ツアー&イベント レポート


八ヶ岳ツアー CRAZY 5

活動記録

CRAZY隊2日目。

4:41、冷え込む幕営地。

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全く宿題をやらずに就寝した高隊長。

外に出しっぱなしだったシューズは凍っている。

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5:12、なんとなく集合したCRAZY隊一同に重要なお知らせがある。

隊長「えーみなさん。サブリーダーのロトが昨夜から手がしびれて握力がゼロだそうです。おそらく昨日の転倒で手も負傷、夜になって痛み出したものと思われます。今日の岩場や鎖場をこの状態で通過するのは無理だと言ってます。よって彼はここでエスケープとし、単独で麦草峠に引き返します。」

 

どよめく一同。

 

プロ「なんですって・・あの人がサブリーダーだったとは知らなかったわ。」

なみなみ「あの人何かしてたかしら。」

かにちゃん「思い当たらないわ。」

コロ助「水溜りに顔つけたり裸になったりしてましたよ。」

miki-T「最も秘薬を消費した世話の焼ける人でしたね。」

あんぱん「足が速いが変な人だという印象しかありません。」

ボルト「ボクは全く話したことはありません。誰ですかこの人。」

ケンケン「簡単に言えばこんな男だ↓・・これがCRAZY隊のサブリーダーだったのか。」

 

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サブリーダーという点がどうしても納得いかない一同。

ロト「ちょっとちょっとぉ! ケガの心配してくれるヤツはいないのか! どうなってるんだこの隊は! なあ高隊長。」

高隊長「わかるなあ、みんなの気持ち。」

ロト「なんてこったいお前まで!

 

 

ここで朝から掟の登場だ。

 

   CRAZYの掟その四、サブリーダーってなにすんの? (もはや掟の体をなしていない疑問符がつく特殊な掟。その答えは隊員各々が考えなければならない)

 

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隊長「ということなのでここからはサプリーダー不在ですが何の不便もないでしょう。」

足のケガはたいしたダメージではないというロト。

このまま単独で来た道を引き返すのは問題ない。麦草峠まで帰れば車がある。

車内で寝るなり街に下りるなり好きに過ごせばいいのだ。

 

隊長「ここでお前は脱落者となったのだ。せめて下山中に爪跡を残すがよい。」

ロト「なるほど、脱落者の爪跡か・・面白い!! ではお先に下山させてもらうよ。さらばだ!!」

高隊長「待って。ついでにこのゴミ持って下りてよ。」

プロ「私達のもお願いするわ。」

一同のゴミを回収し下山することになったサブリーダー。

やっと仕事が見つかったようだ。

 

 

既に過去の人となったサブリーダーを残し我々は先に進もう。

 

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ロト「最後にもいちど聞くよ、だれかケガについて心配してる人はいませんかぁ?」

 

 

 

 

黒百合ヒュッテからまっすぐ天狗岳に上るルートを進む。

 

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見通しがいい登山道は気分がいい。

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東を見ると、ちょうどご来光を眺めることが出来た。

 

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5:55、天狗の奥庭上

溶岩台地となっているこのあたりからは景色を楽しみながら歩くことが出来る。

 

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広がる雲海。

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やはり朝はいい。

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そしてまっすぐ天狗岳へ登っていく。

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振り返るとスタートの蓼科山。

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6:20、東天狗岳分岐。中山峠からのルートとの合流地点だ。

 

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プロ「そろそろ日差しが強くなってきたわ。」

なみなみ「日焼け止めを塗らなくちゃ。」

かにちゃん「そうね。塗りましょう。」

日焼け止めを塗ろうとするレディー達。

側にいたmiki-Tがすかさず秘薬を取り出した。

miki-T「市販のものなどおやめなさい。このカリブの日焼け止めを塗るといいでしょう。時間が経つにつれて心がウキウキしてきますよ。」

プロ「面白そうね。使わせていただくわ。」

なみなみ「あらmiki-T、今日はピンクのウェアなのね」

かにちゃん「今日は女子で行くのね。」

miki-T「うふふ♪ さっそく塗りましょう。」

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その光景を後で見ていたボルトがつぶやいた。

 

 

なぞめいた

女子会だなぁ

      ぼるを

 

 

 

 

 

分岐から10分ほど歩くと、

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6:40、東天狗岳(ヒガシテングダケ  2640m)登頂。

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すばらしい展望だ。

昨日歩いた北八ヶ岳は樹林帯が多くあまり展望がなかった。

個人的にはこっちの方がいい。

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隣りには西天狗岳(ニシテングダケ 2645.8m 二等 二百名山)がある。

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標高も西天狗岳の方が高く、三角点もあるが今日は時間が無いので行かない。

 

我々が進むのはこっち。根石岳箕冠山硫黄岳赤岳を越え、南端まで行くのだ。

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天気がいいので見通しがいい。

気分も最高。張り切って前進開始。

 

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天狗岳を下る。

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足元は白い砂礫が広がっている。

 

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miki-T「青い空。白い山肌。あ~心がウキウキしますねぇ~。なんだか無性に踊りたい。どうですプロ、Shall We Dance?」

プロ「よろしくてよ。」

なみなみ「お、お姉さま!?」

かにちゃん「踊るおつもりなの!?」

プロ「心配しないで、軽くポーズをとるだけよ。さあmiki-Tいらっしゃい。」

miki-T「では参りましょう♪」

 

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なみなみ「いやぁぁぁぁ!!! お姉さまぁぁぁぁ!!!」

かにちゃん「あんなのお姉さまじゃないわぁぁぁ!!! もっとクールなばすよぉぉぉ!!!」

なみなみ「そ、それに2人ともほとんど配色が同じだわ!!」

かにちゃん「ほんとだわ!! あ、あの男、何をたくらんでいるのかしら!?」

なみなみ「ああ!! きっとさっき塗った日焼け止めのせいよ。お姉さま様たちは人一倍塗っていたわ!!」

かにちゃん「ということはいずれ私達もああなるのかしら!?」

なみなみ「そういうことでしょうね・・。」

かにちゃん「ふ、複雑だわぁ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

7:02、鞍部にある白砂新道分岐を過ぎると、

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7:15、根石岳(ネイシダケ  2603m)

 

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見通しのいい縦走路がつづく。

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右手に山荘を見ながら先に進むと樹林帯に突入。

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7:26、箕冠山(ミカブリヤマ  2590m)

 展望の無い山頂には案内板が設置されていた。

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下っていくと南北八ヶ岳の境界、

8:01、夏沢峠

狭くてごちゃごちゃとした印象だ。

山びこ荘ヒュッテ夏沢、を過ぎると、

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樹林帯の急登。

 

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ここを登りきれば硫黄岳だ。

 

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ここから振り返るとこんな感じ。

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傾斜も徐々に緩やかになってきた。

 

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なみなみ「なんだかウキウキするわね!」

かにちゃん「ほんと! いよいよ私達も秘薬が効いてきたのかしら。不本意だけどなんだか踊りたい気分だわ!」

コロ助「秘薬のせいとは限りませんよ。日焼け止めを塗っていないボクもさっきからウキウキしているんです。どうですお2人とも、Shall We Dance?」

 

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なみなみ「・・この人どさくさにまぎれて何を言ってるのかしら。」

かにちゃん「今までで一番の気持ち悪さね。」

コロ助「さーせん。」

 

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 ・

 

 

8:57、硫黄岳(イオウダケ 2760m)

いよいよ標高も2700mを突破。

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広い山頂は登山者でいっぱいだ。

登山道は厳密には山頂(最高地点)も三角点設置場所も通過しないらしいので適当な場所で登頂写真を撮る。

 

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さらに赤岳をバックに写真撮影。

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だんだん縦走などどうでもよくなってきた高隊長。

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のんびりしたいところだが時間がないので先に進もう。

 

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凄まじい爆裂火口を左手に見ながら通過。

 

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赤岳へと続く縦走路はいくつかのケルンを目印に大ダルミへと下っていく。

 

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硫黄岳山荘で行者小屋から上がってきたNORMAL隊8名と合流することになっている。

ここからいよいよ大所帯となるのだ。

 

  

つづく

 

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<CRAZY隊>

あんぱん

ボルト

miKi-T

コロ助

かにちゃん

なみなみ

ケンケン

プロ

ロト

高隊長

隊長

 

 

 

 

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