ツアー&イベント レポート


勇者とカメラマンの近場の旅 立久恵山の巻

隊長の自由帳

むかしむかし、まだ雪も降っていない頃のはなし。


島根県出雲市乙立町 立久恵山(312m)

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立久恵峡にそびえるこの山の山頂には魔物が潜んでいるという。

天気のいい午前中。夜勤明けの勇者ロトと共に調査に出かけた。

 

冒険の始まりは・・2006年7月の豪雨による洪水で壊滅した立久恵峡わかあゆの里キャンプ場

現在再開に向けて修復工事の真っ最中。

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工事現場の人にお願いして駐車場に馬車を止めた。

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奥に見える山がこれから目指す立久恵山だ。

事前のネット調査では、山頂までのルートについての情報は得られなかった。

今回も低山の十八番。踏み跡があるのかさえも分からない手探り冒険なのだ。

ちなみに今日の装備は・・

[勇者]

レベル33

<防具>

チェックのふく   防御力 8

長ズボン     防御力 5

かわのくつ     防御力 2

勇者の帽子   防御力 5

<武器>

おのれのこぶし     攻撃力 12

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夏季より袖、裾、ともに長く強化された服で登場だ。

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夏季の勇者

勇者も気温に応じてコスチュームを着こなしているのだ。

しかも今回はザック装備。中にはナイスなアイテムが入っているらしい。

相変わらず頼もしいぞ。

一方、

[カメラマン]

レベル4

<防具>

防寒着      防御力 6

ぬののズボン  防御力 2

かわのくつ     防御力 2

あせふきタオル  防御力 1

<武器>

でじたるかめら  攻撃力 1

こちらは防寒着が増えただけ。

写真は無いが、貧弱さは夏季とさほど変わらない。

しかしいつも通り、勇者の後に続けば大丈夫だろう。

 

よーし、出発だ。

まずは神戸川に架かるつり橋を渡り、隣の国に入る。

先頭はもちろん勇者ロト。後ろに続くはカメラマン

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やけに静かな国境だ。門番もいないとは。

簡単すぎるぜ・・。

つり橋を渡りきると、分岐点。

少し外れた場所に道標があった。

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なかなか分かりづらい道標だ。おそらくここから中国自然歩道を行けばいいはずだ。

こっちだな。

広い道をまっすぐ行く。

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しばらく進むと、飛光寺という寺があった。

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この寺の手前の川を登って行くようだ。

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なんだか道は荒れ模様。

脇には不動明王が並んでいる。あやしい。

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しかし勇者は怯まない。突撃開始だ。

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しかしすぐに道はなくなった。

「おかしい・・」

仕方なく引き返そとすると、突然水かさが増し、戻れなくなってしまった!!

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「ほーっほっほ!!」

不動明王の笑い声が響き渡る。

完全にトラップにはまってしまった。

いきなりのピンチ。

しかし勇者は冷静だ。すかさず今年最大のお気に入りアイテムiPhoneを取り出し脱出ルートを確認する。

「こっちだ!!」

早くもルートを見つけたようだ。

勇者の後に続いてヤブの中を登っていく。

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何とか危機を回避できた。さすが勇者(別名ヤブの低王)である。

さらに進むと青いバケツ発見。

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近づくといきなり襲ってきた。正体はミミックだ。

しかし勇者はおのれのこぶし一撃で撃破。

夜勤明け一発目から会心の一撃が出るとは!

今日の勇者はノリノリである。

 

川に沿って上へと進んでいくと、はっきりとした道が横切っていた。

この道が中国自然歩道のようだ。

最初から完全にアプローチを間違えていたわけだ。

「敵の術中にはまってしまったわ・・」

 

そして分岐点。

勇者はiPhoneとにらめっこ。

右へ進むべきとの判断を下した。

 

進んでいくと石垣が現れた。

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要塞のようだ。魔物が潜んでいるに違いない。

そろそろ強敵出現か?

 

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あやしさ満点だが魔物の姿は見当たらない。

「どういうことだ?」

おそらく勇者の戦闘力に魔物も恐れおののいているのだろう。

踏み跡をたどり、鞍部へと下る。

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目前に立久恵山が見えた。

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「あれだ!!」

「どれだ??」

凡人には良く分からないが、勇者には山頂がみえているようだ。

山頂からの展望は無さそうだ。ついでに道も無さそうだ。

低山の宿命、道なき道を突き進む。

そいやそいや!!

そーれそーれ!!

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そいや!!!

登り切ったようだ。

しかし山頂の目印は一切無い。

勇者はまたまたiPhoneを取り出し位置を確認する。

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ここから北へ少し進んだ辺りが山頂と判断し移動する。

この辺りにも魔物の姿は見当たらなかった。

「やはり恐れをなして逃げたか。」

しかしいつ戻ってくるか分からない。

勇者はおもむろに枝をくくり始めた。

そいやそいや!!

そーれそーれ!!

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そいやそいや!!

そーれそーれ!!

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そいや!!!

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魔物封じの像完成。

 

頭部のみだが 「模倣ではなくオリジナル」と強弁している某ガンダムを逆に模倣。

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勝るとも劣らない完成度である。

「これで魔物たちも居なくなるだろう」

またしても勇者によって平和が取り戻されたのだ。

よかったよかった。

 

下山は中国自然歩道を歩く。

ちゃんと道標もあったのだ。

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やがて民家横に下山。

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・・ここが入口だとは勇者でも気付かないぞ。

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立久恵峡にそびえる立久恵山

地域の平和は今もガンダムが守っているはすだ!!

2010.12.23

~不定期開催 勇者とカメラマンの近場の旅 つづく~

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