出雲北山集中調査 1日目
出雲平野北部にある出雲北山。
旅伏山、鼻高山辺りはいろいろ歩いたが出雲大社の近くにある弥山周辺は未踏のルートが多い。
そこで集中的に歩いてみることにした。
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1日目。まずは南稜から山頂へ上がるコースを歩いてみよう。
選んだのは河原谷コース。(未だに製作途中のまめナビには載せてないコースです。まだ未踏ルートが沢山あるのです・・。)
このコース、前出雲市長滑落事故があったコースとしてマニアの間では有名なのだ。
どれほどの危険が待っているのだろうか・・。
車をいつものみせん広場駐車場に止め、R431を徒歩で東に移動する。
菱谷西という集落から河原谷という谷へ入って行く。
角には「御山神社登山口」と書いてある杭があった。
御山神社とは山頂にある神社のことのらしい。
道路をテクテク歩いていくと、
登山口発見。
鹿避けネットをめくり登山道へ入る。
よいしょっと。
道なりに進んでいくと滝にでた。バリ滝というのだそうだ。
ここで沢を渡り、いつもの赤テープを頼りに急斜面を登っていく。
この赤テープ、おそらくズモキタ・インディーズこと天空人さんの仕業で間違いないだろう。
いつもながら素晴らしいテープの張りっぷり!!
まさにテープ職人。お見事です。
倒木の多い荒れた道を進む。
道と言ってもしっかりした登山道というわけではなく、なんとなーく踏み後かな・・?って所を赤テープ頼りに登るだけ。
正直どこを見ても道といえば道だし、そうではないと言えばそうではないような・・。
はっきり言って赤テープがなきゃルートは分かりません。
倒木をかわしながらひたすら登ると、
やがて下界が見えてきた。
まだこの高度か・・半分も登ってないな。
先を急ごう。
前方を見ると・・
あれ? ここで赤テープがなくなっる!? 頼りの綱ロスト!!
しまった・・どこかでコースを間違えたようだ。
ショック・・。
しかし戻るのも面倒だ。このまま斜面を登ってしまおう。
この山はとにかく登れば必ず縦走路に出るので迷うことはないのだ。これが出雲北山のいいところ。
という訳でここから直登!
わっせわっせと登っていく。
20分ほど登ると再び麗しの赤テープと遭遇。
お懐かしゅうございます。
しかしどこでルートをはぐれたのか。
少しだけ赤テープに沿って下ってみよう。
そして大体のコースを推測する。
なるほど・・よー分からんわ。
そして再び山頂を目指し登る。
やがてみせん広場コースと合流。
ここから山頂までは通ったことあるので安心だ。
へいへいと登っていき、ようやく視界が開けてきた。
山頂に到着だ。
登山口からここまで1時間9分。途中迷ったりしたので、普通に上がれば1時間ってところだろうな。
よーし、早速下ろう。
今回は登頂が目的ではないのだ。
下りはここから縦走路を西の猪目峠方向へと進み、途中の分岐点からみせん広場へ下りる薬師谷コースを歩いてみよう。
なのでまずは稜線鞍部へ下るのだ。
ロープが張ってある急な斜面をそいやそいやと下り、
稜線を進む。
杭があるがこれはスルー。目指す分岐はまだ先だ。
やがて目的の分岐点に到着。
木には道標が張り付けてあった。
ここから南へ進路を変える。
緩やかに下っていくこのコース。歩きやすくて快適だ。
景色もいいぞ!
なかなかいいコース。今まで知らなかった事が悔やまれるぜ・・。
山道も分かりやすいぞ。
調子よく下っていくと、たくさんの石垣が現れた。
屋敷跡なのだそうだ。なんの屋敷かは知らないけど。
ここを過ぎると川の音が聞こえてくる。下界は近い。
川に沿って歩いていくと、
「山林紀念碑」があった。(記じゃなくて紀なんだね・・)
さらに下ると、
みせん広場コースとの分岐点に到着。
なるほど、こうなっていたのか。
歩いてみるもんだ。
無事駐車場に帰ってきて今日の調査は終了。
なかなか面白いコースでした。
明日は日本海側(北稜)から登ってみようかな。
2011.11.10.
登りで歩いた河原谷コースは荒れていて一般登山者向けではないような気がします。どちらかというとマニア向け。
下りで歩いた薬師谷コースは歩きやすく、上部では展望もありお勧めです。
縦走路に出てからの稜線歩きは楽だが、山頂付近の傾斜はキツイっす。
明日の集中調査 2日目につづく
2011 年 12 月 10 日
隊長殿、お久しぶりでございます。には俳優ロト殿とも連絡がつき、弥山の登山道もそろそろ地形図にてお知らせしようと思っておりました(笑)。この度歩かれた菱根からの御山神社参道コースは、かなり由緒のある道筋です。歩かれた道筋を拝見しますと、河原谷張滝(がーらだんばりだき)から西側の尾根に到達後少し登られたあたりから正規の道筋と違うルートを歩かれたようです。ポイントは地籍調査が行われた、プラの赤杭を注意深く見逃さない事です。大社町地区のズモキタの行政認定道つまり赤道(あかみち)には必ず打ち付けてあります。いくら赤道とはいえ、荒れてくると歩きやすい場所に道ができる(人、鹿により)のでなかなか正規のルートを認識するには取材、調査、勘(笑)、忍耐が必要かも知れません。この参道かいわいの歩ける道筋には全て赤テーピング済みですので、どれがどれなのか迷われたのだと推測します。分岐は必ず二重に巻いてあり、大概やがて合流しています。今後菱根からの正規ルートに目印する予定です。この参道は日が暮れても歩ける(私は慣れているので)道筋であっという間に女ヶ平の村界石標にて子安寺奥からの道に合流します。よく考えられてつけられた道筋で、凄い傾斜地を急登することなく歩くことができます。ちなみに前出雲市長が滑落されたのは子安寺からの大曲付近でしたので謹んで訂正致します(取材情報そのものがガセでした)。弥山にはこの他に由緒ある往時の生活道が沢山ありますが、地理院は空中写真にて道筋を確認したりもするので、森林内の道筋が見えず、結果的に削除してしまう場合が非常に多いと感じます。隊長殿、俳優ロト殿をはじめ、まめ登山部様には是非この出雲大社の奥の院でもある名峰、弥山の登山道を復活(実際は消えておらず、情報が発信されていないだけ)させる協力を要請します。
天空人様いつも情報ありがとうございます。
勘と忍耐だけで歩いているので、おっしゃる通りなかなか正規のルートが私には分かりませんでした(笑)
まだまだこの辺り歩いてみようと思ってますので今後ともご指導よろしくお願いします。
事故現場、ガセでしたか・・(爆)