ツアー&イベント レポート


2010.9.06 大山 ユートピアコース

活動記録

「おはようございます。大山寺到着。」

車を停めて携帯を見ると届いたメールにそう書いてありました。

時刻はまだ7:19。その頃はまだ集合場所へ向かう途中。

早くもケンケンは大山に到着しています。

僕らはまだ遠く70kmも離れた出雲にいました。

8


今回の登山は鳥取県の大山。

富士山、立山、御嶽山とともに日本四名山のひとつに挙げられる名峰。

20

大山には夏山登山道などルートがいろんなありますが、

今回はすばらしい眺めが楽しめて起伏に富むユートピアコースを選びました。

隊長は残念ながら欠席。

隊長に代わって我らがはら店長の肝いりで企画された今回の登山は、

誰よりも大山を愛してやまない熱い熱い気持ちが込められています。


2

先行くケンケンの背中を追うようにしてたどりついた大山寺の駐車場。

いつも遅刻してばかりの僕らは定刻より少し速く着きました。

同時に湯の川を出発したはずなのにマッキーはすでに到着済み。

すごく高速ぶっとばしたのか、先に到着してました。さすが♪

当日ここではSEA TO SUMMIT ってイベントが行われていました。

24


今回は史上最多の17人の参加。そのうち6名が初参加。

久しぶりに会うメンバー、いつも来ているメンバーが混ざって

とっても楽しくなりそうな予感がしていました。

ひさしぶりに参加のモニやんは小麦色。アスリート然としててかっこイイ♪

25


そんな矢先にケンケンからユートピア小屋へ到着したと電話がありました!

携帯を片手に空を見上げると山頂は白く覆われています。

名実とも雲の上の人となったケンケンを目指して歩きはじめます。


9:50先発隊14名ははら店長を筆頭にゆっくり進んでいきます。

そして登山届を提出、遅れて到着予定の新入部員の富士さんの到着を待って

10:15残り3人のアッキーナ富士さん職人がスタートです。

25分も出遅れましたが、なんとか追いつこうとペースを速めます。

3

しょっぱなから結構バテ気味な職人。涼しい顔で進んでいく2人。

遅れて歩く職人を気遣うアッキーナはとっても優しい。

富士さんはさっきまで夜通し勤務だったとのこと。大変お疲れさまでした。

その表情に疲れは見えず、むしろ富士山を踏破した男の覇気があります。

4


酷暑と呼ばれ各地で最高気温を記録する2010年の夏。

9月に入ってもまだ暑さが続くここ数日ですが、この大山は

ほどよく冷たい空気が流れ、一早く秋の訪れを感じさせます。

6

10:45下宝珠越分岐到着した後、すぐに先を歩くはら店長つぼJr

先発隊に追いつきました。

35

Yさんと同じく富士山を登り切った猛者なのが体験入部のHさん

さすがHYY小隊WithH出身の津山の元気印♪

こぼれる笑顔を見ると元気が沸いてきます。なんとか登り切れそうです!


5

いつものようにステッキを両手に歩くランディ

しかし立ち止まるとおもむろにステッキを片付けます。

もうステッキはいらない…」

いつも以上にしなやかな肢体が岩場をも軽々乗り越えていきます。

36


立山の山頂で手に入れた杖を片手にどんな局面も乗り越えていくのが

新入部員のホリえもん。難なく岩場でもロープが張ってある崖でも歩いていきます。


斐川から合流の新入部員のみっしゃんも元気な様子で、

軽々と進んでいかれます。湯の川でなにかあったのかな。

26

みーこさん、その帽子どうしたんですか?さっきモンベルで入手したとのこと。

帽子の色、落ち着いた茶色はまさに秋の色。

7

11:45中宝珠越分岐到着。

DSCF3439

少し休憩を取ります。誰もが喉の渇きを潤します。そんな中、

ゆっくり草むらへ向かったのが初参加のだんちゃん

タバコに火をつけます。まめ登山部では希少なスモーカーです。


31

12:02またケンケンからのメール。目的地の避難小屋で寝てるとの報告。

29

山頂付近では風があるとのことでした。

19

岩場や崖ではどうしても歩くペースが落ちてきます。ひとりずつ通る区間もあります。

なので隊列の最後尾では数分間立ったまま待機することもありました。

そんな中すかさず弁当を取り出し直立したまま食べるアッキーナ

時計を見るともう12時すぎ。お昼ごはんの時間ですからね。お腹も減って当然です。

21

ときたま「はへぇ」って聞こえます。ため息と言うより鳴き声に近い。

30

この間に、三鈷峰を目指して血気盛んな数名が先発隊として走り去ります。

27
13:30 ユートピア避難小屋到着!ケンケンが出迎えてくれました。

三鈷峰でスイッチバックしてきたつぼjrらもここでダイヤ通りに合流。


到着して最初にしたのが写真撮影!恒例の集合写真です。

たまたま出会った笠岡からお越しのウラヤマシスさんに撮ってもらいました!

何枚も撮ってくれてありがとう!

10

休憩中も魔法の杖を離さないホリえもん。

かぁ先生がくれた冷凍みかん(おとりよせ)が冷たくておいしい!

さっき早弁してたアッキーナにとって待ちに待ったランチタイム。

32

少し離れてタバコをくゆらす初参加のマツバラ

成し遂げた後のタバコって本当においしいですよね。

33

ダイエットに成功された努力家のぼんさん。免許証を見せてもらい昔の顔写真を

見せてもらいましたが今のぼんさんとは完全に別人です。

11

ここで隊長からメールが!「いま大山モンベルで買い物中 アウトレットなかなかいいぞ」

僕らも早くがんばって下山してモンベルへ直行だぁ~

隊長のことだから、なんだかんだ行ってダッシュで小屋まで登ってきそう…

9

まったりとした空気でつつまれる穏やかな午後。

ケンケンだけは足早に歩き出します。めざすはさらに上。雲の上がゴールではありません。

23

14:02避難小屋出発。下山開始です。

100606 (15)

降りていく先に広がるのは緑広がるまばゆいばかりの壮大な風景。

「眺めきれいだね。ひとみさんほどじゃないけどね。」と店長。私も同感です。

12

14:36元谷との分岐点まで帰ってきました。登ってきた道を降りるのか、

砂滑りと呼ばれるちょっと困難と思われる元谷ルートを選ぶのか。

14

余裕のつぼJrはもちろん初参加のみなさん全員が元谷ルートを選びました。

13

自分の身体を滑らすように降りていく感触は格別です。

15

圧倒的な迫力で迫る巨岩。こんな風景が身近にあるなんて思いもしませんでした。

16

知らなかったものを知ること。その良さは登山にも当てはまりますね。


17


15:20下ってきたケンケンと合流。登るのも早いが降りるのも早い。

危険と思われた最高峰の剣が峰へ行ってきたと聞くとさらに驚き!

切り立った崖と吹き付ける風との戦いだったそうです。

18

15:50大神山神社へ帰還。みんなが安堵の表情。全員がそろうのを待ちます。

17:15全員無事に大山寺駐車場へ到着です。

37

当初は全員での目的地到達と下山は無理なんじゃないかと思われ、

やんさんをはじめ多くのみなさんにご心配をお掛けしました。

結果的には多くの幸運が重なり、無事に終えることができました。

今回大山登山に参加頂いた方、そして参加しなくても人知れず

気をもんでいただいた方に感謝します。ありがとうございました。


100627 (36)

温泉は岸本。そしてシメのラーメンは米子市内にて。


お店に入って座ると、15秒しか経ってないのにラーメンが運ばれてきました。

まだ誰も注文してないのに…

ラーメンのお椀でできたペンダントの下でラーメンをすすりながら

長い長い一日は終わっていきます。

1



e383abe383bce383881

〈体験入部〉

津山のHさん(new)

 

〈参加者〉

みっしゃん(new)

ホリえもん(new)

マツバラ(new)

だんちゃん(new)

富士さん(new)

はら店長

モニやん

みーこさん

マッキー

かぁ先生

ぼんさん

つぼJr

アッキーナ

ランディ

ウッチー

職人

 

〈独走〉

ケンケン

 

〈モンベル〉

隊長

 

〈写真撮影協力〉

ウラヤマシスさん

 

“2010.9.06 大山 ユートピアコース” への13件のフィードバック

  1. 隊長 より:

    みなさんお疲れ様でした。
    モンベルでアイテムを吟味した結果
    サンダルだけ買って帰りましたわ・・。

  2. ケンケン より:

    ユートピアからの素晴らしい展望をみんなで見れて良かったです。胃がキリキリする緊張の中、前日の禁酒のおかげもあり、剣ヶ峰に無事に登頂出来ました。噂以上の危険な道で、安易な考えでの登頂は絶対辞めた方が良いです。隊長、やんさんなら目隠しで登頂出来ると思いますが…(笑)

  3. はら店長 より:

     ユートピアコースを登った皆さん、お疲れ様でした。
     今回の企画、慣れない自分が責任者を務め、職人には補佐してもらい、皆さんには、いろいろと協力していただいたので、無事登山が出来ました。ありがとうございました。
     ※雨が降らなかったのがなによりです。

  4. やん より:

    皆さんおつかれさまでした
    モンベルへは初日の朝9時に行って参りました
    楽しい登山で羨ましいばかりです
    私は相変わらず山を歩いております
    山は楽しく 安全第一で 怖い気持ちを忘れずに

  5. かぁ先生 より:

    皆さん、今回も介護登山ありがとうございました。
    もしかしたら途中で単独下山したほうがいいかな・・・なんて
    思ったけど、やさしい若者たちの後押しで、
    なんとか目の黒いうちは、と思いがんばりましたぁっ!
    しかし、はら店長さんが、私よりも5歳年下ということには
    ものすんごくショックです。

  6. ウラヤマシス より:

    たまたま訪問させていただきました! 
    大山リベンジしたいと思い、ネット検索していたら、同じ日に登山して、写真も見たことあるなぁ、と思ったら・・・!!!
    ユートピア小屋で写真撮影させていただいた者です~。
    登山サークル、ウラヤマシスです!!!!!
    私は、岡山県南部の笠岡市という、広島県境に生息しているのですが、同郷人だったら、サークル入部させていただきたいくらいです~(涙)
    あの日、私達は1636mピーク手前で時間オーバーで下山しましたが、その道中、小砂すべりで、御メンバーさんの『ケンケンさん』と遭遇しましたよ、こちらの写真に後ろ姿が写っております(笑)
    比婆山縦走もされたのですね~、大好きな山です♪
    ちなみに、先月に砂丘に行ったんですよ!しかも、目的は同じく、馬の背を登る!そして、くしくも同じ日に! お会いしてたかもです(笑)
    もし、岡山県南部か福山東南部(低い山しかないです・・・)に遠征の機会あれば、同行させてくださいっ!!!
    もしくは、支部作っていただきたいくらいです(笑)
    またどこかで遭遇できればいいですね♪
    皆さん、ケガや事故のないようにお互い山を楽しみましょう♪

  7. よっしー より:

    (ウラヤマシス)さま
    私は12年間岡山に住んでいましたよ~。3年前までいました。
    紛れもなく、”第二の故郷”です。
    今でもしょっちゅう岡山へは行っています。
    登山はこっちへ戻ってから始めたので、超超初心者ですが・・・。
    岡山の山歩きもしてみたいなぁ~と考えていたところです・・・。

  8. ケンケン より:

    ウラヤマシスさん(素晴らしいネームセンス、笑)…もしや、道を譲ってくれた美男美女の三人組の方々かな?あの時ありがとう。
    笠岡市は2月に仕事の視察で伺いました~山と海に囲まれた素敵な街でした。

    都合があえば合同登山したいですね。

  9. しょくにん より:

    >>ウラヤマシスさん
    その節は写真何枚もとっていただいてありがとうございました!
    砂丘でもニアミスなんてスゴイですね!
    ぜひホームページをチェックしていただいて、
    また「遭遇」できればいいですね!
    岡山方面で合同で登りたいですね。

  10. はら店長 より:

     ウラヤマシスさん、コメントありがとうございます。
     ユートピア山小屋の時は、食事中、写真撮影をお願いし、快く写真撮影を何枚もしていただきまして、ありがとうございました。
     下山後、大神山神社でも一緒になりましたね。
     鳥取砂丘でも同じ日に行っていたなんて、偶然ですね・・・16時頃、馬の背に居たら見かけています。
     機会があえばいっしょに登山ができれば、喜びます。・・・岡山支部、遠征もいいな!親睦も兼ねて・・・?どちらかというと登山よりそっちが得意です。
      

  11. ウラヤマシス より:

    粋なエンドロールとコメントありがとうございます! 
    なぜか、名前が『ウラヤマシス』となっていますが、その命名いただきます!パクッ!(笑)

    『よっしーさん』・・・12年間岡山県民人ですか!
    ぼっけぇ~、うれしーがぁ! しょっちゅう岡山まで帰りょーるん?
    岡山の大元駅付近にモンベルがオープンしたらしぃ~で。遠ゆ~て、よう行かれんけど(涙)・・・・・ベタな岡山弁です(笑)

    『ケンケンさん』・・・私以外は美男美女でしたが(笑)、そう!あの時です!剣ヶ峰まで踏破なんてウラヤマシスです! 今回天狗ヶ峰まで行きたかったんですが、時間オーバー(泣)リベンジしに、三鈷峰と天狗ヶ峰まで行きたいですが、同行者がおりません・・・(泣)三鈷峰は手前のピークまで行ったんですが、どう行けばいいかわからないのと、他の二人がついて来てくれなかったので踏破できてません(泣)あの日あの時間、好天で山頂の稜線クッキリだったので、さぞ、展望良かったでしょうね~。

    『しょくにんさん』・・・砂丘にはバスツアーで行ったので、そんなに時間がなく、海まで行けませんでしたが、あの日は風もすごかったですね~。
    砂丘からも大山見えましたよ♪
    運転が苦手でソロでは遠出ができないので、岡山「県南部」方面で遠征があれば是非是非!!!

    『はら店長さん』・・・私達を小屋で撮っていただいたお方ですかね?
    メンバーさんからの貴重なおやつまでいただいてありがとうございます!
    その節は、「NYからセスナで来た」という虚言(ギャクね♪)お許しを(笑)
    砂丘には15:30にはリフトに乗ってバスまで戻りました。やっぱり個人的に行って、砂丘1周(笑)して夕暮れまで長居したかったです~。
    親睦も兼ねて・・・? ←←← 1に登山、2にハイキング、3にトレッキングでしょう(笑) 私、ドMなんで、ふふふ・・・(笑)

    「山陰」が最近大好きです♪まめ登山部さんは日本海、私は瀬戸内海を見て育ちました。瀬戸内海は多島美でおだやかな海です、是非、笠岡諸島の山々に遠征に来てくださ~い!!!

  12. ケンケン より:

    登山魂溢れる方ですね♪
    三鈷峰リベンジは大丈夫だと思います。でもこのルートで、不安感を少しでも感じたら天狗ヶ峰は自粛をした方が良いかと…。それだけ崩落も激しく危険なコースです…女性の方(プロさん除外)にはオススメしません。

  13. ウラヤマシス より:

    ケンケンさんへ
    ご回答ありがとうございます!
    う~む、天狗ヶ峰は厳しいようですか(汗)
    前にユートピア登った時、小屋で他のグループの女性に聞いたら、天狗ヶ峰~剣ヶ峰までは道は狭いけどしっかりしていて、逆に天狗ヶ峰までの方が不安定で怖かった、とのこと。
    う~む、まずは安全第一なので、好奇心にセーブかけなくては・・・(笑)

コメントを残す

« »

Copyright © 2024 まめ登山部All rights reserved.
Back to Top ↑