北アルプス縦走1日目 (2010年8月25日) 折立~薬師沢小屋
花のシーズンは少し過ぎていますが、静かな山歩きを楽しみたくて8月末に北アルプスを縦走しました。
メンバーは叔父夫婦とその登山仲間のSさんと私の4人。
朝5時に家まで迎えに来てもらい、両親を置き去りにして(だってコース的に無理なんだもの・・・)出発です。
[googlemap lat=”36.42867211813355″ lng=”137.54642486572266″ width=”300px” height=”150px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]36.428672,137.546425[/googlemap]
渋滞もなく、富山インターまでは順調。しかし、この後落とし穴が・・・。
折立の登山口に続く有峰林道が落石のために年内通行止め。
数日前に同じコースを歩いた人からその話は聞いていたので、指示通り別の林道を使ったのですが、これが予想以上に長い長い・・・30km弱の林道(しかもクネクネ)って地獄です。
おかげで30分以上ロスしました。
そして車に酔いました(ゲロ・・・)。
そんなこんなで予定より1時間ほど遅れて10時20分、折立の登山口を出発です。
ここから三角点までは樹林帯の中を歩くのでほとんど風がありません。
ただ黙々と、登り続けるのみです。
登り初めて50分ほどすると、このような絵が現れます。
多分アラレちゃん。
全然似てないのに、アラレちゃんだって判るのはキャラクターがすばらしいからだと思います。
さて、黙々と登り続けること1時間20分、三角点到着です。
晴れていると槍ヶ岳とか見えるんだけど、今日は無理みたいです。
さて、ここからは登りが少し緩やかになり、所々木道も出てきます。
太郎平に近づくにつれて少しずつ晴れてきました。
薬師岳です(今回は登りません)。
こうして見るとそんなに大きく見えませんが、雲ノ平から見るとかなり立派な山です。
14時丁度、太郎平小屋に到着(写っているのは無関係のパーティーの人です)。
太郎平から雲ノ平方面を見るとこうなります。
わかりにくいかもしれませんが、真ん中の台地状になっているのが雲ノ平、左の山が水晶岳(だと思います)。
黒部五郎岳はガスがかかっていて見えませんでした。
ここからは、薬師沢小屋までほとんど下りです。
頑張って登ったのにまた下るのは凄く悲しい・・・おまけに下った分だけ明日は登り返さなければなりません。
朝イチで、雲ノ平まで450mほとんど直登で登り返し。素敵な話です。
花の季節は終わったと思っていましたが、それでもまだ頑張って咲いている花がたくさんありました。
トリカブト
実は種類がたくさんあるらしいです(でもそこまで調べる気は無い)。
イブキトラノオ
ウメバチソウ
注)私の花に関する知識はものすごくおおざっぱです。間違えていても許してほしいです。
小屋の近くに広がるカベッケ原。カッパが住んでいるとかいないとか・・・。
ちなみにうちの叔母は昨年この少し先の何にも無い所で足を捻って骨折しました。
しかも、翌日他の人に荷物を持ってもらい、ストックを松葉杖代わりに折立の登山口まで自力で戻ったそうです。
いろんな意味で凄いと思いました。
要するに今回の北アルプス縦走は叔父夫婦のリベンジな訳です。
さて、薬師沢小屋。
川のすぐ脇に立っているので水が豊富です。
玄関前には流しっぱなしの水でビールやジュースが冷やしてあります!
夕飯はこんな感じ。まぁ、普通?
ところでこの小屋、川のすぐ脇という立地条件のせいか傾いています。
自分の平衡感覚がおかしくなったのかと思ってしまいますが、すべて小屋のせいです。
雲ノ平山荘も今年新装オープンしたし、高天原温泉の小屋も改修工事を始めていました。
ここも数年のうちに建て替えになるかもしれません。
この傾きを体験したい方は早めに行った方がいいかも・・・。
2010 年 9 月 20 日
あのアラレちゃんに会いにいきたくなりました。
視界のほとんどない道を黙々と登っていい加減飽きたところで、突然お迎えしてくれます。
いい感じで力が抜けます。
しかし、冬の間もそこにあるのか、それとも一旦撤去しているのか、とても疑問です。
そしてなぜアラレちゃんなのか・・・。