2011.9.17 立山ツアー Ⅱ 真砂岳~別山~剱沢編
ダムさんチームに別れを告げ、ツルさんチームは剱岳を目指して進んでいく。
まずは富士の折立を下り、稜線上を歩き次のピーク 真砂岳に向かう。
ケンケンを先頭に視界不良の下山が続く。
雨はさほど強くは無いが、風があるので足元に注意しなければならない。
やがて稜線が見えてきた。
稜線右側の内蔵助カールにはまだ雪渓がある。
なだらかな稜線歩きだが、遮る物がないので風がつらい・・。
真砂岳も間近に迫ってきた。
体重の軽い中隊長は終始風であおられっぱなし・・。
しだいに心も折れてきたようだ。
しょうがない。ここは真砂岳をパスし、別山へショートカットしてしまおう。
先は長いががんばってくれ。
一方、大人たちは山頂へ向かう。
13:14 真砂岳(2861m) 山頂到着。
杭には真砂岳と書いてあった。
先行する中隊長の先には次なるピーク 別山が見えてきた。
この分岐から別山ピークへと急登が始まる。
ここに来てこの登りはつら過ぎるわ・・。
へろへろになって登りきり、
13:53 別山 南峰(2874m) 到着。
ここでとうとう岩の殿堂剱岳が姿を現した。
写真で見るよりはるかにかっこいいぜ~!
「わ、すご!!」 15歳未満には少々刺激が強すぎるようだ・・。
ついでに北峰にも行ってみた。
13:58 別山 北峰(2880m)
別山はここまで。一旦南峰に引き返す。
ここで真砂岳に登って遅れてやってきた大人たちと合流。
みんなも南峰へと足を運んでいました。
ここから下を見下ろすと、今日の宿泊地である剱沢キャンプ場と剱沢小屋が見えた。
今日の行程も残すはあの場所まで下るだけ。あと少しである。
しか~し、あと少しに見えて全然近くは無いのだ。
別山乗越へ向かい移動。
途中、ライチョウ発見。
人間を恐れないその姿。派手さは無いが品がある。
剱沢へまっすぐ続く近道を下る。
この下りはかなりの急勾配だ。膝にくるぜ・・乗越回って下ったほうがよかったかも。
やっと下りきり、
14:48 剱沢キャンプ場到着。
テント組は風雨のため急いでテント設営。
山小屋組の3人はこの先の剱沢小屋へと下りていった。
つぼJr.はこの日のためにテントを購入。ピカピカである。
ケンケン、ぼん&勇者ロト、隊長&中隊長も設営完了。
マッチ”変態”テントにはタイツマンときよちゃんの男女ペア。
変態テントでタイツマンと一夜を共にしなければならない本格的山ガールきよちゃん・・。
ちょっかい出すなよタイツマン!
さて、ここからはロト料理長の出番。
計画段階でのディナーイメージはこうだ。
ワンゲル部出身の ロト料理長と料理助手きよちゃんによる豪華料理が旅の疲れを癒してくれます。
今夜のメニューは・・
『モツ鍋風ブタ鍋、残ったスープで棒ラーメン』 。ご飯付き。
剱沢キャンプ場で剱岳を眺めながらのディナーは格別のはず。
という理想の下、早速ディナー開始。
しかし現実は甘くは無かった・・。
風雨により外での調理は不可能。
3~4人用のマッチ変態テントが調理場となった。
一度に全員食べれないので、2回に分けての調理。
そして出来上がった料理を一人づつ配給。
さっそく外でむさぼる少林寺の修行僧。
同じくむさぼる現場の兄ちゃん。
なんて寒い食事なんだ・・。
つぼJr.と中隊長は疲れ切って食事もとらずにすでに就寝。
やはりこれが現実か・・。
思う存分理想とのギャップを楽しませてもらったぜ・・。
一方、みっしゃん、Qコーチ、なみなみの山小屋組は・・
とても優雅にすごしておりました。
こじんまりとしていて、なかなか新しい快適な剣澤小屋。入口の鐘もおしゃれですね。
トイレは温かい便座で(紙は流してはダメ)シャワー(石鹸・シャンプーダメ)もありました。 (環境に配慮をしているのだ!)
感激だったのは乾燥室。雨にぬれたカッパや靴やかばんや、なんでもかんでもあっという間に乾いてしまいました。
明日登れないかも…とぐっしょりぬれてしまった心も「ほかほかふわふわ」にしてくれたようです。
お部屋はロフトになっていて1Fがまめ部の3人、2Fのお姉さん方はマナーばっちりの山ガールで快適に過ごせました。
もちろんいびきなどありませぬ。あ~良かった(^・^)
晩ご飯もとってもおいしかったです。
ダイナミックに山盛りのカツを盛り付けるおじさんです。
あつあつのロールカツ、中にチーズが入っていました。 マカロニサラダはりんごが入っていて、うーん美味。
おまけにビーフシチューまで!お腹の皮がやぶけちゃうぞぉ。
山小屋のみなさんもとても親切で居心地がよかったなあ…しまった、イケメンのお兄さんの写真を撮り忘れたぞ。失敗、失敗。
7時にお布団を敷いて「お先におやすみなさ~い」→ 朝までぐっすり、記憶なしのバタンQでした。
初めての山小屋楽しかったなあ。 みっしゃん、なみなみも大満足でしたよ♪ (by Qコーチ)
・・・小屋は天国のようで。
外はというと
食事が終わっても風雨は収まる気配は無い。
やることも無いので、それぞれのテントで引きこもる。
帰りたいよぅ・・こんなキャンプ全然楽しくないわボケ~!!!
これがテント組満場一致の意見だ。
19:00 ほんとにやること無いので就寝だボケ~!!
管理棟の方の話によると、明日の朝は晴れの予報になっているそうだ。
ホントに晴れるのだろか・・。
「もし雨なら、このまま撤収して下山、1日日程を早めて富山市内の居酒屋で飲もうぜ・・」 という意見も出始めた軟弱まめ登山部。
果たして我々の運命はいかに。
どうなる明日の剱岳~!!
つづく
富士の折立~剱沢 約3.7km
・
<参加者>
<ダムさんチーム>
かにちゃん
キャディちゃん
カラアゲ
きょうちゃん
みーこ
スーザン
<ツルさんチーム>
(小屋泊)
なみなみ
Qコーチ
みっしゃん
(テント泊)
ぼん
タイツマン
きよちゃん
ケンケン
つぼJr.
勇者ロト
中隊長
隊長
2011 年 9 月 25 日
疲れた…雨煩い…の一日目の夜…久々にホームシックを体験しました(;´Д`)帰りたい…
跳ばない豚並に普通の豚鍋だった自称モツ鍋…ニラさえあれば…と文句言いつつも美味かったな…(;_;)今にすれば良い思い出だわ~
諦めていた明日の天気、午前中はなんと「晴れ」の予報♪
「なんとか行けそうだね」と夕食をとりながら明日の決行を確信しているしあわせな山小屋組のもとへ
テント組からの伝令が・・・
明日はもう下山して(;_;)ハア?・・登っても途中で引き返して(;O;)ヘエ?!
テント撤収して、雷鳥沢には泊まらず(?_?)ン?、市内まで下りて(@_@;)ゲ
・・・居酒屋で飲もうと思う\(◎o◎)/ヒョエ!ソーナノオ?マメトザンブタンニノミタイダケナノカ?
隊長からのまさかの発言
テント組は雨風の中、たいへんな目にあわれていたようです(__)
ニラさえあれば・・・
明日はいったいどうなるのでしょう?
とにかく明日晴れることを祈って早めに就寝したのでした。