2016.7.24 長谷川沢歩記【雲南市大東町】 その2
暑い夏だからこそ、できる遊びがある。
暑いのは勘弁してほしいが、暑ければ暑いほど楽しい遊びがある。
それが沢登りほど敷居の高くない、沢歩きだ。
前回に引き続き、長谷川の遡行をレッツコンティニュー!
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安らぎスポットで激しい戦いを展開したキタロウとマサト。
それをはらはらしながら見守ったマメンバーもジワジワ暑くなってきた。
靴ごときで争うのはやめよう。進もう、そして涼もう。
しばらく進むと風景が一変する。水はにごり行く手を草木が覆う。
「なんだかジャングル探検でもしてる感じですねえ。」
しばらくジャングル風地帯を進むとゴウゴウと激しい音が聞こえてきた。
どうやら仙人滝に到着したようだ。
するとチャンが「おれ、ここピョンピョンっていける気がする。」などと言い出した。
「そんなマリオみたいなアクションできるわけないでしょ。」とほっしー。
チャンは不敵にニヤリと笑うとそのまま三歩あとずさった。
そして気合十分掛け声とともに、すごい勢いで滝に突っ込んだではないか!
「ファイットォォォーーーーー!」
「いっぱあああああああつッ!!!!」
あまりにも華麗な、そして大胆な身のこなし。
口にこそしなかったが、そこに居合わせた誰もがこう思ったさ。
「チャン、ほれてまうやろうーーーーー!」
滝を越えてしばらく歩くと不意にサラダが立ち止まる。
「どうしたサラダ?」
サラダはヤスに両手を突き出し言った。
「ヤスさん。今夜はカニサラダっすわ。」
具材探しに常に余念のないサラダ。まさにその名に恥じぬ男である。
数々の伝説的なサラダを生み出してきたこの男にとって
この沢は無限の食材の宝庫というべきか。
そしてしばらく進むとまたもサラダは歩みを止めた。
「どうしたサラダ?」
振り向いたサラダは胸に黒々としたものを抱えていた。
「ヤスさん、やっぱハンザキサラダっすわ。」
「いやいやいやいや、サラダ、それはいかん。こえちゃあならん一線だわ。」
「たしかに。うまそうではないですもんね。」といいながら優しく水中へ逃がすサラダ。
食に対する情熱は人一倍だが、分別わきまえた男でもある。
サラダ、ほれてまうやろ。
そして一行はそのあといくつかの滝を越え、
徐々に水量が細くなっていく川をぐいぐい歩き、
世間の多くじゃ猛暑日を記録したなんてことを忘れるほどに
涼やかな日曜日の午後を満喫しましたとさ。
おしまい。
☆参加者☆
マサト
ヤス
チャン
サラダ
キタロウ
ほっしー
ロト
★おまけ★
かみくの郷にはヤギがいてめっぽうかわいいやつです。
蔓系の草が好物だぞ!
2016 年 7 月 29 日