ツアー&イベント レポート


三瓶山夏遠征対策トレーニング! 2018.07.14

活動記録

「・・・暑いわ!!」

 

 

ただ集まって顔を合わせただけなのに、

まだ歩いてもいないというのに、

すでに汗が滴り落ちるという現実。

その現実を見て見ぬふりをして

空元気をフル回転して

挑んでみよう、西の原からの三瓶山を!!

 

西の原からまずは扇沢を詰めていく。

今回のテーマはトレーニングなので

各自思い思いに重い荷物を背負っている。

「・・・足りないな。」

と登山道に転がる石を追加する変態もいたが、

無風快晴高温注意報という好条件の中での登山。

扇沢の登りは徐々に参加者の体力を奪っていった。

 

扇沢を登りきり縦走路に出る頃には

持ってきた水分で足りるだろうかというぐらい

だらだらと汗が流れ落ち、

ペットボトルのコーヒーを飲む阿呆を除いては

疲労の色が隠せないでいた。

 

そこからは岩岩地帯の急登が始まる。

今回のコースの肝、仮想合戦尾根である。

そしてもちろん無風快晴高温注意報の好条件。

容赦なく参加者の体力は削られる。

それでも日射がなかったことは救いのタネであった。

扇沢からここまで、まともに太陽光は浴びていない。

 

しかし、樹林帯を抜けるとそこからは

容赦なく注ぐ梅雨明けギラギラのレイビーム天国。

ムシムシ感とギラギラ感のダブル攻撃は

ついに参加者の一人を熱中症一歩手前に追い込む。

 

あと標高100メートルほど上がれば山頂なのだが

それが実にしんどく辛く絶望的に長く感じる。

樹林帯を抜ければ風があるだろうと耐えてきたのに

見晴らしがよくなっただけで相変わらずの無風。

あとは気力で足を前へ前へと押し出すのみである。

 

登り始めて3時間半でようやく山頂小屋に到着。

そこで遅めの昼食をとり、

重荷をほぼ空荷にしたマメンバーズは、

あとは下りだけというのも相まって

軽い足取りで山頂に向かった。

 

が、そんな浮ついた気持ちはすぐに急転直下する。

なにしろ無風快晴高温注意報は続いているのだ。

日陰のない下りのガレ場は

降り注ぐ太陽光線を輻射熱という形で放出し

マメンバーズを足元から容赦なく痛めつける。

下りがこんない辛いと感じたことはここ久しくなく

西の原の草原にはいくつかの屍が転がったという。


はたしてこれが有益なトレーニングになったのか

はなはだ疑問ではあるが、

こんだけ辛い目には中々会えないという点で

得るものがあったのだと自分に言い聞かせたい。

 

おわり


☆参加者☆

あまぞん(NEW)

ライダー

ほっしー

ひとみさん

ロト

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