ツアー&イベント レポート


ぼんの後立山連峰ソロ縦走 2013.8.14-16 1日目

ぼんのカレーは別腹です

 2013年 ぼんの盆休み。

P8140085

富士山ツアー、南アルプスツアーの皆さんとは残念ながら日程が合わず・・・

ソロでの北アルプス遠征を計画、実行してまいりました。

 

 

 

8月13日、18時の仕事終わりで長野へ直行!

長い長い運転10時間・・・

こまめに休憩したり踊ったりしながら、朝4時頃にようやく現地につけまつけました。

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今回、目指したのは「後立山連峰」といわれる山域。

標高こそ3000mには及ばないものの、北アルプスらしいダイナミックな縦走が楽しめるエリアです。

 

 

 

白馬八方をスタートして扇沢に下山するまで、歩行コースの全長は約24km。 決して楽なコースではありません。

日本3大キレット(=稜線が切れ落ちた難所)にも数えられる、八峰キレットを通過する難コース。

全行程、テント泊装備16kg超を担いで・・・

通常2泊3日なのですが、わたくしのメタボディでは厳しい登山になることうけあいだったため、

無理のない3泊4日での計画としました。 実際は、計画通りにはなりませんでしたが・・・。

 

 

<以下、当初計画概要>

1日目 白馬八方(30分・リフト)八方池山荘(1時間)八方池(2時間30分)唐松岳頂上山荘(往復35分)唐松岳

唐松岳頂上山荘(テント泊)  歩行時間 4時間5分

2日目 唐松岳頂上山荘(2時間30分)五竜山荘(1時間)五竜岳(2時間30分)口ノ沢のコル(1時間30分)

キレット小屋(小屋泊)  歩行時間 7時間30分

3日目 キレット小屋(2時間30分)鹿島槍ヶ岳北峰(25分)南峰(40分)布引山(50分)

冷池山荘(テント泊)  歩行時間 4時間25分

4日目 冷池山荘(10分)冷乗越(1時間30分)爺ヶ岳(40分)種池山荘(1時間50分)ケルン(55分)爺ヶ岳登山口(15分)

扇沢  歩行時間 5時間20分

無題

※この半月ほど前、偶然にも2泊3日で全く同じルートを踏破したマメンバー、ゆーさん。

登山にあたっては、いろいろと事前情報を教えていただきました。

たいへん助かりました。 ありがとうございました。 → ゆーさんのブログ

 

 

 

 

八方第3駐車場(無料)に車をとめ、1時間ほど仮眠。

仮眠といっても興奮して落ち着かないので、少し意識が遠のいたかな? という程度。

分かってはいましたが、かなり疲れが残る状態でのスタートになってしまいました。。

 

 

しかし14日、朝起きたら天気は最高! テンション上がります!!

登山相談所に計画書を提出し、ゴンドラリフト「アダム」に乗り込んだら・・・もう引き返せない。

6:37 天上の世界へいざ出発だ!

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これから24km歩くのか… なんだかムシャブルイがするぜ。

 

 

 

ゴンドラから見える景色には心が踊ります。 ひゃっほー!

あれに見えるは、白馬鑓ヶ岳のピークかな? ひゃっほー!

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アルペンクワッドリフト乗車口では・・・

宙吊り白馬がお出迎え・・・

P8140030

・・・なんてシュールなw

なんだか、先行きに若干不安を覚えましたが・・・(笑)

続くグラートクワッドリフトも乗り継いで、

 

 

 

7:03 リフト終点、冬はスキー場のレストハウスにもなる八方池山荘に到着しました。

すでに標高1800m、大山山頂より高い場所にいます。

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いよいよここから、八方尾根の登りがスタートします。 

 

 

 

ここから先は・・・ まるでスイスアルプスに来たような。

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これぞ、空中散歩。

最初から飛ばすと後々しんどくなるので、

荷物の重みをずっしりと肩に感じながら、ゆっくりゆっくり登っていく。

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少々登れば、眼下に広がる大展望。 ひゃっほー!

全顔面のニヤニヤがとまりません~。

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連なる山々・・・

手前から五竜岳(ごりゅうだけ・2814m)鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ・2889m)爺ヶ岳(じいがたけ・2670m)

コレ、あっちまで全部歩くのです。  あ、コレfacebookにアップしとこーっと。

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身の引き締まる思いです。 

 

 

 

最初の小ピーク、八方山(はっぽうやま・1974m)

このあたりはハイキング気分で歩けるコースで、サンダル履きの家族連れなんかも多かったです。

P8140060

 

 

 

前方に迫ってきた岩峰群。 あれが難ルートとして有名な、不帰ノ嶮(かえらずのけん)

不帰キレットとも呼ばれ、槍~穂高間の大キレット、今回挑戦する八峰キレットと肩を並べる3大キレット(切戸)の一つです。

名前聞くだけでも恐ろしいですが、アレにもいずれは挑戦せねばなりますまいの・・・。

P8140068

 

 

 

おおっ、彼がウワサの八方ケルン君ですか。(右の人は無関係ね)

こんにちはー、いい天気ですねぇ。

P8140070 ( ̄Д ̄ )…

そ・・・そんな唖然とした顔しなくても。

 

 

 

さてせっかくなので、八方池方面にも寄り道してみます。

P8140074

 

 

 

これが大正解でした! 

ほとんど風もなく、水面にくっきりと逆さ白馬を見ることができたのです! ラッキー!

(写真中央左から、白馬鑓ヶ岳杓子岳白馬岳。) 

これは、美しい・・・

P8140085

ひとみさんの透き通るような瞳には、遠く及ばないけれど・・・(10ポイント)

 

 

 

 

さあ、ここからは登山者たちの領域となります。

P8140089

 

 

 

時々通過する樹林帯で束の間の涼を感じながら、

寝不足の体に鞭打って登ります・・・。

P8140092

 

 

 

本当に気持ちいい空間です。

冬はこのあたりからバックカントリー楽しむのかな? 数年もしたら挑戦できるだろうか。。

P8140093

 

 

 

ニッコウキスゲが群生してる箇所もありました。

夏の花もたくさん咲いてましたが、全部撮ってちゃなかなか進めなくなるので、今回は少なめっす・・・(^^;)

P8140095

 

 

 

さらに登る。 荷物が重い・・・軽量化が足りなかったか。 

気温もあがり、しんどくなってきました・・・ やっぱり暑いのは苦手だ~

P8140098

 

 

 

なんて思ってると、大きな雪渓が! 冷ゃっほー!

このヒンヤリ扇雪渓では、だいぶのんびりしてしまいました~。(ちなみにこの雪渓上を歩くわけではない)

P8140100

 

 

 

丸山ケルンまで登ってくると、白馬の山々もデカイです。 それにしても、空の色の青いこと!

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ここは写真をみると怖そうに見えるけど、実際はそこまで高度感はありません。

ほんとに良く整備された、歩きやすい登山道です。

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山腹をトラバースしていくと、ようやく山荘の赤い建物が見えました!

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そして山荘手前・・・ あれはもしや!

そうです、懐かしき剱・立山連峰だ!!

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いやー嬉しいな。 コレ見れただけでも、もう帰っていいやと思ってしまった・・・(笑)

 

 

 

10:42 唐松岳頂上山荘着。 早いですがテント張っちゃおう!

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ででーん! いいとこに張れました。

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なんせ、このロケーションです。 すごいでしょ?

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さて、少しだけまったりしたら唐松岳まで空身でピストンしましょう。

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白馬方面の絶景。

青空もいいですが、雲のある風景も美しいですね。

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南に目をやると、明日越える予定の五竜岳。 来てみろ、と言わんばかりの堂々たる体躯。 

左手の稜線をたどって、山頂を目指すわけです。

通過する五竜山荘も目視確認できたし、ここでしっかりと地形を頭に焼きつけることができました。

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とりまー、五竜をバックに記念写真。

唐松岳(からまつだけ・2696m)無事登頂! サイコーだ!!!

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撮ってもらったオッチャンと、剱トークに花が咲きました。 オッチャンかぁ~(笑) 

 

 

 

さーて、我が家(テント)に帰りましょうか!

ちなみに唐松は、小屋の下斜面にジグザクについてる登山道上にテントサイトが点在してます。

遅れれば遅れるほど下に張ることになる・・・まさに早いもの勝ちのサバイバルテント場なのです。

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そして小屋への帰り際に見つけました、コマクサーーー!! 

相変わらず可憐な花です。 高山植物の女王、見れてよかった!

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ちょっとだけ至福のお昼寝をしたら、

無印の重た~いカレーをぺろり。

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やっぱつくづくカレーLOVEですわ、鳥取県民。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕景の剱。

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気がつけばテント数が定員の倍以上・・・ 早く来といて良かったー

 

 

 

 

一人の贅沢な時間を楽しみつつも、

みんなどうしてるかなーと気になってしまう。

ちょっとだけ、寂しいぼんなのでした。 笑

 

 

 

 

 

 

 

 

ZZZ…

 

 

 

 

 

 

 

 

2日目につづきます。

 

 

 

 

“ぼんの後立山連峰ソロ縦走 2013.8.14-16 1日目” への2件のフィードバック

  1. Dandy より:

    後立山連峰って 魅力的ところだね!   
    ぼん君についていきたかったけど 日程が合わなくて…    
    テント泊もしたことないので練習しなくちゃいけないね 16kg腰がもつかなぁ~

  2. ぼん より:

    >>ダンディさん
    The・山脈を歩いてます! って感じで面白かったです。
    テン泊装備はやっぱり終盤がキツかった・・・
    もう少ししっかりしたザックが必要だな、と感じた次第です。
    いずれアルプス山行ご一緒しましょう!

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