2014.6.14-15 四国祭り2014 ⑤弩阿呆大地に立つ!!の巻
四国祭り2日目。
すがすがしい朝を迎えたキャンプ場。
今日からは弩阿呆班と並阿呆班に分かれての練り歩きになる。
弩阿呆班は石鎚山の西、堂ヶ森から登るロングコース。
なので5:00にはここを出発し、登山口まで移動しなければならない。
弩阿呆班のロト、隊長の2名は早々にテントを撤収し駐車場へと歩いていく。
なぜか付いてくるボルト。
並阿呆班の彼も早くおきて準備運動でもするのかな。感心感心。
宿舎駐車場に着くと宿舎泊弩阿呆班のみっしゃんが待っていた。
これで弩阿呆班3名が揃った。
ここから車で梅ヶ市登山口まで移動する。
ドライバーのかねちゃんを待つ弩阿呆班3名と傍らに立つボルト。
ボルト「キャンプ場に忘れ物したので取ってきます。」
隊長「そう。いってらっしゃい。」
ザックを置いて立ち去るボルトと入れ違いにかねちゃん車がやってきた。
ボルトの荷物は邪魔だから隅にどけておこう。
なんでこんな所に置いていったのか・・よく分からないやつだ。
車に乗り込む弩阿呆班3名。
では登山口へ出発だ。
天気もいいし、良い山旅になりそうだ。
ここからかねちゃん運転で梅ヶ市登山口まで移動する。
梅ヶ市登山口到着。
ここから堂ヶ森までの標高差は約900m、距離4km、3時間だそうだ。
12時に石鎚山頂で並阿呆班&序の阿呆班と合流予定なのであまりのんびりしてはいられない。
準備を整え、さっそく出発と思ったら祭りの頭屋が裸足でいくと言い出した。
隊長「クツがないな。」
ロト「あんなの飾りです! 偉い人にはそれが分からんのですよ! 1年かけて鍛えた俺の足の裏の耐久性を今こそ見せてやる!!」
隊長「なるほど。では見せてもらおうか、弩阿呆男の足の裏の性能とやらを!」
みっしゃん「大丈夫、あなたなら出来るわ。」
ロト「ロト、行きまーす!!」
勢いよく登山を開始する弩阿呆班3名。
見送るドライバーかねちゃんは驚愕した。
「裸足で・・・裸足で出撃か!? なんということだ! あの弩阿呆男はクマ並みの足を持っているのか!? あ、あれが弩阿呆班なのか!!」
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湿った登山道に残されるおじさんの足あと。
これが山奥、いや山頂まで続くとなると後から見た人はどう思うのだろうか。
まさにUMAである。
道なりに進んでいくとしだいに地面は土、落ち葉、木の根、石ころと歩きにくくなってきた。
ロト「尖ったものに当たらなければどうという事はない。」
急斜面を登っていくと、やがて視界が開けてきた。
そろそろ尾根に出たようだ。
登山道の前方にフンが落ちていた。
みっしゃん「ロト聞こえて? 3歩目で踏んで! よろし?」
フンを確認するロト。
ロト「ま、間違いない… ヤツだ… ヤツが来たんだ!」
潔く踏むのかと思いきや、指示を無視してあっさり避けて通るロト。
みっしゃん「あなた・・どうして踏まないのかしら?」
ロト「素足で踏むなんて・・クツとは違うのだよ、クツとは!」
みっしゃん「それでも男ですか!軟弱もの!!」
隊長「なにやってんの!」
バシッバシッっとほほを2度ひっぱたかれたロト。
ロト「殴ったね! 2度もぶった!親父にも殴られたこと無いのに!」
隊長「殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」
フンを踏まなかったおかげで2人にこっぴどく怒られたロト。
弩阿呆班は遊びではないのだ。よーく覚えておくがよい。
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樹林帯を抜け、尾根に出ると前方に堂ヶ森の姿がはっきり見えた。
山頂まではまだ2km以上ある。
保井野ルートとの合流点。山頂まで700m。
見通しはよい。
ザ・四国って感じの山並みが続いている。
笹原を快適に進んでいくと堂ヶ森の肩に到着した。
肩には出たが山頂がどこだかよくわからない。
ロト「多分あっちだね」
指示を鵜呑みに進む隊長。
しかし道は下っていく。この道は山頂へと続く道ではない。
隊長「ロト!はかったな!ロトォ!!」
ロト「戦いとはいつも2手3手先を考えておこなうものだ!!」
隊長「何を言うか!弩阿呆班の独裁を目論む男が、何を言うのか!」
ロトに向っていく隊長。
しかしひらりとかわされた。
「俺を踏み台にした!?」
ついでにデジカメを破壊された隊長。
「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ。」
だが隊長にはもうライフが残っていなかった。
「見事だな! しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ! その裸足の性能のおかげだということを忘れるな!」
無益な戦いの後、停戦協定を結び再び歩き出した弩阿呆班一行。
反対側には反射板がある。
あれが山頂だろうか。
行ってみよう。
「あ、あれは・・」
「見えるぞ…私にも三角点が見える!」
8:37、堂ヶ森(1689m) 山頂到着。
隊長「この風!この肌触りこそ山頂よ!」
ロト「では写真を撮っておこう」
山頂写真をヤットサーっと撮り、早々に堂ヶ森を後にする。
先はまだまだ長いのだ。
次のピークは目の前にある鞍瀬ノ頭。
進む石鎚方向はガスっている。
隊長 「あえて言おう、ガスであると!」
ドラマチックに前進する弩阿呆班、
君は、生き延びる事ができるか・・
分かる人にしか分からない今回の展開、
この先もこの調子で続くのか、
やめたほうがいいんじゃないのかと思いつつ次回へつづく。
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<参加者 >
弩阿呆班
ぼん
ロト
隊長
2014 年 8 月 28 日
さらに出来るようになったな隊長!