う。

また、酷道サイトからの情報によると国道494号は下記のとおりである。

酷道ランク:★★★★

国で最も大きい番号の国道。

それだけに酷な要素も随所に散りばめられており

派手さはないもののそれなりに愉しむ事ができる。

最も酷なのは愛媛・高知県境ではなく、

東温市・久万高原町境の黒森峠で唯一の冬季閉鎖箇所もここ。

ちなみに★の程度はこうなっている。 

★★★★★ 文句なしの酷道。通行には相応の技量が必要。
★★★★ 酷道上級者向け。通行にはある程度の技量が必要。
★★★ 酷道序の口。酷道入門に最適。
★★ 誰もが通れるが油断は禁物。
誰もが通れる、普通の国道。

 ・

んで我々の走ったのは、ズバリ上記の箇所なのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

“四国祭り!石鎚山 【酷道走破編】” への8件のフィードバック

  1. ほっしー より:

    >豊浜サービスエリアで仕入れた讃岐ウドンよ!

    先が気になります〜笑

  2. ケンケン より:

    『酷道マニアの友人』………

    類は友を呼ぶ…まさに…(((( ̄ω ̄;)

    え?次回もまだ酷道編??
    ツアー記事がないから時間稼ぎしろ!と、トーフボイルドからの圧力を感じるのは気のせい…
    ( ̄▽ ̄;)

  3. roto より:

    次回は酷道ではありませんが、山には登りません(笑)

  4. より:

    豊浜サービスエリアで仕入れた讃岐ウドンよ!
    かきあげのチョイスが失敗だったかしら?

    つぎ酷道を走るときは、是非ドかその横のシートを譲ってもらうことにするわっ

  5. ぼ(酷道研究家) より:

    紀伊半島は、奈良県十津川村あたりにも
    なかなか男前な酷道ありまっせ~

  6. ぷろ より:

    以前の国道184号だって凄かったと思うけど…。

    待避所以外では絶対にすれ違えなかったし、路肩見れば「落ちたら死ぬな」と思ったし、
    あれほど対向車来ませんようにと願いながら走った国道、いや酷道は初めてだった。

  7. なば より:

    フル乗車の【えすてまなば号】、隊長の車についていくのが精一杯でした(^^;)
    3桁数字の国道。
    国道とは名ばかり(?)で管理はその地の県が行ってるとか!?

  8. お祭阿波子 より:

    「私いつまで踊るのぉ~?かな~り踊り続けてますよぉ~そろそろねぇ たのむよやっとさ!」

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