ツアー&イベント レポート


2016.11.6 ぐるっと三瓶縦走ツアー その5

ツアー登山 活動記録

いよいよ佳境に入ってきた三瓶ツアー。
天候に嫌われ二転三転する行程の中、
気づけば縦走完成まであとわずかとなった。
もう迷う必要はない。目の前の道を進むのみだ。
img_20161106_132949

風越からは孫三瓶をトラバースできるルートもある。

あるのだが、こちらが指示を出さずとも
孫三瓶に皆足が向いていた。

それは、そうだろう。
ここまで来て敢えて登らない選択をするのは
馬鹿げた話だ。

ここが最後の登りなのだ。
これ以上の試練はない。
ただただ上を向いて一歩一歩進めばいい。
img_20161106_133451

子三瓶よりも短い登りだ。
10分ほどで山頂に到着する。
なんだかんだでここまでたどり着いた。
なんだかみんな無性にウキウキしてきた。
そうしてウキウキウォッチングしているある瞬間、
みんな少しだけ浮いていたが、
不思議と誰も気付いていなかったようだ。
img_20161106_134417_1

さあ後は太平山に向かう稜線をほとほとあるくだけだ。
ほとほとほとほと歩こう。
あれほど吹いていた風もここではぴくりとも感じない。
img_20161106_140427
上を見上げれば紅葉した木々。
横を見渡すと紅葉した木々。
今がこのツアーで唯一秋らしい瞬間だ。

やがて木立の先が明るく開けてきた。
最後のピークである太平山についたようだ。
太平山からは今日歩いた道程がぐるりと見渡せる。
pano_20161106_141529
とはいえ、いまだ中腹以上にはガスがかかっていて
その全貌が明らかになることはない。
けれど、その全てを歩いてきた我々にとって
見えるか見えないかは、
さほど重要なことではなかった。

むしろそんな中を歩き通したこと、
その経験こそが、
後の財産になることは明らかなのだから。
img_20161106_141820

さあ、これにて本日のツアーは終了だ。
あとは観光リフトに揺られておりることにしよう。
もう試練はないと言ったがそれは訂正する。
下りのリフトこそ、最後の試練なのかもしれない。
試練だったのかどうかは想像におまかせする。

ロト「怖えーにきまっとるでしょう!!!」

おまけ
下りたらガスが晴れてきました。
img_20161106_144015

おしまい

コメントを残す

« »

Copyright © 2024 まめ登山部All rights reserved.
Back to Top ↑